「白昼のテロ」と攻撃非難 シリア外相、米の責任強調【ロンドン27日共同】イラク国境に近いシリア東部アブカマルを米軍が攻撃、民間人らが死亡したとされる事件について、訪英中のムアレム・シリア外相は27日、ロンドンで記者会見し、「(米政府の)決意に基づく犯罪であり、テロ攻撃だ」と述べ、米側を強く非難した。 国営シリア・アラブ通信は8人死亡としているが、外相によると、死亡したのは農家の家族や漁師ら少なくとも7人。26日午後、4機の米軍ヘリコプターが国境から8キロシリア領内に入り、うち2機が着陸。兵士が出てきて撃ち始めた。外相は「白昼の行為であり、誤認ではない。責任は米政府にある」と強調した。 米国やイラクが、国際テロ組織アルカイダ系などのテロ組織の拠点がシリアにあるとしている点については「われわれはアルカイダと戦っている」と反論。 シリアは米国とイラクに捜査を求めたが、国連の非難決議などを求めることについて外相は、米国が安全保障理事会で拒否権を持つことを理由に消極的な姿勢を示した。
【共同通信】
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