Die Weblogtagesschau laut dem Kaetzchen

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想像力は必要だと痛感しますね (碧猫) 2006-12-27 12:01:26 あちらこちらで「キリスト教国でない日本なのだからクリスマスに死刑執行する事に特別の意義を見いだす必要がない」といったコメントを目にしますね。。。 そうはいっても、楽しいイベントとしてのクリスマスが日本に定着して久しいのに、そんな日に、執行を命じられた執行人の人たちが、まず、気の毒です。 どっかの漫画や映画じゃあるまいし、法務大臣が署名したら、死に神が命を奪う訳ではないのに。 ほんの小さい生き物相手でも物理的手段で命を奪うのは心情的にキツイもんです。なのに、自分と同じ種族で言葉による意思疎通のできる相手にそれをしなければならない仕事。それを、誰かにさせなければいけない制度を存続させる必要があるのだろうか、と、一度は疑問をもって考えてみた方が良いのではないかと。 執行された人たちは、昭和に確定した人もいれば、再審請求中の人もいたとか？　本当にこのニュースには凹みます。 という私も、ブロガーの皆さんの働きかけがなければ「死刑制度がある以上仕方ない」と思っていたクチなんですが。お恥ずかしい。 そういう私を決定的に死刑制度はやめるべきと思わせたのがこの記事でした。http://luxemburg.exblog.jp/4219915

確かに、なぜクリスマスに行ったのかは、疑問ですね。 (いわれひこ) 2006-12-27 15:11:28 　いつもお世話になります。 　なぜ、クリスマスか？わたしは死刑肯定、終身刑肯定しています。しかし、久しぶりの死刑執行に、こんな日を選ぶ必要はありませんね。 　意図的にクリスマスを選んだとしか思えません。その真意は？ 　安倍内閣は、恐怖政治を行おうとしているように、思えます。

「選ばれた人」は死刑にしなくて良いのか？ (kaetzchen) 2006-12-27 23:04:03 　碧猫さん，こにゃにゃちわ。同じ猫の kaetzchen です。 | あちらこちらで「キリスト教国でない日本なのだからクリスマスに死刑執行する事に特別の意義を見いだす必要がない」といったコメントを目にしますね。。。 　何だか，そういう屁理屈を振り回すバカが多いみたいね。日本が海外からどのように見られているのか，分かってるんかいな……。 | ほんの小さい生き物相手でも物理的手段で命を奪うのは心情的にキツイもんです。 　若い頃に「生物の死とは何ぞや」という論文(もちろん英文)を書いたことがあります。個体レベルだと「物理的に臓器などがばらばらに砕け散る」「化学的に臓器特に中枢神経系や循環器系が死んで，個体システム全体が動かなくなる」の，まぁ２パターンに分けられます。これが細胞レベル(ウイルスも含む)となると話が面倒で，遺伝子そのものを電磁波や放射線で破壊してタンパク合成系を動かなくさせるとか，面倒なことになるんですな。 　生き物，特にホ乳類というのは本川達雄『ゾウの時間　ネズミの時間 --サイズの生物学--』(1992, 中公新書)にあるように，心拍数に比例して寿命が決まっているようですな。また，時間(動物が感じている年齢・寿命)は体重の 1/4 乗に比例していることも分かっている。従って，細胞が分裂する回数も生まれつき決まっているのだけど，その常識をぶち破ったのがガン細胞なのだな。つまりガン細胞というのは「物理的・化学的方法でないと死なない細胞」と定義することもできるでしょう。 | それを、誰かにさせなければいけない制度を存続させる必要があるのだろうか、と、一度は疑問をもって考えてみた方が良いのではないかと。 　他のブログで，あたしはこのような疑問を投げかけました。フランス革命のように，王制から共和制へ移行する際，当時の政権担当者は犯罪者として当然死刑に処せられた。しかし，共和制へ移行した後，その死刑の残虐さを見た人々が，自分は死刑になりたくないと言いだし，死刑制度へ反対する人たちが生まれた……と。 　この疑問に対して，感情的な反発をする人がいました。それじゃお前は政権担当者は死刑にして良いのか，それは矛盾だと。いいえ，矛盾ではありません。政権担当者になるということは命を投げ出してでも民衆の命を守る責任者になることです。その「選ばれた人たち」が死刑になったり海外追放になったりするのは当然でしょうと。私の論理のどこに間違いがあるでしょうか(笑) 　逆に言いますと，わたしの疑問に反発した人たちは，実は「政権担当者」「選ばれた人たち」と自らを同一視する，一種の精神障害に陥っていると考えて良いのではないかと思います。同業者の方，どう思います？(笑)

恐怖政治のはじまり (kaetzchen) 2006-12-27 23:09:52 　いわれひこさん，いつもコメントをどうも。bull10 さんは他のブログでも同じことを書いては，私の権威を貶めているようです(笑)　ああいう知能の低い人は今後，相手にしたくないですね。 | 　なぜ、クリスマスか？わたしは死刑肯定、終身刑肯定しています。しかし、久しぶりの死刑執行に、こんな日を選ぶ必要はありませんね。 　私と反対の思想を持ついわれひこさんでも不思議に思うでしょ？ | 　安倍内閣は、恐怖政治を行おうとしているように、思えます。 　あ，やっと分かった？(笑)　治安維持法の冤罪控訴審をさせないようにして，気にくわない奴はどんどん右から左に「粛正する」のが目的です。彼はスターリンよりも気が短く，コンプレックスの塊の，キンタマの小さい男です。 ＃ もっとも，健康問題を抱えていますから，実際に裏で糸を引いているのは森や小泉やそのバックにいる東京一の暴力団でしょうね。案外，安倍が急死して国葬になってくれれば万歳というのが本音じゃないでしょうかねぇ(笑)＜ ギャングたち

にゃーお (碧猫) 2006-12-28 12:38:14 そういえば、この辺に猫さんは沢山いますが、イヌ（狗？）はいませんね。 象徴的？ > 政権担当者は死刑にして良いのか，それは矛盾だと。 >「選ばれた人たち」が死刑になったり海外追放になったりするのは当然 < ヤクザな稼業に就業している私としましては、人は人を殺してはいけない原則が、自分の心の平衡を保つための最低限であるとの結論を持っていますので、「海外永久追放」でお願いしたいところですが（人間以外を名乗っている場合は別かも）、、、「王（＝政治指導者）は贄であるからこそ尊敬される」ものでしょう。 >「政権担当者」「選ばれた人たち」と自らを同一視する < 同業者って誰だろう？（笑…狭義には微妙かも？） 同路線の現象だと思うのですが、前に華氏さんのところで教育改革がらみのエントリで、とある発言者が（ご本人の認識するところの）「普通」の愛国心を子どもに教えるぐらい何の問題があるのか、というような意見を述べていたので、ちょっかいを出してみたことがあります。貴殿の考える「普通」の愛国心の概念が政治指導者達と共有されていると何故疑いもなく信じられるのか、というような疑問を投げてみたのですが、全然通じませんでした。 　私の表現がそんなに分かり難かったかなー、どう表現すれば通じるかなと考えた物の、邪魔くさくなってとっとと降りてしまいましたが。 この辺の不思議への解にも通じるかと思って、独り言を言いたくなってみた訳ですけど。 専門家じゃないから理論から入れないと、実体験から入ってみると本題までが遠くて遠くて（笑）。 ところで、話がとびますけど。 1989/11/20国連総会採択され、1994に日本も批准し同年5/22に国内発効した「児童の権利に関する条約」の第37条a項後半には、「死刑又は釈放の可能性がない終身刑は、十八歳未満の者が行った犯罪について科さないこと」を締約国は確保する、なぁんて書いてあるんですよねぇ。 この前、死刑判決出しちゃいましたよねぇ、確か。 政府自ら批准した国際条約無視しちゃって、国際標準の人権意識押しのけてますよ。 それに加えて、クリスマス死刑執行なんて加わってしまったら「二流国ニッポン」「人権後進国ニッポン」って評価確定しちゃう訳なんですよねぇ。 国際的な評価を高めたいとかいう意見をはいているお偉いさんが一杯いるようなのに、虚しい。。。 ん、そういえば、現政権がごり押しした改正教育基本法第十五条には「宗教に関する寛容の態度、宗教に関する一般的な教養及び宗教の社会生活における地位は、教育上尊重されなければならない」ってありますね。自分たちが作った文書なんだけど、、、キリスト教の聖なる日の死刑執行、教育に悪そうですね。。。

