神戸北野町、トアロードとパールストリートがクロスするところに、イスラム教の回教寺院があります。
建物は昭和10年の竣工。チェコ人の建築家であるヤン・ヨセフ・スワガーによる設計です。
もう70年以上の歴史を刻んでいるワケです。
神戸に居を構えたトルコ人やタタール人、インド人といった貿易商たちが日本国内での礼拝を望んで出資、ここに日本で2番目のモスクが誕生したというワケです。
繊細なエントランスの装飾や玉ねぎ型の大きなドームに眼が移りがちですが、このモスクには頑強な地下室が備えられているほか、建築構造も頑丈に出来ており神戸の大空襲や阪神淡路大震災でも一切の被災がなかったのだとか。
神戸ムスリムモスク(回教寺院):神戸市中央区中山手通2丁目25-14
阪急・阪神・JR・ポートライナー・地下鉄各線 三宮駅から徒歩10分。シティループバス 北野工房のまちが最寄の停留所です。