これまでの経緯について
　受験裏ワザシリーズは、すべて私の持ち込み原稿であり、文英堂主導で企画発案されてきたものではありません。
　２年前、文英堂は「受験国語の裏ワザテクニック」の企画を私に報告してきましたが、 私はこれを、「他人の勝手な企画参入を認めない」として、拒否し、文英堂もこれを受け入れました。
（私は、将来的に、国語や社会の裏ワザシリーズについて、監修という形で発刊に関わるつもりでいます。）

にもかかわらず、文英堂は今年８月、「受験国語の読解テクニック」※を発刊。
　　　※竹中秀幸氏著。この抗議文は何ら竹中氏、あるいはその御著書の内容について、異議を唱えるものではありませんし、
　　　　それどころか、竹中氏の、発刊までこぎつけられたその努力と才能、熱意には敬意をはらっております。
　担当編集部部長は、私と同じように持ち込みされた原稿「国語の読解ナビゲーション」の題目を 　「受験国語の読解テクニック」に変更し、しかも「裏ワザシリーズ」に類似した 　デザインに仕上げました。(イラストを見ればお分かりのように、これが読者や書店の方々に、あたかもシリーズの新刊であると 　見誤らせる意図が伺えます。)

私の抗議に対し、担当編集部部長は、「裏ワザ」が題目にない、表紙も全く同じというわけではない、 　本文は国語なので、著作権を侵害していない、だから私に連絡を入れる必要もなかったと返答されました。
　しかし、一方では、私の次のような質問に対しこのように答えられました。
　　−もし、他社が同じ題目で出版したなら、どうするのか。
　　　　裁判では勝てないでしょうが、抗議はする。
　　−この表紙デザインなら、裏ワザシリーズの１冊だと見誤らせるねらいがあったのではないか
　　　　それは、なかったとは言い切れない。
　また、文英堂のＨＰには、はっきりとこの新刊について、
　　『大好評を博しております「裏ワザテクニック」シリーズの国語編とも言うべきものです。「裏ワザ」シリーズと併せまして、平台での紹介をお願いいたします。』と記載されています
　つまり、他社が出せば抗議する題目であり、かつ裏ワザシリーズの１冊として見誤るねらいでデザインを決定しておきながら、私には何の連絡も入れなかったということです。
　そして、発刊後は平気で「裏ワザテクニック」シリーズの国語編とうたっています。

これまで裏ワザシリーズは３０万部を超え、非力ながらも私は文英堂に尽力してきたつもりですし、今後も文英堂一筋で貢献しようと考えておりました。
　確かに裁判では勝てないのでしょうが、でもこれは人として、つまり「心」の問題です。
私が対抗できるのは、
　�@今後、シリーズの契約延長を行わない
　�A今後、新刊の契約を結ばない
（１２月発刊予定の「算数の裏ワザＷチェック問題集」で最後になります。） 　ことで、文英堂に抗議を続けていきます。
　読者の方々には、ご迷惑をおかけすることになるかもしれませんが、このような状況でありますのでご了承願います。

白フクロウを探してみてね。