麻生太郎首相は28日夜、金融機能強化法改正案の審議について、民主党からいい案が出れば「ぜひその案を採用してよろしいんじゃないでしょうか」と語った。ぶらさがり取材の詳報は以下の通り。
【金融機能強化法改正案】
−−金融機能強化法改正案が先ほど審議入りした。早期成立をと述べられていたが、改めてその意気込みを
「あー、これは今の日本の金融決済機能を含む、いわゆる金融の、対する安心感が、やっぱり与えるため、不安感を除去するため、これはものすごく大事な法案だと思っていますんで、ぜひこれは、早急にあげてもらいたい、と思っていますね」
【民主党の態度硬化】
−−民主党は徹底審議する方針だが
「あの、徹底審議していただいて、早急にいい案を出していただける、いい案ならば、ぜひその案を採用してよろしいんじゃないでしょうかね。こういう案がもっといい案がでてくるんだったら、ぜんぜん。いい案であれば。私どもとしては、早急に成案を得るというのが、大事なことだと思っていますけれども」
−−民主党が、解散を先送りするのであれば、と方針を転換してきているが、そのことについては?
「解散?解散とこの金融なんとか強化のための法案というのは、私どもとしてはぜんぜん、関連性を、全然、あの、なに、それと関連のある話とは思いませんけれどね」
−−民主党がそういっていることに対して
「さあ、私ども、前からずっと同じことしか言っておりませんから、ね。政局より政策。それが答えです。もう、ずっとこのひと月、同じことしかいっていないと思うんですけど。何回聞いても同じことしかいいませんから。それしか、それだけです(笑)」
【追加経済対策】
−−30日…
「30日?」
−−今月末に追加の経済対策をまとめてそこで会見をされるという話が出ていますが
「そうですね。きちんとした対策をまとめる予定、ちゃんとしたものにしてこないと、なんとなく、あっちゃこっちゃあっちゃこっちゃ、小さなものになってきちんとした方針が。やっぱり政府としてきちんとした景気対策、生活対策、金融対策ってものを出したというイメージになるようなものにしないといかん、ということだけは言ってありますが」
−−そのあとの会見で、解散を含めた政権運営について語るのではないかという話も
「(苦笑)すべて、すべて話はそこですか。金融経済対策をきちんと発表します」
【関連記事】
・
第2弾で「成田サミット」 首相なおも実現模索
・
煙幕?首相が解散準備を指示 先送りの流れ変わらず
・
株価最安値に首相「一喜一憂せず」 民主は一斉に政権批判
・
【金融危機】「苦肉の策」効果はいかほどに
・
【政論探求】ホテルのバーがなぜ悪い