京阪電鉄の中之島線が今日、ようやく開通いたしました。
さっそく、4時起きで最寄駅からの始発電車に乗り、中之島線をテイスティングしてまいりましたです。
管理人は明日から1週間近くにわたり軽井沢へ静養に出かけますので、2日連続の早起きとなります。しかし更新はちゃんとやりますのでご安心を!
今回の中之島線での目玉は快速急行に起用される、新型の電車。
花鳥風月の中で月をイメージした、あたかもクジラを想わせる個性の強い車両が新たに戦列に加わりました。
そのクジラ電車、管理人も早速乗ってまいりましたですよ。
座席は東レの人工スエード「エクセーヌ」が採用されていて、新快速のツイード柄といい意味で対照的になっております。ジーンズで乗るのに気が引ける…しかし、ベンチシートはどっしり座れるので前向きシートが座れなくても代案としては納得。
天井も間接照明が採用されたりと、快速急行に対する意気込みを感じます。
中之島線最初の駅は「なにわ橋」
北浜の証券取引所の向かいにある、別名「ライオン橋」です。
金融関係のほか、化学関係の会社が多いエリア。ライオン橋は後日取り上げますのでお楽しみに。
淀屋橋から土佐堀川を隔てた中之島エリアが大江橋。
日本銀行や大阪市役所がある、まさしく大阪のペンタゴンエリアです。
西梅田エリアにも近い渡辺橋駅は、先日紹介の新朝日ビル や朝日新聞 ビルを思わせるステンレスと木材を組み合わせた異質な雰囲気。ちなみに中之島線では調度品に木材が使われていて温もりのある雰囲気作りに一役買っております。
この木材はカナダ産の木材で、落書きやペンキの汚れから火災などといったトラブルなどに打ち克てる、特別な加工を施したヒノキの一種であるレッドシダーなのです。
中之島駅は「リーガロイヤルホテル」や大阪国際会議場など、コンベンション施設が集結するエリア。
逆転の発想で考えると、JR東西線や阪神線の福島駅まで徒歩10分以内で接続が可能です。
最近は福島までの道中にABC朝日放送やアートホールが協業する「ほたるまち」が街開きしたばかりです。
中之島駅の先端には、地下を懸命に掘り続けたシールドマシンのオブジェが車止めに展示されております。
20年に亘る難工事の苦労の跡。
~昨日の報道から
中之島線の開業に合わせて民間シンクタンクが行った調査で、中之島地区の日中人口が今後10年あまりで2万人以上増加し、経済波及効果は3600億円以上にのぼることが判明しております。
これはアクセス向上による周辺施設の利用者増や、地区内で開発が進められていたり、目下建設中の高層マンションへの入居希望者が多いことが理由だそう。
従来の「孤立したビジネス街」のイメージを脱却し、東京・お台場や六本木ヒルズに比肩するエリアに変貌(へんぼう)する可能性を示唆しています。