笑っちゃいけないときに笑っちゃう人たちの心理とは？

こうした体質を持つ人は、その場が緊張すればするほど、自分でも制御が利かないほど笑いを堪えきれなくなるみたいです。

「就職活動中、グループ面接で隣になった人の相づちがおかしくて、自分の番が来た途端、堪え切れなくて吹き出してしまった」
「上司から叱られている最中に、昨日見たバラエティ番組を思い出してニヤニヤしてしまった」
「怖い先生の授業中に、その人と目があった瞬間に吹き出して、めちゃくちゃ怒られた」
“やってしまった”って感じですね。こうした人に話しを聞くと、結構マジメに悩んでいるようなんです。彼らの悩みの深刻さは、怒られれば怒られるほど、また笑ってしまうという無限ループにはまってしまうこと。だいたい、なんで笑ってるのか他人には理解できない場合が多いですからね。

「笑いそうになったらトイレにいって笑いが引くのを待つんだけど、戻ってきたらまた笑いがこみ上げてくるからもうどうしようもない」

などなど、笑いも悩みも深いのです。

「笑い」の本質は、緊張と緩和って言います。

もしかしたら緊張に耐えられなくなった脳が、笑うことでその人の緊張を解こうとしているのかもしれません。ただ、残念なことにそういう場で笑っている人を見て、「緊張しているんだね」と気遣ってくれる親切な人はそういません。

葬式や面接は人生の一大事ですから、それこそ笑えない事態になるのでご注意を。また、このコラムを読んだ方は、不謹慎な場所で笑っている人を寛大に見てあげて下さいませ。

（根本和義／プレスラボ）

【関連リンク】

厚生労働省の「治験」ホームページ
治験に関する基礎知識や治験活性化計画、実施している治験の情報などが得られる

国内最大級の治験ボランティア・バンク「VOB」
会員登録30万人。さまざまな治験募集が掲載されている ＞完全版の記事を見る＜