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米大統領選:オバマ氏優位動かず 最後のTV討論、世論調査「圧勝」

 【ヘンプステッド(米東部ニューヨーク州)及川正也】11月4日の米大統領選に向け、共和党候補マケイン上院議員(72)と民主党候補オバマ上院議員(47)の最後のテレビ討論会が15日夜(日本時間16日午前)、当地で開かれ、経済問題や激化する中傷合戦をめぐり激論を交わした。討論会後の世論調査ではオバマ氏が圧勝し、計3回の討論会を制覇。全米支持率で抜け出たオバマ氏が優位を保ったまま最終盤になだれ込む情勢だ。

 討論会では先鋭化する中傷合戦を巡り、マケイン氏が「オバマ氏は莫大(ばくだい)な資金をつぎ込んでいる」と金権選挙批判を展開。オバマ氏は「経済危機問題に議論を集中すべきだ」と反論、激しい非難の応酬となった。

 経済問題でもオバマ氏が「ブッシュ政権の経済失政の継承は危険が大きい」とマケイン氏を批判。マケイン氏が「私はブッシュ大統領ではない」と反論する場面もあった。

 討論会後の調査(速報値)で、CBSテレビは態度未決定の有権者のうち、53%がオバマ氏、22%がマケイン氏が勝利したと判断。CNNテレビもオバマ氏58%、マケイン氏31%とした。マケイン氏は形勢逆転につなげる最後の舞台を生かせなかった。

毎日新聞 2008年10月16日 東京夕刊

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