麻生太郎首相は28日の参院外交防衛委員会で、北朝鮮の金正日総書記の健康状態について「病院に入院しているだろうという情報などいろいろな話はあり、あまり状況はよくない。ただ判断が全然できないような状況とも思えない」との見解を示した。民主党の白真勲氏らへの答弁。
首相は「インテリジェンス(情報収集機関)からの情報として知らないわけではない」と明かした。判断ができない状態であれば「別の動きが出るとの理解を各国のインテリジェンスは共有している」とも語った。
6カ国協議などへの影響に関しては「(総書記は)情報が上がっていないのか、判断できないのか各国はいまひとつ分かっていない。どの程度影響が出るか正直測りかねている」と懸念を示した。
(21:33)