2008年10月28日 21時10分更新
県西部を流れる高梁川では、ダムの貯水率が低下したため、ことし8月から断続的に取水制限や給水制限が行われていましたが、貯水率が回復したため、29日正午から制限が一時的に解除されることになりました。
高梁川流域の主な6つのダムでは、雨不足で貯水率が平均で40%を下回るなど大幅に低下したため、ことし8月28日から上水道と工業用水、それに農業用水でそれぞれ5%から10%の取水制限を断続的に行い、このうち工業用水では給水制限も行われていました。
ところが、高梁川の流域では今月22日から24日にかけてまとまった雨が降り、6つのダムの平均貯水率は57.3%にまで回復したため、国土交通省岡山河川事務所は、29日正午からすべての取水制限を一時的に解除することになりました。
これにともなって工業用水の給水制限も一時、解除されることになりました。
岡山河川事務所では、今後もダムの貯水率が安定すれば、流域の市町村や県などと会合を開いて正式に制限を解除したいとしています。
気象台の長期予報によりますと、岡山県を含む中国地方はむこう3か月間、平年並みの降水量が見込まれています。