今日のとくまる:甘酢しょう油
10月24日(金)放送
これさえあれば 甘酢しょう油
今日の主役は、ちょっと一品欲しい時の副菜から、ボリュームたっぷりのごちそうおかずまで、 なんでも作れちゃう魔法のアイテム『万能甘酢しょう油』。一度知ったらあなたも虜。味に自信ありの実力派調味料なんです。
この甘酢しょう油、はなまるでおなじみの料理の達人主婦・食の冒険家:長岡美津恵さんもフル活用しています。
(料理の達人主婦・食の冒険家:長岡美津恵さん)
「私はいろんなレシピを考えてノートに書き留めているんですが、特にこの甘酢しょう油は使い勝手もよくとっても役立っています。」
この万能甘酢しょう油があれば料理の手間も楽々!達人主婦だけでなく、料理の専門家もご推薦です。
(料理研究家:浜内千波さん)
「この万能甘酢しょう油、旨みがたっぷりなので、これさえあればだし要らず調味料いらずで、お料理が作れますわ!」
さらにこの味、プロの料理人も太鼓判!
(中国四川料理 天悠:嶋典雄さん)
「この万能甘酢しょう油さえあれば、家庭でも簡単に本格中華が楽しめます。」
ということで、今日のとくまるは、奥様の料理作りを支えるこれさえあればシリーズ。絶品レシピを続々と生み出すその味の源は? 夢のような使い勝手の万能甘酢しょう油。これさえあれば奥様のキッチンライフがまたまた劇的に変わること間違いなしですよ!!
今までのこれさえあればシリーズ、塩そぼろ、しょう油豚、ゆで鶏などもありましたよね。いずれも大人気でした。
今日ご紹介するのは、万能甘酢しょう油。今までは、食材にひと手間かけて、常備しておきましょうということでしたが、 今回は調味料の新しいものの提案になるんです。
- 甘酢しょう油のいいところ!
- ・超簡単!混ぜるだけ!
- ・旨みたっぷり!だし要らず!
- ・失敗なし!これ1つで味が決まる!
- ・ミラクル!本格料理も楽々!
甘酢しょう油 基本使い
基本の甘酢しょう油の作り方を、料理の達人主婦・食の冒険家の長岡さんに伺いましょう。
(料理の達人主婦・食の冒険家:長岡美津恵さん)
「材料は、お砂糖と酢とめんつゆ(2倍濃縮)なんですね。」
めんつゆにはおいしいだしも含まれているので、これを使えば旨みたっぷりにできるんです。
そして、甘酢しょう油の一番のポイントは、3つの材料を合わせる比率。
「どんなお料理にも合う黄金比というものがあって、めんつゆが大さじ5、砂糖が大さじ2、 そして酢が大さじ2です。めんつゆの旨み、砂糖の甘み、お酢の酸味、バランスがとてもいいので、 いろんなお料理に合うんですよ。」
<材料>
- めんつゆ(2倍濃縮)・・・大さじ5
- 砂糖・・・大さじ2
- 酢・・・大さじ2
- ※めんつゆ3倍濃縮の場合は、大さじ4。
※ストレートタイプは塩分が薄く長期保存に適さないため、 作り置きには2倍濃縮または3倍濃縮をお使いください。
- 合わせて、混ぜるだけ。分量は、めんつゆ 5:砂糖 2:酢 2。
多めに作って、ストックしておくと良い。2週間程度、冷蔵庫で保存可能。
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まずは基本の簡単使いから。
甘酢しょう油をかけるだけで、旨みたっぷりのおひたし。甘酸っぱさが食欲をそそるだけでなく、
「塩分も少なくて、お酢の酸味もまろやかなので、小さいお子さんから年配の方まで楽しんでいただけると思います。」
<材料>
- ゆでたホウレンソウ・・・適量
- 甘酢しょう油・・・適量
- 刻み海苔・・・適量
- 茹でて食べやすい大きさに切ったホウレンソウに甘酢しょう油をかけるだけ。
トッピングにお好みで刻み海苔をかけて完成。
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甘酢しょう油は、ギョーザのタレに使ってもさっぱりとしていけるんですよ。
甘酢しょう油にほんの少しのゴマ油を加えて、ドレッシングとしても使えます。
<材料>
- 甘酢しょう油・・・大さじ8
- ゴマ油・・・大さじ1
