2008.10.28 Web posted at:  10:52  JST Updated - CNN
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シリア爆撃はアルカイダ標的 米軍が釈明

ワシントン(CNN) 米軍関係者は27日、26日にシリア領内で実施した爆撃で、国際テロ組織アルカイダとのつながりが疑われていた人物1人が死亡したと語った。

関係者が匿名を条件に明らかにしたところによると、米軍の標的は、シリアからイラクへの違法送金や武器密輸、外国人戦闘員の越境に家族が関与しているイラク人「アブ・ガディヤ」だった。関係者はまた、米軍ヘリと米軍特殊部隊が攻撃を実施したことを認めた。

ただしシリアのムアレム外相は訪問先のロンドンで、「米国のうそ」だとして釈明を受け入れない姿勢を表明。米国が国際法に違反し、シリアの主権を侵害したと強く反発した。

同外相は、今回の米軍の爆撃で民間人が死亡したことを「テロリストの攻撃であり犯罪」と厳しく非難。米軍へリ4機がイラクから越境してシリアに8キロ侵入し、26日午後5時頃に農場を攻撃したと述べた。

シリア政府は米国の代理公使を外務省に呼んで厳重抗議。イラク政府報道官はCNNに対し、今回の爆撃について米国側に詳細を確認中だと語った。

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