王権＝死と再生の物語 (kaetzchen) 2006-12-28 15:47:25 　碧猫さん，にゃーお。 | そういえば、この辺に猫さんは沢山いますが、イヌ（狗？）はいませんね。 　政府のイヌなら，トラックバックにたくさん来てるよ。みんな削除だけど(笑) | 「海外永久追放」でお願いしたいところですが（人間以外を名乗っている場合は別かも）、、、「王（＝政治指導者）は贄であるからこそ尊敬される」ものでしょう。 　そういうこと。ちょっと文化人類学の話をすると，「王権」というのはいけにえであるゆえに，民衆に嫌われた「王」は「神の御前に焼き尽くす献げ物と和解の献げ物」(旧約聖書・歴代誌上 16.1) となる可能性もあるんですね。 　逆に言うと，国家が子供から成年になるためには必ず「通過儀礼」(rites de passage) が必要になります。この時，王子は王権の即位式を迎える訳ですけど，実はこれはそのまま子供たちの成年式にあたるのですね。その際には必ず何らかの試練を与えられ，試練に打ち勝てないと成年として認められないのですわ。つまり，自らいけにえになる覚悟ができないと，成年になれない，王権が与えられないということにも繋がります。(詳しくは英国の A.M.ホカートの "Kingship, Oxford, 1927" という古典をお読み下さい。日本語版はなかったと思う) 　結局，王権というのは隔離・死・試練・新しい名前の授与・現世復帰という一連の過程を経ないと得られない。そこに政治指導者の運命が待ち構えているんですよ。従って政治指導者は別格で，国家の罪を背負って自ら死を選ぶ(死刑になる)必要性があるのですな。(マンガだと例えば萩尾望都『11人いる！』小学館文庫) ＃ 何だか文化人類学の講義になってもた。(^^;)　王殺しの伝承なんかが典型例だけど，死と再生の物語を繰り返すことで，政権は委譲され，犯罪人は恩赦を受けたりする訳です。単純に刑法だけを持ち出して議論する人には，こういう視点を全く無視する無知な人が多いですね(笑) | 貴殿の考える「普通」の愛国心の概念が政治指導者達と共有されていると何故疑いもなく信じられるのか、というような疑問を投げてみたのですが、全然通じませんでした。 　そだよ。彼らは無意識に「愛国心」という言葉を弄んでいるから，実は自分自身が政治指導者たちというエライ人たち(つまり王権)と同一視しているという精神的に危ない状態だということに気付いてないんだな。(気付いてないから精神病だとも言える。気付いてたら神経症だもんね。believe というのはそういう危うい要素を持っているのだな) | この前、死刑判決出しちゃいましたよねぇ、確か。 | 政府自ら批准した国際条約無視しちゃって、国際標準の人権意識押しのけてますよ。 　だからぁ，この国の政治指導者って，言ってることとやってることがばらばらなのさ(笑)　こういうのは一種の統合失調症って診断してもええんでないかい。 | それに加えて、クリスマス死刑執行なんて加わってしまったら「二流国ニッポン」「人権後進国ニッポン」って評価確定しちゃう訳なんですよねぇ。 　すでに遅いよ(笑)　カトリックを中心として国民の半数以上がクリスチャンの韓国の新聞でも，さすがにこの Times の記事が引用されていた。呆れたって感じで。やっぱり日本は戦前から変わっていない，という感じでした。 | キリスト教の聖なる日の死刑執行、教育に悪そうですね。。。 　恐らく日曜の礼拝ではこの話題が取り上げられそうな気がする。阿部謹也さんの『刑吏の社会史』(1978, 中公新書)を再読してみようかねぇ。大学に入った年に出た本だけど，手許には初版と３版の２冊があったり。

安倍は頭悪くて危険 (奇兵隊) 2006-12-28 23:34:25 初めまして、奇兵隊と申します。 ＨＮでお分かりかもしれませんが、山口県人です。 安倍は山口でも人気がないと思いますよ。 山口のローカル番組では、「よいしょ」するから政治経済に興味のない人は、安倍首相の誕生を喜んでいるのでしょうが、政治をチェックしている人は蛇蝎の如く嫌っています。 勿論、私もそのひとりですし、下関市民からは特に、子飼いの江島（森永卓郎氏の同級生だそうです）共々嫌われていると思います。 私は死刑制度廃止には賛成しませんが、死刑判決を下す条件としては高いハードルを設けるべきだと思います。例えば殺人の証拠が状況証拠と自白だけとか、目撃者の証言と自白だけなど、物的証拠を伴わない事例は死刑判決を下せないようにすべきでしょう。 しかし、クリスマスの日に死刑執行を行わせるとは、何を考えているんだか。 私は、キリスト教の負の歴史（領主と教会の共謀による魔女狩りやイエズス会、ドミニコ会による外国のキリスト教を出しに使った植民地化）をある程度知っているので、クリスマスと言っても醒めていますが、やはり常識的に言ってこの日に死刑執行はないだろうと思います。 安倍は頭が悪すぎて批判に対しては強硬で応えている、非常に危ない宰相であると考えております。 やらせＴＭについて、報酬の一部返納で決着を図った事を批判されて、「金で済ますと言うのは失礼じゃないですか」などとキレていたが、私でも同じ事を言ったでしょう。教育基本法改定をたかだか四百万円くらいで買った言われても仕方がない。 しかし、教育基本法改定が四百万円って安いですな〜。 最後に、安倍の出自について、面白い情報ありがとうございます。

誤読？ (life is life) 2006-12-29 05:07:31 Timesの記事を普通に読めば「92年以来１４年間死刑をしてない」なんて解釈にはならないでしょう……　「2006年に刑を執行しない場合、刑を執行しなかった92年以来の年になる（つまり93〜05年には執行している）」と書かれていると思うんですが、、、　日本語のソースにも当たってください。朝日とか。

