校舎復旧費、少年に請求へ 中学放火事件で福岡市教委福岡市南区の市立曰佐中学校で5月に起きた放火事件で、市教育委員会は28日までに、校舎に火を付けたとして福岡県警に逮捕された少年3人に校舎の復旧費などを損害賠償請求することを決めた。同教委によると、自治体による未成年者への賠償請求はあまり例がないという。 市教委は「少年は16-17歳で善悪の判断がつく年齢だ。復旧には市民の税金を使っており請求は当然」としている。 請求額は、校舎の復旧費の一部3665万円に、焼失した備品代を加え4000万円以上となる見込み。請求の相手方に3人の保護者を加えることや、請求に応じない場合の訴訟も検討している。 同市は復旧費として9月議会で補正予算7495万円を計上。うち3830万円は市が加入する火災保険で支払われた。 県警の調べでは、3人は5月16日未明に校舎内に侵入。ガソリンをまいて火を付け職員室など約250平方メートルを燃やしたとされる。うち1人は同校の卒業生だった。
【共同通信】
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