2008年10月28日 21時10分更新
高級珍味として知られるキャビアを特産品にしようと取り組んでいる新見市で、28日、養魚場で育ててきたチョウザメの腹から試験的に卵を取り出す作業が行われました。
28日は、新見市唐松にある養魚場に漁業協同組合の関係者が集まり、卵の状態を確認するため、7年前から養殖し、いまでは1700匹に増えたチョウザメの中から1匹を選んで池の中から取り出しました。
関係者が期待を込めて見守る中、チョウザメの腹を割くと、なかには直径3ミリほどの真っ黒な卵がびっしり詰まっており、およそ1キロが採れました。
漁協では、チョウザメの卵を塩漬けして作るキャビアを特産品にすることを計画していますが、28日の調査で商品化に十分な質と量が確認できたと言うことです。
新見漁業協同組合の川内克己専務は「今年は県内外のホテルやレストランから使ってみたいと50本ほどの引き合いがあります。来年度あたりから本格的に出荷できそうです。」と話していました。