- 合わせて、混ぜるだけ。
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<材料>
- ゆでタコ・・・100g
- ワカメ・・・100g
- キュウリ・・・1本
- 塩・・・少々
- 【味付け(甘酢しょう油ドレッシング)】
- 甘酢しょう油・・・大さじ8
- ゴマ油・・・大さじ1
- キュウリを薄く輪切りにし、塩をふって軽くもみ、1分ほど置きしんなりさせる。 この時、にじみ出た水分は捨てる。
- 薄切りにしたゆでタコ、食べやすい大きさに切ったワカメと1.をあわせ、甘酢しょう油ドレッシングをからめて完成。
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旨みたっぷりの甘酢しょう油は、いろんな料理をおいしくしちゃうんです。
「次は浅漬けを作ります。」
味のベースができている甘酢しょう油なら漬け物だって超簡単。
<材料>
- キュウリ・・・1/2本
- カブ・・・2個
- ミョウガ・・・3個
- 塩・・・小さじ1/2
- 甘酢しょう油・・・大さじ8
- キュウリは乱切り、カブ・ミョウガはくし切りにし、塩をふって軽くもみ、1分程置きしんなりさせる。 この時、にじみ出た水分は捨てる。
ポリ袋に、1.の野菜と甘酢しょう油を入れて封をし、そのまま冷蔵庫で1〜2時間漬け、完成。
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サケとキノコをソテーして、甘酢しょう油ドレッシングをかけるだけ。お酢の効果で具材はやわらか、 さっぱり味でご飯も進みます。
甘酢しょう油でだし要らず料理
教えて下さったのは、料理研究家の浜内千波さんです。
(料理研究家:浜内千波さん)
「オススメは、甘酢しょう油を煮物に使っちゃいますね。この甘酢しょう油の中には、
めんつゆのおだしが入ってますでしょ。だから煮物にはだし要らず、そして調味料も入っていますからね、
とても重宝しますね!」
甘酢しょう油があればごちそう料理も楽チンなんです。
<材料>(2人分)
- シメジ・・・1/2パック
- 豚こま肉・・・60g
- 万能ネギ・・・適量
- 卵・・・2個
- 甘酢しょう油・・・大さじ5
- ご飯・・・2膳分
- フライパンに甘酢しょう油、シメジを入れ、中火にかける。
- 甘酢しょう油が煮立ったところへ、豚こま肉を入れる。
肉に色がついてきたら溶き卵を、真ん中と周りの2度に分けて流し入れ、あまりいじらないようにする。- ひと煮立ちしたら、2〜3cmに切った万能ネギをちらす。
ふたをして火を止め、30秒〜1分ほど蒸らして、ご飯にのせれば完成。
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「続いては、鶏手羽先とニンジンを煮込んでいきたいと思いますよ。骨付きにしているのも甘酢しょう油のお酢は、 お肉を柔らかくしたり、(骨などの)カルシウムの吸収を良くしてくれるんです。そういった意味でも甘酢しょう油はいい仕事をしてますね。」
<材料>(4人分)
- 鶏手羽先・・・8本
- ニンジン・・・大1本
- 甘酢しょう油・・・150cc
- 水・・・150cc
鶏手羽先は、骨と骨の間に包丁を入れるようにして切り、
沸騰させた熱湯に、火を止めた状態で、鶏手羽を入れさっと洗う。
鍋に鶏手羽先を入れ、皮付きのまま1cm程度に輪切りにしたニンジン、甘酢しょう油・水(1:1の割合)を入れ、 強火にかける。- ひと煮立ちしたら、中火でときどき動かしながら15分ほど煮込み、汁気がなくなれば、完成。
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- 万能甘酢しょう油の黄金比
- めんつゆ(2倍濃縮) : 砂糖 : 酢
= 大さじ5 : 大さじ2 : 大さじ2
甘酢しょう油で中華おかず
中華の世界では、クラゲの前菜やチキンのタレなど、出番も多い甘酢ですが、今回は中華料理に欠かせないあれを作っちゃいましょう!