原文にあたったの？(笑) (kaetzchen) 2006-12-29 11:35:15 　life is life さん，あんた本当に高校卒業したの？ 　Times の記事をとりあえず全文引用しましょうか。 ------------------------------------------------------ Four hanged on Christmas Day TOKYO Four prisoners, including two men in their seventies, were hanged on Christmas Day as the Japanese Government ended a 15-month moratorium on the death penalty. The hangings were the first since September 2005, when a convicted murderer was executed. The death penalty is supported widely in Japan and analysts said that the Government wanted to carry out executions in 2006, which would have been the first year without hangings since 1992. The timing of the executions has been condemned by Christians, who makes up 1 per cent of the largely Shinto and Buddhist country. “It was such an insensitive act,” Makoto Suzuki, a Christian active in the anti-death penalty movement, said. “Christmas is the day to reaffirm humanity.” According to reports, the four were Yoshimitsu Akiyama, 77, and Yoshio Fujinami, 75, both convicted murderers; Hiroaki Hidaka, 44, a taxi driver from Hiroshima convicted of murdering four; and Michio Fukuoka, 64, who killed three people. (AFP) ------------------------------------------------------ 「that the Government wanted to carry out executions in 2006, which would have been the first year without hangings since 1992」のどこが「2006年に刑を執行しない場合、刑を執行しなかった92年以来の年になる（つまり93〜05年には執行している）」なんて意味になるのさ(笑)　きちんと中学の英文法から勉強し直しなさい。without の前に the first year がくっついてるんですよ。つまり「92年以来(since 1992) 執行がなかった (without hanging) 最初の年になるだろう (would have been the first year) です。この be は「〜になる」という意味ですね。中学の英文法で習いませんでしたか(笑) 　どっかのキチガイがあなたのような「解釈」を広めて「kaetzchen の英語力は……」なんて「誤読」を広めてるみたいだけど，あなたも見事に引っ掛かったクチですね(笑) 　それから外国語の文章を読む場合「解釈」は存在しません。「直訳」「意訳」のどちらかしか存在しない。私は単純に「意訳」しただけですけどね。「解釈」となると「直訳」の元の意味を歪めても構わないという意味になりますから，「解釈」という言葉を使った時点で，あなたには中学生レベルの英語力しかないということになります。 　それから，日本語のソースに当たる必要はありませんし，私にはそんな時間はありません。自分の仕事だけで手一杯なんで。とりあえず，TOEIC 890 の人間より。

政権担当者に責任が伴うのは当たり前 (kaetzchen) 2006-12-29 12:11:10 　奇兵隊さん，こんにちは。山口出身の方でもこうして忸怩たる思いをしている人がいると知って幸いです。 | 山口のローカル番組では、「よいしょ」するから政治経済に興味のない人は、安倍首相の誕生を喜んでいるのでしょうが、 　というか，おみやげ産業が喜んでるだけじゃないでしょうか(笑)　最近はノロウイルスのせいでフグ鍋も人気がないし。せいぜい，ミンククジラが柔らかくておいしいので売れてるくらいじゃないでしょうか。 ＃ だけど，クジラって，海中の生態系の頂点にいるから，当然肉に含まれるダイオキシン濃度も人間並みに高いんだよねぇ……(笑) | 政治をチェックしている人は蛇蝎の如く嫌っています。 　そりゃそうでしょ。地元暴力団を無視して，小倉の暴力団に仕事をやるような奴ですから。地元暴力団を中心とする土建業者から見たら面白くないに決まってる。中国地方の暴力団はだいたいバクトが発祥なんだけど，山口県内の萩を除く総ての10万規模都市にある公営ギャンブルは赤字続きで，益田競馬や美祢サーキットは結局潰れてしまった。(美祢サーキットは小郡の田中金属のバカ息子の趣味とも言われてますが(笑)) | 勿論、私もそのひとりですし、下関市民からは特に、子飼いの江島（森永卓郎氏の同級生だそうです）共々嫌われていると思います。 　最近は江島が卒業した下関西高からは，医学部・東大・京大がゼロだそうです。下関や宇部のお金持ちの子供は殆どが小倉の明治学園をお受験するんだとか(笑)　つまり受験の世界においても教育崩壊が起こってたり。宇部高とか山高とか徳高なんかも悲惨だそうです(防府高や萩高は最初から論外で，できる子はバスで山高へ通うとか)。 | 私は死刑制度廃止には賛成しませんが、死刑判決を下す条件としては高いハードルを設けるべきだと思います。例えば殺人の証拠が状況証拠と自白だけとか、目撃者の証言と自白だけなど、物的証拠を伴わない事例は死刑判決を下せないようにすべきでしょう。 　それだけでも十分に「死刑制度廃止」賛成の意志と認められますよ。(^o^)　私自身，政権担当者には死刑に値するだけの責任があると言い続けていますからね。 　つまり，死刑というのはそれだけ「重みのある刑罰」だということです。その辺は恐らく奇兵隊さんと意見が一致するんじゃないかな。こういう政治的な議論は「完全一致」を求めると内ゲバの原因になりますので，「ゆるやかな一致」で良いんじゃないかなと私は考えています。みんながみんな完全に同じ意見だったら，かえって気持ち悪いですからね(笑) | 私は、キリスト教の負の歴史（領主と教会の共謀による魔女狩りやイエズス会、ドミニコ会による外国のキリスト教を出しに使った植民地化）をある程度知っているので、クリスマスと言っても醒めていますが、やはり常識的に言ってこの日に死刑執行はないだろうと思います。 　私自身クリスチャンなので，この手の問題は昔から悩みの種でした。最初はやはり人体解剖でしたね。解剖の材料になって下さる人はほとんどが中年以上の何らかの病気を抱えた人なんですけど，果たしてこの人は生前に病気で亡くなられたのか，それとも死刑囚だったのか，考えながら作業を行ったことを今でも覚えています。ちなみに魔女裁判の歴史に関しては Kurt Baschwitz "Hexen und Hexenprozesse, Die Geschichte eines Massenwahns und seiner Bekaempfung" (1963, Deutscher Taschenbuch Verlag GmbH & Co. KG, Muenchen；和訳 川端・坂井訳『魔女と魔女裁判 --集団妄想の歴史--』(1970, 法政大学出版局)) がお薦め。西洋の拷問に関してはジョン=スウェイン(大場訳)『西洋拷問刑罰史』(1968, 雄山閣)が詳しいです。 | 安倍は頭が悪すぎて批判に対しては強硬で応えている、非常に危ない宰相であると考えております。 　あれは一種の「憑き物」なんですよ(笑)　日本民俗学の宗教の項目を学ばれてみて下さい。精神医学の専門書は一般の方には入手しにくいと思いますので。「すぐキレやすい」所なんか，まさにネットゴキの若者そっくりでしょ。つまり，ネットゴキの若者は安倍など政権担当者に自分を重ね合わせることで，自らのみじめな状況をマスターベーションしているに過ぎないんです。私個人はその程度にしか見てませんから，幾ら彼らが攻撃してこようと，あーまた患者が来たかくらいの認識しかありません。 | 最後に、安倍の出自について、面白い情報ありがとうございます。 　ちなみに，長門に漂着するまでは「阿倍」で，朝鮮人たちから漢字の意味を教わって，「安らかなれど」という意味で「安倍」に換えたんだそうです。奈良時代に大和朝廷に寝返ったアイヌ民族で有名なところだと大伴氏がいますね。大伴氏は手柄を立てて，中央貴族にまで出世してしまった。

朝日新聞の記事 (kaetzchen) 2006-12-29 13:42:55 お友達が教えてくれたけど，朝日新聞の記事は以下の所にあって，詳しい解説がしてありました。 http://blog.goo.ne.jp/yamamoto_co/e/5981e82a5be9c54257c7fe7cef3d218a 元の Times の記事の意訳じゃないけど，なるほどこういう裏もあったのね，と納得。私に攻撃をかけてくるヒマがあったら，このブログ主に攻撃したら？(笑)

こんばんは (早川健) 2006-12-29 16:32:31 こんばんは、早川健です。 この間はコメントに対する説明ありがとうございました。 クリスマスの日に死刑執行ですか。 やるにしてもせめて日にちをずらすべきではないかと自分も思います。 ところで一つ気になった点があるのですが、 ＞92年以来１４年間死刑をしてないから， とありましたが、いくつかのニュース等で確認したら、 一年半程前に死刑執行があった模様です。 また四人と言う人数の場合でも1998年頃にもあった覚えがあります。 矛盾してると思うのですが一体どういうことなのでしょうか？ 御手数かと思われますが返答の方お願いします。

