2008年 10月 28日
相生駅で新幹線人身事故 ダイヤ乱れる
28日午後、兵庫県の相生駅で人身事故があり、JR岡山駅の新幹線は上下線ともに大幅な遅れが出ました。28日午後2時40分ごろ兵庫県の相生駅の新幹線ホームで男性が新幹線にはねられました。この事故の影響で岡山駅の新幹線は上下線ともに運行を見合わせていましたが、約2時間後の午後4時半に再開しました。その後も大幅にダイヤが乱れました。岡山駅のホームでは職員が急ぎの利用客を在来線に案内するなど対応に追われていました。午後6時過ぎにはほぼ平常ダイヤに戻りました。

コープカップめん 岡山でも微量の防虫剤
コープで販売されたカップめんから防虫剤の成分が検出された問題で岡山でも今年8月に販売された商品から微量の防虫剤の成分が検出されていたことが分かりました。この問題はコープが販売している5種類のカップめんから防虫剤に含まれる成分、パラジクロロベンゼンとナフタリンが検出されたものです。おかやまコープにも今年8月、カップめんを購入した県内の消費者2人から「異臭がする」との苦情が寄せられ、調査したところ、微量の防虫剤の成分が検出されたということです。これによる健康被害はないということです。防虫剤の成分は製造過程で混入したものではなく、販売後に防虫剤の近くで商品を保管したことで臭いや成分が移ったと見られています。おかやまコープはすでに県内12の店舗から該当の商品を撤去していて商品の容器に保管上の注意を表示し、再発防止に努めたいとしています。

交際相手殺害の元少年控訴審で減刑判決
交際相手の女性をナタで殺害したとして殺人などの罪に問われている元少年の控訴審判決で高松高等裁判所は28日、元少年の発達障害を認め、一審の懲役23年の判決を破棄し懲役18年を言い渡しました。判決を受けたのは高松市国分寺町の20歳の元少年です。判決によりますと元少年は去年11月8日夜、高松市内のアパートで交際していた当時19歳の女性をナタで切りつけて殺害したものです。元少年は対人関係の構築が困難な発達障害の一種、アスペルガー症候群と診断されていて一審の高松地裁の懲役23年の判決に対し、元少年側が刑が重過ぎるとして控訴していました。28日開かれた高松高裁の控訴審判決で柴田秀樹裁判長は「犯行は計画的かつ残虐だがアスペルガー症候群が強く影響していることは明らかで量刑上、考慮すべき」として懲役23年の一審判決を破棄し、懲役18年の判決を言い渡しました。

急激な円高のメリット「外貨」が人気
円高のメリットを生かして、日本円を外貨に両替する人が増え、岡山市の銀行でも混雑しています。岡山市の中国銀行本店では外貨両替と外貨預金の窓口を通常の2つから8つに増やして対応しています。先週末に1ドル・90円台を記録したのを受け、週明けの27日から、日本円を外貨に両替する人が急激に増え、取り扱い件数は通常の5倍に達しているということです。また、中国銀行では手持ちの外貨が不足してきたとして、投資目的の利用客には外貨預金を勧めるよう、28日午後、全店舗に緊急の指示を出したということです。

香川用水調整池 運用へ準備着々
香川用水の取水制限が28日午後から再開されましたが試験的に水を貯めている三豊市の香川用水調整池は29日に中間水位に達する見込みです。高知県の早明浦ダム周辺に降った雨の影響で解除されていた香川用水の取水制限が28日午後1時に再開されました。ダムの貯水率は午後5時現在で45.9%と少し回復したため、水の量を20%カットする第一次取水制限に緩和されました。三豊市の香川用水調整池は運用に向け、試験的に香川用水から水の供給を受けています。29日にも中間水位となる75.8%の貯水率に達することから29日から1週間、水の供給をやめ、堤防などに問題がないか状況を確認します。調整池は来年春までに満水にして香川県の自己水源にするということです。