2008-10-27
クックパッドのオフィスが凄すぎる件について
先日、クックパッドオフィスで開催されたエンジニアのクッキングパーティーに参加してきました。エンジニアを集めてクッキングパーティーというコンセプトがそもそも新しすぎます。さすがクックパッドです。
勉強会の内容は上のリンクを読んでもらうとして、クックパッドのオフィスは本当に凄いですね。白金台のプラチナ通りという超一等地にあります。
キッチンが完備してるし、飲み物も充実、数十人規模のパーティーがいつでもひらけそうな感じ。Ruby on Railsで1億PVのサイトの開発が出来て、エンジニアは5人しかいないからまだまだ主要開発メンバーとしてジョインすることが可能。さらに女の子がかわいいという環境がそろっていて、どうしてエンジニアの採用に苦労するのか謎なのですが、それでもエンジニアの採用には苦労しているらしいです。不思議です。
エンジニアの採用についてちょっとだけ考えてみる
個人的にはエンジニアの採用関連では、最近読んだ以下のエントリーが記憶に残っています。
企業は、開発者を頭数で考えるのをやめなければならない。どちらかというと開発者はアーティスト、著者、デザイナー、アーキテクト、科学者、CEOなどと似ている。誰でもいいからといって、いい加減にCEOを選ぶような経営戦略部署があるだろうか?そこに間違った人を配置するよりも、空席のままにした方が良いということはわかる。プログラミングでも同じである。
上のエントリーで述べているのはエキスパートエンジニアを雇うのが如何に大事か、ということです。この辺りの話は、以下の本にも書かれています。
ソフトウェア開発者採用ガイド | |
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僕はJoel Spolskyのエッセイが大好きなので、この本もとても楽しく読むことが出来ました。上のエントリーでも、この本でも共通するのですが、ベンチャーにとっては優秀なエンジニアを雇うって言うのは会社の方向性と機動力を本当に決めてしまう重要な要素なんですよね。ただ、日本では優秀なエンジニアは大企業が囲い込んでいて、さらに大企業に属していない優秀なエンジニアはすでにかなり納得のできるポジションにいるという事情があり、シリコンバレーよりもさらに採用が難しいのではないかと思います。
すでに納得のできるポジションにいる人を引き抜くというのはなかなか難しいわけで、大企業の研究系で飼い殺しになっているエンジニアを引っ張ってくるっていうのが戦略としてはおいしい気がします。パッと思いつく有効な手だては、
- 責任あるポジションとそれ相応の収入を用意する。大企業ではマネージメントに上り詰めるのも大変なのですが、ベンチャーではある程度責任あるポジションが用意できると思います。海外の採用情報のように、必要とする具体的なスキルを箇条書きで書いてしまった方がいいかも。Amazonの採用情報などは非常に参考になります。=> Amazon.co.jp: Network
- 中途採用の場合、収入をきちんと書く。ある程度収入の保障されている大企業のエンジニアは、給料20-50万円なんてよくわからないレンジで給料が定義されている怪しいところに申し込むことはないと思います。必要スキルを箇条書きにしたら、その必要スキルに見合う年収をピンポイントで書いたあげた方が誠実かなと思います。
- 採用でプログラミングを書かかせる。コミュニケーション能力を計測し、某社研究所に見られる人間的に壊れた人を採用しないように。
くらいでしょうか。この辺りはもっと深く考えてみると面白そうです。とても刺激的でおもしろいパーティーだったので、また機会があったら参加したいと思います。
- 3944 http://b.hatena.ne.jp/hotentry
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