★中国四川料理 天悠
(中国四川料理 天悠:嶋典雄さん)
「この甘酢しょう油さえあれば、甘酢あんかけもできます!味のベースがしっかりしていますので、
この甘酢しょう油にお水と片栗粉、それだけで甘酢あんになります。」
甘酢しょう油で作る万能甘酢あん。ここにも黄金比があるんです。
「甘酢しょう油が8、お水が2、片栗粉が1です。」
そして、甘酢しょう油と水と片栗粉は、あらかじめ混ぜてしまうんです。
「そうするとダマにならない。失敗しないです。」
まずは、この甘酢あんを使って、定番の天津飯を作りましょう。
<材料>(2人分)
- 卵・・・3個
- カニ缶・・・1/2個
- 万能ネギ(みじん)・・・大さじ2
- 塩・コショウ・・・少々
- ご飯・・・2膳分
- 【甘酢あん】
- 甘酢しょう油・・・大さじ8
- 水・・・大さじ2
- 片栗粉・・・大さじ1
- あらかじめ、味付け調味料を合わせておく。分量は、甘酢しょう油 8:水 2:片栗粉 1。
- 卵に、塩・コショウ・カニ缶・万能ネギ(みじん)を加え溶く。
フライパンに油(大2)をしき強火にかけ、温まったところへ2.を流し入れ、軽くかき混ぜながら焼いていく。- 卵に少し火が通りまとまってきたら、中火に落とし2分焼く。
- 2分経ったら、平皿に一度移し、裏返しにフライパンに戻し、裏面も2分焼く。
- ご飯にのせる。
<甘酢ダレ>
フライパンを強火で温め、あらかじめ合わせておいた調味液を沈殿した片栗粉を溶かしながら入れ、 とろみがついたら、6.にかけて完成。
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甘酢あんにさらなるアイテムをプラスすると、あの名物メニューが!
「ケチャップを加えまして、酢豚です。」
調味料の配分さえ覚えれば、酢豚だって簡単なんです。
<材料>(4人分)
- 豚肩ロース・・・200g
- ピーマン・・・2個
- シイタケ・・・2枚
- 塩・コショウ・・・各少々
- 片栗粉・・・大さじ2
- 【甘酢あん】
- 甘酢しょう油・・・大さじ8
- 水・・・大さじ2
- 片栗粉・・・大さじ1
- ケチャップ・・・大さじ2
あらかじめ、味付け調味料を合わせておく。分量は甘酢しょう油 8:水 2:片栗粉 1:ケチャップ 2。- 豚肩ロースに、塩・コショウをし、片栗粉をまぶしておく。(カリッと仕上げるため)
- フライパンに油(大2)をしき強火にかけ、温まったところへスライスした豚肩ロースを両面カリッとかために焼いていく。
- 両面に焼き色がついたら弱火に落とし、くし切りにしたピーマンと薄切りにしたシイタケを加え、炒めていく。
ピーマンの色が変わり、シイタケがしんなりしてきたところで、強火にし、1.で合わせた調味液を加え、 全体にとろみがつき、味がなじんだら完成。
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「この酢豚のタレは、肉団子にからめてもおいしいです。」
さらなる本格中華も!
「甘酢あんかけのたれにケチャップとトウバンジャンを加えると、エビチリが出来上がり^$9!#!W
エビチリソースの黄金比は、基本の甘酢あんに対して、ケチャップが1、トウバンジャンが1です。
<材料>(4人分)
- むきエビ・・・16尾
- 長ネギ(みじん)・・・大さじ2
- 塩・コショウ・・・各少々
- 片栗粉・・・大さじ2
- 【エビチリソース】
- 甘酢しょう油・・・大さじ8
- 水・・・大さじ2
- 片栗粉・・・大さじ1
- ケチャップ・・・大さじ1
- トウバンジャン・・・大さじ1
- あらかじめ、トウバンジャン以外の味付け調味料を合わせておく。
分量は甘酢しょう油 8:水 2:片栗粉 1:ケチャップ 1:トウバンジャン 1。
(※トウバンジャンは後で加えるので、この段階ではあわせないでおく。) - むきエビに、塩・コショウをし、片栗粉をまぶしておく。
フライパンにまんべんなく油(大2)をしき強火にかけ、エビを並べて焼いていく。- 片面に焼き色がついたら、中火にし、裏返していく。
両面に焼き色がついたら、強火にし、トウバンジャンを加え炒め、あらかじめ合わせておいた調味液を加える。
ネギを加え、全体にとろみがつき、味がなじんだら完成。
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- 万能甘酢あんの黄金比
- 基本の甘酢あん・・・甘酢しょう油(大8) 水(大2) 片栗粉(大1)
- 酢豚あん・・・基本の甘酢あん + ケチャップ(大2)
- エビチリソース・・・基本の甘酢あん + ケチャップ(大1)・ トウバンジャン(大1)
お問い合わせ
〜今回お伺いしたお店・人物〜
◆料理の達人主婦・食の冒険家:長岡美津恵さん
◆料理研究家:浜内千波さん
◆中国四川料理 天悠:嶋典雄さん
【お店】天悠
東京都目黒区鷹番3-18-18 ロフティ学芸大学1F
TEL 03-3760-5524
【営業時間】平日11:00〜14:30、17:00〜22:00
土曜日12:00〜22:00
日曜・祝日12:00〜22:00