死刑確定と死刑執行とは違います (kaetzchen) 2006-12-29 18:12:05 　早川健さん，お久しぶりです。先ほどは早川さんのコメントが前の方についていたので，改めて書き直しました。 | クリスマスの日に死刑執行ですか。 | やるにしてもせめて日にちをずらすべきではないかと自分も思います。 　でしょ，国際的常識がないと言われても仕方がないですよ。ましてや隣の韓国はキリスト教国ですからね。余計に反発を食らいます。 | とありましたが、いくつかのニュース等で確認したら、 | 一年半程前に死刑執行があった模様です。 　この件に関しては他のブログで詳しい説明がありますから，こちらを参照して下さい。 　http://blog.goo.ne.jp/yamamoto_co/e/5981e82a5be9c54257c7fe7cef3d218a | また四人と言う人数の場合でも1998年頃にもあった覚えがあります。 | 矛盾してると思うのですが一体どういうことなのでしょうか？ 　結局，死刑判決(死刑確定)にした人数と，実際に処理した(死刑執行した)人数という意味ですね。判り易いのが幼女殺人事件の宮崎被告でしょう。彼は執行でなくて確定ですよね。どうも「確定」と「執行」とを混同している人が多いようです。 ＃ だいたい，このブログに攻撃を仕掛けてくる連中は宮崎某と同じロリコンヲタク(笑)

ついでに…… (kaetzchen) 2006-12-29 19:04:43 追伸２で紹介した，ＢＢＣと Yahoo! Deutsch (dpa) と Der Spiegel の記事を以下に引用します。語学力のある方は読まれてみると宜しいかと……。 BBC : Four prisoners executed in Japan Four prisoners on death row in Japan have been hanged, the country's justice ministry has said. They are the country's first executions under Japan's new Prime Minister, Shinzo Abe. Japan, like the United States, is one of the world's few developed countries to exercise capital punishment. It has been reported that those hanged included a taxi driver convicted of four murders. The last hanging in Japan was in September 2005. The inmates have been identified as Yoshimitsu Akiyama, Yoshio Fujinami, Michio Fukuoka and Hiroaki Hidaka. Kyodo News and Jiji Press report that Hidaka, a taxi driver in Hiroshima, was convicted of murdering a girl and three women. Akiyama, 77, was said to be the oldest and had spent the longest time of the four on death row, having been sentenced in 1987, Kyodo added. International criticism Under former Justice Minister Seiken Sugiura, no execution orders were signed during his 11 months in office, because he said they went against his Buddhist beliefs. But he was replaced by Jinen Nagase three months ago, when Mr Abe took office. Japan has faced international criticism for giving inmates little notice that they will be executed, so as to prevent last-minute appeals. Amnesty International's Japan office has issued a statement condemning the executions. Critics have also noted that Japan conducts executions while parliament is in recess, allegedly to avoid debate on the topic. The last session of parliament ended on Tuesday. Yahoo! Deutsch : Japan vollstreckt erneut Todesstrafe Montag 25. Dezember 2006, 15:44 Uhr Tokio (dpa) - In Japan sind erstmals seit dem Amtsantritt von Ministerpraesident Shinzo Abe im vergangenen September wieder Todesurteile vollstreckt worden. Wie japanische Nachrichtenagenturen berichteten, wurden vier verurteilte Moerder hingerichtet. Damit haben sich die Befuerchtungen von Anwaelten und Gegnern der Todesstrafe bewahrheitet, dass die Regierung die gerade begonnenen Parlamentsferien wieder fuer Hinrichtungen nutzen wuerde. Zuletzt war vor 15 Monaten die Todesstrafe in Japan vollstreckt worden. Der Spiegel : Vier Maenner in Japan hingerichtet Erstmals seit mehr als einem Jahr sind in Japan wieder Todesurteile vollstreckt worden. Vier verurteilte Moerder wurden erhaengt. Gegner der Todesstrafe hatten zu Recht erwartet, dass die Regierung wieder die Parlamentsferien fuer Hinrichtungen nutzen wuerde. Tokio - Bei den Erhaengten handelt es sich nach Angaben japanischer Nachrichtenagenturen um vier Maenner, darunter ein 77- und ein 75-Jaehriger. Die beiden anderen verurteilten Moerder waren 64 und 44 Jahre alt. Es waren die ersten Exekutionen seit dem Amtsantritt von Ministerpraesident Shinzo Abe im September. Damit haben sich die Befuerchtungen von Anwaelten und Gegnern der Todesstrafe bewahrheitet, dass die Regierung die gerade begonnenen Parlamentsferien wieder fuer Hinrichtungen nutzen wuerde. Sie werfen der Zentralregierung vor, auf diese Weise oeffentliche Debatten ueber die Todesstrafe vermeiden zu wollen. Die Hinrichtungen werden in der Regel kurzfristig angesetzt. Die Verurteilten und deren Angehoerige erfahren erst am Tag der Exekution, dass diese unmittelbar bevorsteht. Die Regierung gibt nur im Nachhinein Hinrichtungen bekannt, nicht aber die Namen der Getoeteten. Menschenrechtsaktivisten und die japanischen Medien erfahren diese nur durch die Hinterbliebenen oder durch Anwaelte. Japan ist eines der wenigen Industrielaender, das die Todesstrafe noch nicht abgeschafft hat. Der Umgang des Landes mit der Todesstrafe wie auch die beruechtigten Haftbedingungen werden seit Jahren von Menschenrechtsgruppen wie Amnesty International scharf angeprangert. Angesichts der oft extrem langwierigen Berufungsprozesse warten zum Tode Verurteilte manchmal Jahrzehnte auf ihre Hinrichtung. Die meisten Japaner sind jedoch laut Umfragen fuer die Todesstrafe. Dennoch werden fuer die Vollstreckung haeufig Termine gewaehlt, die in Zeiten fallen, in denen das Parlament nicht tagt oder die Japaner mit anderen Ereignissen wie etwa dem anstehenden Jahreswechsel beschaeftigt sind. In einer parteiuebergreifenden Initiative verurteilten japanische Abgeordnete die juengsten Hinrichtungen als grausam, unbarmherzig und gaenzlich undemokratisch. Amnesty International forderte die Abschaffung der Todesstrafe in Japan. Amnesty zufolge verzichten 88 Nationen, darunter die meisten Industriestaaten, auf die Todesstrafe. kai/dpa/Reuters

こんにちわ (はっちぽっち) 2006-12-30 03:44:30 こんにちわ。薫さんのところから飛んできました。 ここは敷居が高くて、なかなか投稿する勇気がありませんでした。（笑） 話題に上っている死刑執行の件ですが、03年におきた附属池田小学校事件の犯人が、04年９月に大阪拘置所で死刑執行されたことを思い出し、Wikipediaでですが調べてみました。 実際に死刑執行されていたことよりも、彼が死刑廃止運動家の方の支援を受け、獄中結婚していたことを知り、衝撃を受けました。 愚かと言えばそれまでですが、彼が犯行に至るまでの過程を見逃さない方々の努力には、本当に衝撃としか言いようがありません。 この事件では、私の友人が教師として現場にでくわし、彼に立ち向かい、けがをおったうえ、今もPTSDで正常な生活ができません。 私の甥がちょうど殺された学童と同じ年齢でしたので、彼らのあどけなく無防備に殺されていく姿が生々しく想像できて、また親ごさんたちのお気持ちがわかり、戦慄しました。 しかしそれだけに、彼に命の重さを人生を考えて生きていく選択を残さねばならないと思うと、人間の犯す罪の重さにつぶれそうになります。 死刑制度廃止に反対なのは、ただ単なる人道的同情心からではなく、罪への恐れから生まれてきています。

