「医師・看護師・介護職員ふやせ10・25青森集会」が25日、青森市長島1の青い森公園であった。県内の医師や看護師など医療関係者ら約260人が、切迫した医療現場の現状を報告した。
弘前市の健生病院に勤める相馬裕医師(41)は「次から次へと患者さんがやってくる。事務職、看護師、医師はみな、くたくたになるまで働いているが病院は赤字」と現場の惨状を報告。県医療労働組合連合会(青森市)の工藤詔隆・書記長も「医療関係者が安心して働けるようになるためには、診療報酬を引き上げるべきだ」と訴えた。
閉会後、参加者は「医師の数を欧米並みに増やせ」などとシュプレヒコールを上げ、青森市中心部を練り歩いた。【鈴木久美】
毎日新聞 2008年10月28日 地方版