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“ウソ中毒”に陥った韓国社会

 韓国社会でウソは多重的だ。両親は子供にいつもウソをつくなというが、大多数はウソが社会出世の一方法であることを認める。もちろん、ウソがばれないという条件からだ。

 SBSの「ニュース追跡」は29日午後11時5分に、「にせ物人生を生きる人々-ウソ中毒」を放送する。

 製作スタッフが見る韓国は“ウソ中毒”に陥った社会だ。「学歴偽造」と「経歴誇張」などを通して、自身を派手に包んだにせ物人生が増えて、公職者は既存ウソのために直面した危機を免れるために、また別のウソをならべる。

 あえて「詐欺」という単語に言及しなくても、ウソが究極的には犯罪につながるという前提下で、「ニュース追跡」チームは最近の代表的な2つの詐欺事件と、一般人対象実験を通して、人がなぜウソをつくようになって、それがいかなる過程を通して、犯罪につながるかを追跡したと説明する。

 最近、詐欺などの疑惑で拘束された忠南公州のある私立博物館長。彼は高麗青磁と朝鮮白磁、宝石原石など、展示品200点余りを珍品だと騙して、4年間入場料5億3000万ウォン余りをかき集めていたことが分かった。

 数多くの入場者がまったく疑いもなく、1万ウォンに近い入場料を出したのには、博物館に並んで掛けてある表彰状と有名韓医大卒業証書、海外博士学位証などが一役買った。

 小学校卒業が学歴の全てであった彼は、偽造した経歴を利用して、水脈・風水専門家として振る舞いながら、放送にも出演して、国内地方自治体と警察署などに招へい講演まで行った。

 ソウル大卒業生だと自身をだました後、学内オンラインコミュニティに恋愛談と結婚の話を相次いでアップして、大きな呼応を得て、ネチズンのIP追跡で首根っこが捕えられたある大学生の心境告白も公開される。

 彼は製作スタッフと通話で「初めには面白味で始めたことが、ますます実際と区分されなくなった」とし、「注目をあびたかったし、私を新しく包みたい欲望も大きかった」と話したと伝えられた。

韓国速報 08/10/29