トラックバックの代わりに (喜八) 2006-12-30 10:48:02 こんにちは。 依然としてＴＢが通らないので、コメント欄で失礼します。 ↓kaetzchenさんも登場します（笑）。 「私「ｒ」と喜八さん」 http://kihachin.net/klog/archives/2006/12/ikennotigai_1.html

日本人は基本的に「人殺し」＝「性善説」 (kaetzchen) 2006-12-30 11:16:31 　はっちぽっちさん，こんにちは。 | ここは敷居が高くて、なかなか投稿する勇気がありませんでした。（笑） 　同業者も多いしね(笑)　いきなり「少女マンガ」なんてカテゴリもあるし。正月は今月ぜんぜん書いてなかった「少女マンガ」の世界に浸ろうと思っています。 | 話題に上っている死刑執行の件ですが、03年におきた附属池田小学校事件の犯人が、04年９月に大阪拘置所で死刑執行されたことを思い出し、Wikipediaでですが調べてみました。 　Wiki は素人が勝手に書き込んでるものですから，権威としての信頼性はまったくありません。できれば地道に新聞記事などを探された方がよいですよ。 | 実際に死刑執行されていたことよりも、彼が死刑廃止運動家の方の支援を受け、獄中結婚していたことを知り、衝撃を受けました。 　朝日新聞の大阪本社版だけに載ってる記事の中にこんなのがありましたね。例えば 04年９月14日の夕刊の記事「宅間死刑囚、身勝手な言葉最後まで　謝罪の意識見えず　池田小事件」ですけど， ----------------------------- 死刑確定からわずか1年という、異例の早さだった。法廷で身勝手な言葉を繰り返し、刑の確定後も、謝罪の言葉がその口から語られることはなかった。 　「もう無駄に生きたくない」「これ以上生け捕りにされるのは嫌だ」 　大阪拘置所（大阪市都島区）に拘置されていた宅間死刑囚は、昨年9月に死刑が確定してから、関係者への手紙で獄中の心境をこう書き留めた。 　主任弁護人に送った手紙でも刑事訴訟法475条で規定された「6カ月以内」の執行を訴えていた。死刑が6カ月以内に執行されないと、「精神的に苦痛を受けた」として、国家賠償請求訴訟を起こす準備すらしていたという。 ----------------------------- こういう記述があるんですよね。同様にこの記事の下の方では ----------------------------- 被告人質問では自らの半生も振り返り、自己中心的な言葉を連ねた。小学生のころから、思うようにいかないことがあると友達を殴ったり、つばをはいたりしていじめたと話した。中学校時代に父親から金属製の刀で殴られ、「寝ている間に包丁で刺したろかと思った」ことや、事件を起こすまでに離婚や転職を重ねたことなどにも触れ、「世の中、全員が敵だった」と、世間への一方的な不満をぶちまけた。 　「なぜ付属池田小を狙ったか」と聞かれると、「勉強ができる子でも、いつ殺されるか分からないという不条理を分からせたかった」と身勝手な動機を述べた。 ------------------------------ ともある。結局，彼は不条理の渦の中から抜け出せないまま，衝動的に犯行を起こしてしまっただけじゃないかなと思いますね。私自身，大阪教育大同様の国立の進学校の中学へ行ってましたから，妬まれる気持ちはよく分かります。 ＃ ちなみに大阪教育大は天王寺が進学校で，平野が幼稚園や養護学校のついた総合実験校で，標的にされた池田は国際教育を進める実験校です。でも，こんなこと，事情を知らへん人には分からんやろな。 | この事件では、私の友人が教師として現場にでくわし、彼に立ち向かい、けがをおったうえ、今もPTSDで正常な生活ができません。 　分からんでもないです。教員は子供の命を守るのが仕事ですから……。私は教会学校でしかあの学年の子供たちと触れ合わないのですが，もし教会に右翼が刃物を……と思うと，恐怖心と共に日本人の心の闇が見えてくる感じがします。 | しかしそれだけに、彼に命の重さを人生を考えて生きていく選択を残さねばならないと思うと、人間の犯す罪の重さにつぶれそうになります。 　そもそもね，宅間死刑囚の死刑執行って，第一審の地裁判決の確定からわずか１年に満たないんですよ。これって明らかにマスコミを使って感情論を煽った法務省に責任があると思います。何故ならば大阪拘置所内で少しでも宅間死刑囚に贖罪の気持ちを持たせる働きかけが国のサイドにまったくなく，人権団体や獄中結婚した女性によって初めて心を開いたという現実がある。 　ちなみに，99年から03年までに死刑執行された13人(つまり毎年死刑を執行していることになる！)について考えてみると，うち12人は刑の確定から４〜８年後の執行であり，残る１人は最高裁で確定に18年かかっていたのです。宅間死刑囚の場合は地裁判決で死刑が確定したため，池田事件発生からわずか３年３カ月しかたっていない点でも異常な事例だと言って良いでしょう。つまり，彼はスケープゴートとして，地裁判決でも死刑が可能という前例づくりのために，国家によって殺されたのです。 | 死刑制度廃止に反対なのは、ただ単なる人道的同情心からではなく、罪への恐れから生まれてきています。 　はっちぽっちさんもそうでしょ。以前から私は提唱しているのですけど，日本人は自らの世界観が「宗教」であるという自覚がまったくありません。大晦日だって正月の神社参りだって，立派な宗教行事じゃないですか。つまり，○○教という名前がついていないだけで，日本人の生活様式＝世界観はそのまま「宗教」だと言えるのです。そして，この根本にあるのが「性善説」です(儒教のとは違い，西洋思想の概念ですので間違えないよう)。性善説の最も悪い所は，人と神の区別がつかないことです。つまり武力やカネなどの力を持った人が神として振る舞い，他の人々を支配し，それは全て神が行ったことだから善であるという，ろくでもない思想です。私はこれに対して西洋思想の「性悪説」を対峙させていますが，詳しくはまたいずれ。字数が尽きました。

ｒさんへのお返事 (kaetzchen) 2006-12-30 11:39:16 　喜八さん，こんにちは。goo はガードが固いので(笑)　すみませんね。 | 依然としてＴＢが通らないので、コメント欄で失礼します。 | ↓kaetzchenさんも登場します（笑）。 | | 「私「ｒ」と喜八さん」 | http://kihachin.net/klog/archives/2006/12/ikennotigai_1.html | 　ｒさんの「政教分離賛成」の意見は私の「性悪説」とほぼ一致する見解じゃないかな。だって「性善説」こそ日本人の一番の悪いところで，しかも「政教一致」を望んでいる連中ほど暴力団など悪い連中が多い。ネットゴキもこいつらにうまく乗せられているところがあります。もともと私たちオジサン世代のように，さまざまな思想を飲み込んで来なかった，頭がゲームだけで出来ている若い連中ですから，理屈が通じないんですよね。(^^;)　たまたま骨があるなと思う若者でも，語学がだめで，君ぃ原書を読めないと苦労するよ，翻訳にはウソがあるからねと諭してもなかなか言うことを聴いてくれなかったりします。 ＃ うちの院生にもいるんだよなぁ……。一生，臨床医で終わる気かよ。 | 私「ｒ」は以前、kaetzchenさんから辛辣な批判を受けましたが 　ははは(笑)　あの時はすみませんでしたねぇ。でも，最近の子供はもっと不気味ですよ。ケンカしないんだから。身体と身体でぶつからないと，お互いの力関係や性格なんて分かるわけないのに。ネットでも同じことが言えると思うんですよ。お互い年齢不詳ですから，一度論争をやってみないと，お互いの立場とか見方なんかが分からないと思うんです。ただ，お互いに大人だから，本格的なケンカにならずに単なるジャブだけで理解し合っているんじゃないかなと私も思いますよ。 | 「今の日本の現状（米国の属国もとい植民地統治下）において前述の三つを議論するのは得策ではない。」 　ｒさんは右翼だから分かると思うけど，私たち左翼の決定的な欠点は「反米イデオロギー」つまりナショナリズムと結合したことです。反米イデオロギーは右翼も左翼も共有している部分だから，安保闘争の時には左に向いて，景気が悪くなると右に向いているという，単なるイデオロギーの振り子になってしまってて，それを国を動かしているホンモノの国賊・売国奴どもが利用しているんですよ。竹中とかその恩師の本間なんてのはその典型例じゃないですか。 | （だから純化路線や新興宗教はコワイのです 　私がよく米国共和党の支持母体である「福音教会」(原理主義派・清教徒のなれの果て)を攻撃するのもそれなんですよ。あれはキリスト教からはかなり離れたものです。日本語訳の聖書も「新改訳」なんて特殊なものを使ってるし(普通は日本聖書協会の「新共同訳」を使います)，米語訳の聖書も NKJV (New King James Version) なんて特殊なものを使ってるし(普通は TEV Today's English Version を使います)。特に若者はピュアなものが好きだから，純化されたものに頼ってしまう。そいえば前の総理大臣も「純ちゃん」でしたねぇ(笑)

