【ソウル２９日聯合】財政経済部の崔鍾球（チェ・ジョング）国際金融局長は２９日の定例会見で、韓国が国際通貨基金（ＩＭＦ）のドル通貨スワップを利用するという一部の報道について、「われわれが申し入れたことも、ＩＭＦから提案されたこともない」と述べた。

　ＩＭＦは最近、国際金融危機で一時的にドル流動性不足の現象が起こっている新興国を手助けするため、短期流動性支援としてドルとの通貨スワップ窓口を開設する案を話し合っており、早ければ２９日（韓国時間）に理事会で決定する予定だ。

　崔局長は、ＩＭＦの通貨スワップの趣旨は知っているが、これはどこかの国を対象に提議されたようなものではないとした。ただ、これまでのＩＭＦの金融支援にはさまざまな履行条件が付けられていたが、通貨スワップはマクロ経済と関連する点が異なると述べた。