近況報告④・・・セックスのようなキス
テーマ:ゆうのうつつ☆こちらでは、ゆうのうつつをつれづれに綴ります。☆
(※新記事です)
運転席の彼が身を乗り出し、窮屈そうに私の唇を捕まえました。
車内の温度が一度、上がったような気がする。
指が絡み、小さな間接がきゅっと結ばれました。
また一度、温度が上がったような・・・。
シャンパンの軽い酔いの中。
彼と私は、レストランの地下駐車場で少し性急に唇を求め合ったの。
前向きに止まった車、ほの青い車内・・・。
そこは初対面間もない私達の、ささやかな秘密の空間だったの。
途切れたら、また結び直し。
はぐれたら、また絡めあって・・・。
セックスのようなキス。
彼の舌は短く、豊かな広がりがあって、とても滑らかでした。
ゆうが彼を迎えようと唇をほころばせると、その両端がひやっとしたような気がする。
間もなくそれすら彼の唇に飲み込まれて、ゆうは鎖骨を軽く震わせました。
ゆうの唇を軽く噛む様な仕草を繰り返しながら、彼はゆうの胸に触れたの。
「大きいね・・・ずっと見てた」
ゆうは思わず、笑ってしまったのよ。
「ずっと見ていたの?」
気づかなかった。
ゆうも彼をずっと見ていて、自分がどう思われるかとういう事に普段より貪欲だったのに。
「見てたよ、見てないように見てた。」
前髪を横に払い、照れたように笑う彼。
そしてそれを拭うような、ちょっと強引なキス・・・。
「どうしてメールで教えてくれなかったの?このこと」
彼が乳房を大きく揺るがせながら、ゆうを甘く問い詰める。
「だって、恥ずかしいもの。
自分では好きじゃないし」
「どうしてだよ、ああ惚れそうだ・・・」
私、嬉しかった・・・。
彼の短い顎がゆうの頬を撫でる。
私の髪に鼻先を埋めながら、彼は囁きました。
「後ろに行こう、もっと近くに居たい」
ゆうはちらっと、今日着けて着た下着を思いました。
どうしようかよりも、どう答えたら良いかが肝心なひととき。
けれど、何度出会っていてもいつもうまく言葉に出来ない。
だからゆうは黙って、頷くだけでした。
スーツの上着を脱いだ彼は、ゆうを自分の膝の上に座らせてまた深くキスをしてくれたの。
何度も、幾重にも。
私のうなじを片手でぎゅっと掴み、自分の方へ確かにゆうを引き寄せる。
ゆうは手首を折って彼の胸にもたれかかり、軽く乳首を撫でました。
今ここを弾いたら、怒られるかしら?
したいこととすべきことがキスの狭間で混ざり合って、ゆうはちょっと混乱します。
初めましてでは、どこまでがふさわしく貞淑なのでしょう。
淫乱と思われたくないけれど、好きな人には淫乱になりたい人妻。
実はとても幼く、不安の中で行ったり来たり・・・。
熱いキスと暑い車内、分厚い彼の胸と吐息・・・。
全てが濃厚で、けれど不思議に朧げで・・・。
一層自分を見失いそうで怖くなり、ゆうは彼の耳にキスするふりをして唇をはがしたの。
私の両手を引き寄せる彼、ほのかに感じる彼の固さ。
ああたった今自分に自信があれば、今すぐ貴方を抱けるのに!
けれどその時の彼はゆうより躊躇が無かったわ。
二人の間に手を割りいれ、私の花弁を下着の上から煽り始めました。
つい毀れる、ゆうの吐息。
下着の上からの愛撫は、もどかしく、強くて・・・。
求められている事だけは確かに伝わって来ました。
「少し濡れてる」
彼が囁く。
ゆうは恥ずかしさを紛らわすように、彼の肩へ顔を伏せました。
「ストッキングだけ、脱ぐ?」
「駄目、だって・・・」
「そうじゃないと、破けちゃうかもよ?」
悪戯っ子そうな彼の瞳が、徐々にゆうを射始めます。
そして蕾を、親指で硬く転がして・・・・。
「舐めてあげるのに・・・今すぐにでも」
下着を纏った指先は、ずるい。
一層大きくて一層硬くて、一層強引なの。
布地が引き連れると、お尻にもはっきりと彼の圧力が食い込む。
そうして震わされると、刺激よりもその強引さに、つい溶かされそうになってしまうのよ。
彼は空いている片方の手でゆうの胸を撫でながら、花弁を強く炙りました。
どちらも、布地を通しての愛撫。
私の髪を刷け、首筋にも強いキス。
もどかしい感触と熱い感触、そして強い圧力にゆうはとても弱い。
ゆうは太ももと引き寄せて、彼の指がそれ以上深く入らないようにと必死でした。
「本当に駄目、もう許して」
ゆうはこう言うしかありませんでした。
「ぐちゃぐちゃになってるのに?」
「なってないもん」
小さな女の子みたい。
「じゃあ今度、いっぱいしよう」
彼は指を抜き、二人分の吐息に揉まれて震えるゆうを抱き締めました。
「楽しみにしてるよ、今度のデート・・・」
帰宅して着替えると。
下着の一部が肌に食い込んでいました。
彼の仕業・・・。
激しく求められたのか、大切に扱われなかったのか戸惑って。
ゆうはあの時の記憶の中で立ちすくんでしまう。
けれどゆうは、彼との次のデートを待ちました。
楽しみに、そしてどこか不安げに・・・。
■も、も、も・・・
もどかしい!!
早く続きを!!!・・・と、だぁ~が申しております( ´艸`)