曖昧 (はっちぽっち) 2006-12-30 17:14:10 丁寧なコメントありがとうございます。 私はまだkaetzchenさんのことをよく知らないですが、到底論破するなんて出来ないのは分かっておりますので、とりあえず腹をみせて服従のポーズをお見せする意味で、できるだけ格好つけず、馬鹿丸出しでも背伸びせず本音で話しますね。 ＞日本人は自らの世界観が「宗教」であるという自覚がまったくありません。 ＞性善説の最も悪い所は，人と神の区別がつかないことです。つまり武力やカネなどの力を持った人が神として振る舞い，他の人々を支配し，それは全て神が行ったことだから善であるという，ろくでもない思想です。 これは同感です。ご推察のとおり、私もその宗教観にどっぷりでしょう。多分自分を善人であると思い込み、また見せかけて、知らず知らず神のように振る舞っているから、あちこちでトラブルメーカーになっているのかもしれません。ほほほ。 なんか妙なところで人生相談が出来ました。（笑） もっと詳しく教えてください。お願いします。 それはさておき、引用した箇所をふまえて、 ＞彼はスケープゴートとして，地裁判決でも死刑が可能という前例づくりのために，国家によって殺されたのです。 を考えると、意味が深くなりますね。 私は国家だとか、政治だとかは知ったかぶりをしていますが、この事件をこのように腑分けして考えたことはありませんでした。 ただ卑劣な犯罪であり、本人も反省をせず死刑を希望しているから、異例の早急な死刑執行であったと、聞いていただけに、彼が獄中結婚をしていた事実を知り、衝撃的だったのです。 反省していないはずの彼が、死刑制度反対支持者の方と結婚に至るまでの心の変化は、どうだったのだろうか。そこに我々が知るべきことはなかったのだろうか。 そして彼をそこまで支えた方々は、彼とどのように心開かせていったのだろうか。 また、死を前にしたからこそ、そこに至ったのだろうか。 殺された子供たちのことを考えると、死をもって償うのは当然なのかもしれません。しかし自分が人を死でもって罰することなど、とてもできません。 なので罪への恐ろしさという曖昧な言葉で、自分を納得させるのが精一杯です。

コメント欄がにぎわってますね (おこじょ) 2006-12-30 21:57:00 ところで、フセイン元大統領もあっというまに死刑が執行されて しまいましたね。 これでますますイラクの混迷は深まるでしょう． 暗い気持ちになりました．

曖昧性が「ヤマト教」の正体 (kaetzchen) 2006-12-30 22:49:41 　はっちぽっちさん，こんにちは。私も理科系の人間なので，日本民俗学や宗教学などの文科系の学問は齧っただけですから，こちらこそお手柔らかに。(^o^) | 到底論破するなんて出来ないのは分かっておりますので、 　そこが私の弱点でもあるんですよ。つまり，感情論を完ぺきに無視して，論理だけで突き進むでしょ。だから，相手が論理学を理解できない場合，拒否反応を起こすことが多いです。例えば私は英語をはじめ，多くの言語をマスターしてますけど，理由は簡単，西欧語(ドイツ語やロシア語やフランス語やラテン語やギリシア語など)やセム語(アラビア語やヘブライ語など)は「基本５文型ですべて説明が可能である」という，言語学の中へもろに数理論理学を持ち込んだ方法論がベースにあるからです。こういう機械的なやり方を，「ブンガク」好きの人は「解釈」好きなので，完全に拒否します(笑) ←(つまり「英文解釈」という言葉そのものが論理的に破綻していることに気付かない) | 多分自分を善人であると思い込み、また見せかけて、知らず知らず神のように振る舞っているから、あちこちでトラブルメーカーになっているのかもしれません。 　これは産業革命以前の西洋社会の「性悪説」，産業革命以降の西洋社会の「性強説」，イスラーム (islams)社会の「性弱説」，そして日本社会に見られる「性善説」(但し，孟子の儒教とは意味が違います)と，大きく文明の思想のタイプを４つに分けてみると判り易いかなと思います。 　「性悪説」はキリスト教の原罪意識に端を発します。つまり，人間と神との間には明確な区別があり，人間は神と契約を交わすことで生き延びることができる，という考え方です。砂漠という厳しい環境で生きてきたユダヤ人たちが，周りはみな敵だと構えなければならなかった。そこへイエス・キリストが現れ，原罪はユダヤ人だけではなく他の民族にも平等にあり，神の愛もまた同様に平等に与えられるという考え方です。この考え方からは，自分を善人であると思いこみ(偽善)，知らず知らず神のように振る舞うなどという独善的な発想は出てきません。 　ところが産業革命以降になると，話が変わって来ます。勤勉であれば何でもできるという，マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)に見られる「人間は強いのだ」という考え方が芽生えてきたのです。神の領域と人間の領域とがほぼ等価になり，人間中心主義が芽生え，神を無視する考え方がキリスト教を変化させていきました。メイフラワー号に乗って北アメリカ大陸へ向かった清教徒(共和党を支えている原理主義派の始まり)がその典型例でしょう。これが「性強説」になります。神と人間との区別はあっても透過膜程度にしか過ぎない，神懸かりになってしまうという欠点も出てきたのです。「民主主義」という大義でイスラームのイラクを軍事占領しようという発想もこの「性強説」から出ているのです。 　反対にイスラームでは神と人との領域は厳然と区別されており，すべては神を中心に社会が動いています。人間は弱い存在だから，神の保護下に置かれるという訳です。人間と人間との約束や契約は神の意志によって履行されるから，「神のご意志あらば」(イン・シャー・アッラー)と言うし，どうしても契約を強いものにしたい時には裁判所や役所へ持ち込まれます。例えば，旧ソ連の結婚が判り易い例で，旧ソ連ではソ連に加盟してきたイスラーム諸国のイスラーム法を民法へ取り入れ，婚姻届には両者のサイン以外に，もし離婚した時の財産分与や子供の育て方なども契約書に書かないといけないという，共働き社会を前提とした法整備が行われていました。 　さて，日本の「性善説」(ヤマト教)は前回書いた通り，人間と神とがかなり重なり合っていて，人間が神そのものに化ける，現人神なんてことが起きてしまいます。そこでは人つまり神に対して忠誠をつくすという考え方が主となり，人間と人間の関係を契約で結ぶという考え方は成り立ちにくくなり，全ては「信用取引」で社会が動くことになります。だから，その考え方に慣れている日本人がちょっとお金に困って，金融機関やサラ金からお金を借りた場合，契約書の裏に書いてある細かく薄い文字に気付かず，返済が遅れた場合に怖いお兄さんが待っているということになるのです。以前，サラ金から借りたカネは返すな，という記事を書きましたけど，まさに裁判へ持ち込めば利子さえも返却は可能な場合が多いのです。これは銀行からの借金にも言えまして，銀行を相手に裁判を起こして勝訴することも可能なのです。 | 私は国家だとか、政治だとかは知ったかぶりをしていますが、この事件をこのように腑分けして考えたことはありませんでした。 　そうなんです。最高裁判決で死刑になったのか，高裁差し戻し判決で死刑が維持されたのか，地裁判決だけで死刑が確定したのかの間には，実は刑法上，深遠な違いがあるのです。そのための裁判制度なのですが，「本人も反省をせず死刑を希望しているから」と言いながら，それは実は拘置所へカウンセラーや精神科医が常駐してなくて，カウンセリングを全くしてないゆえに，閉所恐怖症によって狂気へと突き進んだだけかも知れないのです。つまり，キチガイに口なし，なんですよ(笑) | また、死を前にしたからこそ、そこに至ったのだろうか。 　だからこそ，彼は狂気へと走った，という見方もできるでしょうし，拘置所の職員がそのようへと洗脳した可能性も多分にあります。私は死刑制度の拡大のために後者の方法をとったのではないかと考えていますけどね。 | しかし自分が人を死でもって罰することなど、とてもできません。 　そういうことです。私も大学時代の友人に裁判官や検察官や弁護士がいますけど，人が人を裁くというのは正しいことなのか悩むけど，盛りだくさんの書類を前にして，仕事に没頭することで悩みをごまかしているのが本音だと聴いています。

おはようございます (早川健) 2006-12-31 06:31:14 おはようございまう、早川健です。 返答ありがとうございます。 本文の方訂正されたようですね。 自分の指摘が役には立ったのであれば幸いかと思います。 ところで、 ＞＃ だいたい，このブログに攻撃を仕掛けてくる連中は宮崎某と同じロリコンヲタク(笑) こう仰られてましたが、 何か根拠でもあるのでしょうか？ 自分は発言の中で直接そのような嗜好について言及されていなければ、 発言者がロリコンであるかどうか識別できませんので、 kaetzchenさん、どうか見分け方を教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。 それでは。

単純な技術的問題ですよ (kaetzchen) 2006-12-31 08:00:37 　早川健さん，こんにちは。 | 本文の方訂正されたようですね。 　？？？　私は目が不自由なので，一度テキストファイルで原稿を作っておいて，それをブログの入力欄にコピー＆ペーストするので，そういうことはないはず。元のテキストファイルも表示の通りだと思いますけど？　要するにいつでもブログを移動できるように書き込んだ本文やコメントを全文テキストファイルで管理しているというだけなんですけどね。 　要するに，細かい揚げ足取りをする連中にとっては，元のテキストファイルのバージョンアップが初期アップ段階において激しい私のやり方を「指摘」と勘違いしているだけなんじゃないかなと思ってますけどね。ネットからでしか情報を得られない情けない連中だと私は侮蔑しています。先日も有資格者でもないのに，ノロウイルスについて公式発表(というか性格には Wiki あたりのデタラメ情報だな)をそのまま書き込んで平気な顔をしてる奴(恐らく文系の学生)がいて，あまりにもの幼稚さに唖然としましたよ。 　だから，早川さんの | 自分の指摘が役には立ったのであれば幸いかと思います。 というのは恐らく時間差による勘違いじゃないかなと思います。私は一気に書いたあとで修飾関係とか漢字なんかをちまちま修正しますから。目が不自由だと，こういう時には不便ですね。 | 何か根拠でもあるのでしょうか？ 　はい，実は他の cgi 専門サーバに自作のロボットを置いてまして，アクセスしてくる ip や proxy 経路などを全部テキストファイルに保存して，メールで送らせるシステムを構築してるんです。proxy が多い ip をその手のサイトへ送ってみると，反応が返ってくるのですぐに分かりますよ(笑) ＃ これ以上は法律に触れるので企業秘密ですけどね。それじゃ，教会へ行きますので。

変換ミス (kaetzchen) 2006-12-31 08:06:12 「性格には」 → 「正確には」ですね。 この程度で揚げ足取りをするバカは最初から相手にしてませんけど(笑) ＃ 要するに入力のスピードに IME が追い付かないのだな。自動変換だとタコだから連文節変換にしているんだけど。

返答ありがとうございます (早川健) 2006-12-31 14:56:14 こんにちは、早川健です。 ＞というのは恐らく時間差による勘違いじゃないかなと思います。私は一気に書いたあとで修飾関係とか漢字なんかをちまちま修正しますから。目が不自由だと，こういう時には不便ですね。 何かの勘違いだったようですね。 前見たときには「14年間なかった」で 今は「14年間続けていた」という言うなニュアンスだった記憶があったのですが。 ボケが始まってしまったのでしょうか、 そんな歳でもないのですが。 どうにも自分で自分が不安になってきます。 勘違いでコメントしてしまい申し訳ありませんでした。 ＞はい，実は他の cgi 専門サーバに自作のロボットを置いてまして，アクセスしてくる ip や proxy 経路などを全部テキストファイルに保存して，メールで送らせるシステムを構築してるんです。proxy が多い ip をその手のサイトへ送ってみると，反応が返ってくるのですぐに分かりますよ(笑) つまり、発言で判断しているのではなくIP等から判断しているという事ですね。 お教えいただきありがとうございました。 それでは。

すいません追記です。 (早川健) 2006-12-31 15:22:17 少し書き忘れたことがあるので追記します。 自分はcgi等に関しては門外漢なのでそのような事が出来るのを初めて知りました。 kaetzchenさんはそういったことに関してかなりお詳しいのですね。

昔取ったきねづかですよ(笑) (kaetzchen) 2006-12-31 16:28:28 　早川健さん，こんにちは。少女マンガの記事が半分書けたので，コメントします(笑) | 自分はcgi等に関しては門外漢なのでそのような事が出来るのを初めて知りました。 | kaetzchenさんはそういったことに関してかなりお詳しいのですね。 　と言いますか，私は理科系ですから，一般教養で情報理論や演習や統計学についての特訓を受けていたというだけですよ(笑) 　最初に入った医学部でも教養で統計学を学ぶ中でコンピュータ言語を教わりましたし，次の年に入り直した某大学でも教養部ではやはり基礎からコンピュータを教わりました。夏休みの宿題が機械語(アセンブラ)でＯＳを作って来るという奴で，これはさすがに頭の体操になりましたよ(笑)　当然，カーニハン＆リッチー『プログラミング言語Ｃ』なんてまだ日本語訳が出てなく，洋書が教科書だったという時代です。 　そういう基礎があるから，cgi の言語である Perl 5 程度は洋書の教科書で頭に入りました。だから，エディタで cgi を作る程度は「詳しい」というより「常識」の区分に入ってしまいます。(^^;)教え子が某大学で教員やってるんだけど，「常識」である基礎を覚えてくれないと嘆いております。

欧州はサダム・フセインの死刑に批判的 (kaetzchen) 2006-12-31 17:20:45 おこじょさん，こんにちは。軍事法廷とは言い，ちょっと死刑にするの，早すぎませんかね？ しかも，フセイン氏の死刑シーンがビデオに収録され，それがインターネットで堂々と流れている……。何だか，刑務所のイラク人を殺戮した女性兵士の姿が「自由の女神」に見えて仕方がありません。 「人民日報」では中国当局は「イラクの問題はイラク国民の決定によるべきだ」と言い，暗に米軍の態度を批判したようです。また，ロシアの「プラウダ」も「国際社会の呼びかけにイラク政府が応えなかったことは遺憾だ」と書き，米国を非難しています。さらにドイツの Der Spiegel という週刊誌も「ともかくも，サダムの死によっては，イラクはさらに救われない」http://www.spiegel.de/politik/ausland/0,1518,457187,00.html と非難囂々です。「国際社会」がアメリカだけだと思ってるおめでたいひとにとっては，何の事やら分からんでしょうが(笑)

Unknown (takuya) 2007-01-10 00:29:37 こんばんは、takuyaと申します。 いつもkaetzchenさんの幅広い話題を興味深く読ませていただいています。 私は今高校３年生ですが、なんとか大学も決まって、春からは大学で情報を勉強することになっています。 何も目標を持たずに大学生活を送るのは避けたいので、いろいろ考えてみた結果、kaetzchenさんを見習って自分でＯＳを作ってみようと思っています。 とはいえkaetzchenさんのようにバリバリなんでもこなせる人間ではないので、夏休みと言わず４年間かけてじっくりと取り組もうと思っているのですが。（笑） そこで、ＯＳを作る上で参考になる本を探していて、経験者のご意見をうかがいたいことがあります。 kaetzchenさんはカーニハン＆リッチーという本を上のほうで挙げていらっしゃいますが、その本はＯＳを作る上で参考になりましたか？ また、それ以外に何か参考にされた本はありますか？ お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしければアドバイスをいただけるとうれしいです。

とにかく数学と物理と語学です！ (kaetzchen) 2007-01-10 20:06:35 　takuya さん，書き込むときには必ず題名を付けて下さいね。最低限のネチケットです。 　とりあえず，大学合格おめでとうございます。最近は早く決まるんだなー。私なんか３月にばたばたと(滑り止めの)入試受けてたのに。だから，大学の入寮の手続きも滑り込みセーフ状態でしたよ(入試受けた帰りに手続きしてた)。なぜか同じ部屋になったのが同じ１年で，なぜか７年間ずっと一緒に。奴は数学科へ進学したんだけど，数学ができなくてフランス文学にはまった困った奴でした(笑)　その代わり，フランス語の本の分からん所は助けて貰えましたけどね。 | 私は今高校３年生ですが、なんとか大学も決まって、春からは大学で情報を勉強することになっています。 　takuya さんは数学は６教科全部と，物理２教科はきちんとマスターされましたか？　もし高校で習ってなければ，学習参考書でも構いませんから，連休までに高校数学と高校物理をできればマスターしておいて下さい。大学では「微分方程式」というものも習いますから，その微分方程式を使えば物理や数学の公式というものが全て微分方程式から導き出されることが分かって，なーんだ(笑)と思われるかと思います。ちょっと厳しいかも知れないけど，数学的な素養はつけておいて将来絶対に損はしません。 　あとは言語ですか。プログラミング言語はすべて英語なので，高校の最初に習った基本５文型をしっかり復習しておいて下さい。ただ，大学での外国語の選択は，私は第一外国語に中国語をお薦めします。将来，中国語圏へ仕事で飛ばされる可能性があるからです。英語は第二外国語にして，英作文と英会話で単位を取り，「講読」はできるだけ避けるようにした方が結果的に良いです。英語そのものの勉強に関しては，どうせ専門で原書を読まされますし，最初のうちは「日経サイエンス」という雑誌とその原書 Scientific American を大学図書館でコピーして，突き合わせて読んだりする方が実用的です。つまり「英語の講読の授業は時間の無駄」なんです。 ＃ もし大学が英語を第一に指定していても，中国語だけはやっておいて損はないです。単位も取りやすいし(笑) | 何も目標を持たずに大学生活を送るのは避けたいので、いろいろ考えてみた結果、kaetzchenさんを見習って自分でＯＳを作ってみようと思っています。 　ははは。私たちの頃は２年後期で学部を変わる人が多かったので，工学部へ転学しても困らないようにということで，１年のカリキュラムは理学部や工学部と似ていたこともありましてね。おかげで結構遊ばせてもらいました。 | とはいえkaetzchenさんのようにバリバリなんでもこなせる人間ではないので、夏休みと言わず４年間かけてじっくりと取り組もうと思っているのですが。（笑） 　そりゃ，takuya さんは「ゆとり教育」を受けた人ですので，学校で習う内容よりも先に進んで学習するというくせがついてませんから。まずそこから「性根を入れ替える」ことが大切かも知れませんよ(笑)　理科系へ進むということは，そういうことなのですから。他人より先に進むことが前提なのです。 | そこで、ＯＳを作る上で参考になる本を探していて、経験者のご意見をうかがいたいことがあります。 　一番基礎からやりたければ，アセンブラ(機械語)から学ぶという方法がありますけど，これを真面目にやると頭が壊れますので，今ではお薦めしません(笑)　どうせ大学で習うとは思いますけどね。 | kaetzchenさんはカーニハン＆リッチーという本を上のほうで挙げていらっしゃいますが、その本はＯＳを作る上で参考になりましたか？ 　と，言いますか，Ｃ言語を ANSI 規格に基づいてマスターするなら，この本は最低限マスターするべきでしょう。現在は， http://www.7andy.jp/books/detail?accd=18975514 『プログラミング言語Ｃ 第２版（訳書訂正版）　』 著者/訳者名 Ｂ．Ｗ．カーニハン／著　Ｄ．Ｍ．リッチー／著　石田晴久／訳 出版社名 共立出版 (ISBN：4-320-02692-6) 　発行年月 1994年03月 という形で翻訳が出ています。また，現在はその進化したＣ＋＋をマスターした方が良いと思いますので， http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30484088 『プログラミング言語Ｃ＋＋ 第３版　アスキーアジソンウェスレイシリーズ　Ascii Addison Wesley programming series 』 著者/訳者名 Bjarne Stroustrup／著　長尾高弘／訳 出版社名 アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン (ISBN：4-7561-1895-X) 　発行年月 1998年11月 あたりがお薦めでしょう。また，これらの解説書が http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31138118 『世界でいちばん簡単なＣ言語のｅ本　Ｃ言語の基本と考え方がわかる本』 著者/訳者名 堀江幸生／著 出版社名 秀和システム (ISBN：4-7980-0542-8) 発行年月 2003年06月 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31723492 『カーニハン＆リッチー「プログラミング言語Ｃ」を読む』 著者/訳者名 小林健一郎／著 出版社名 講談社 (ISBN：4-06-155753-X) 発行年月 2006年06月 とか，講談社ブルーバックスからいろいろ出ています。とりあえずは下の２冊と，講談社ブルーバックスあたりから探されてみて下さい。講談社ブルーバックスは科学の教養書ですので，もし入試で物理IIを選択していなければ，以下の本をお薦めします。 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31668281 『新しい高校物理の教科書　ブルーバックス B-1509　現代人のための高校理科』 著者/訳者名 山本明利／編著　左巻健男／編著 出版社名 講談社 (ISBN：4-06-257509-4) 発行年月 2006年02月 　とにかく，情報理論の基本は，数学の確率・統計・解析です。そしてＣ言語は「ポインタ」が分かれば，あとはすらすら行けます。大学で情報を勉強するということはその「プロ」になるということですから，土台がしっかりしていないと，就職してから困ることになりますよ。頑張って下さいね。(^_^)/

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