2008年09月01日

近況報告④・・・セックスのようなキス

テーマ:ゆうのうつつ

☆こちらでは、ゆうのうつつをつれづれに綴ります。☆
(※新記事です)


運転席の彼が身を乗り出し、窮屈そうに私の唇を捕まえました。

車内の温度が一度、上がったような気がする。

指が絡み、小さな間接がきゅっと結ばれました。

また一度、温度が上がったような・・・。

シャンパンの軽い酔いの中。

彼と私は、レストランの地下駐車場で少し性急に唇を求め合ったの。

前向きに止まった車、ほの青い車内・・・。

そこは初対面間もない私達の、ささやかな秘密の空間だったの。

途切れたら、また結び直し。

はぐれたら、また絡めあって・・・。

セックスのようなキス。

彼の舌は短く、豊かな広がりがあって、とても滑らかでした。

ゆうが彼を迎えようと唇をほころばせると、その両端がひやっとしたような気がする。

間もなくそれすら彼の唇に飲み込まれて、ゆうは鎖骨を軽く震わせました。

ゆうの唇を軽く噛む様な仕草を繰り返しながら、彼はゆうの胸に触れたの。

「大きいね・・・ずっと見てた」

ゆうは思わず、笑ってしまったのよ。

「ずっと見ていたの?」

気づかなかった。

ゆうも彼をずっと見ていて、自分がどう思われるかとういう事に普段より貪欲だったのに。

「見てたよ、見てないように見てた。」

前髪を横に払い、照れたように笑う彼。

そしてそれを拭うような、ちょっと強引なキス・・・。


「どうしてメールで教えてくれなかったの?このこと」

彼が乳房を大きく揺るがせながら、ゆうを甘く問い詰める。

「だって、恥ずかしいもの。

自分では好きじゃないし」

「どうしてだよ、ああ惚れそうだ・・・」

私、嬉しかった・・・。

彼の短い顎がゆうの頬を撫でる。

私の髪に鼻先を埋めながら、彼は囁きました。

「後ろに行こう、もっと近くに居たい」

ゆうはちらっと、今日着けて着た下着を思いました。

どうしようかよりも、どう答えたら良いかが肝心なひととき。

けれど、何度出会っていてもいつもうまく言葉に出来ない。

だからゆうは黙って、頷くだけでした。


スーツの上着を脱いだ彼は、ゆうを自分の膝の上に座らせてまた深くキスをしてくれたの。

何度も、幾重にも。

私のうなじを片手でぎゅっと掴み、自分の方へ確かにゆうを引き寄せる。

ゆうは手首を折って彼の胸にもたれかかり、軽く乳首を撫でました。


今ここを弾いたら、怒られるかしら?

したいこととすべきことがキスの狭間で混ざり合って、ゆうはちょっと混乱します。

初めましてでは、どこまでがふさわしく貞淑なのでしょう。

淫乱と思われたくないけれど、好きな人には淫乱になりたい人妻。

実はとても幼く、不安の中で行ったり来たり・・・。


熱いキスと暑い車内、分厚い彼の胸と吐息・・・。

全てが濃厚で、けれど不思議に朧げで・・・。

一層自分を見失いそうで怖くなり、ゆうは彼の耳にキスするふりをして唇をはがしたの。

私の両手を引き寄せる彼、ほのかに感じる彼の固さ。

ああたった今自分に自信があれば、今すぐ貴方を抱けるのに!

けれどその時の彼はゆうより躊躇が無かったわ。

二人の間に手を割りいれ、私の花弁を下着の上から煽り始めました。

つい毀れる、ゆうの吐息。

下着の上からの愛撫は、もどかしく、強くて・・・。

求められている事だけは確かに伝わって来ました。

「少し濡れてる」

彼が囁く。

ゆうは恥ずかしさを紛らわすように、彼の肩へ顔を伏せました。

「ストッキングだけ、脱ぐ?」

「駄目、だって・・・」

「そうじゃないと、破けちゃうかもよ?」

悪戯っ子そうな彼の瞳が、徐々にゆうを射始めます。

そして蕾を、親指で硬く転がして・・・・。

「舐めてあげるのに・・・今すぐにでも」

下着を纏った指先は、ずるい。

一層大きくて一層硬くて、一層強引なの。

布地が引き連れると、お尻にもはっきりと彼の圧力が食い込む。

そうして震わされると、刺激よりもその強引さに、つい溶かされそうになってしまうのよ。

彼は空いている片方の手でゆうの胸を撫でながら、花弁を強く炙りました。

どちらも、布地を通しての愛撫。

私の髪を刷け、首筋にも強いキス。

もどかしい感触と熱い感触、そして強い圧力にゆうはとても弱い。

ゆうは太ももと引き寄せて、彼の指がそれ以上深く入らないようにと必死でした。

「本当に駄目、もう許して」

ゆうはこう言うしかありませんでした。

「ぐちゃぐちゃになってるのに?」

「なってないもん」

小さな女の子みたい。

「じゃあ今度、いっぱいしよう」

彼は指を抜き、二人分の吐息に揉まれて震えるゆうを抱き締めました。

「楽しみにしてるよ、今度のデート・・・」

帰宅して着替えると。

下着の一部が肌に食い込んでいました。

彼の仕業・・・。

激しく求められたのか、大切に扱われなかったのか戸惑って。

ゆうはあの時の記憶の中で立ちすくんでしまう。

けれどゆうは、彼との次のデートを待ちました。

楽しみに、そしてどこか不安げに・・・。


コメント

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■も、も、も・・・

もどかしい!!
早く続きを!!!・・・と、だぁ~が申しております( ´艸`)

■無題

わ~車の中って、、、

想像するだけで、、淫美なかおりが、、、

寸止めなんて、、できな~い、、

■無題

う~ん、今度なんて言わずに、そのままGO!ってのは、SAMENだけかな(^▽^;)
「またね」と「今度ね」は、お化けくらい見たことがないもんで( ´艸`)

■無題

寸止め!すきやなぁ

■無題

どうして進展しなかったのでしょうか?
感性の違い・・

それとちょっと苦言。
飲酒運転しちゃ、いけないよ!!ゆうさんも切符切られるからね、彼自覚足りないよ。警察で身元全部調べられるからヤバイね!



次回を楽しみにしていますね!

■おはようございます!

ゆうさん ペタ、コメントありがとうございます!

うらやましいですネ!

体調に気をつけて、自分を磨いて、笑顔の素敵な女性になってくださいね!

■緊張するよね

初対面でどこまでいっちゃっていいとか色々考えちゃうよね
体は求めてたりするのに
頭ではどぅしようとか……
次回も楽しみに待ってます

■じれったが………

いたしかたがない。

初対面で………
(>_<)
「経験有り」

次回、楽しみにしてます。

(*^.^*)♪

■セックスのようなキス

セックスのようなキス、いい表現ですね。すごくわかります。次回の僕の小説でアレンジして使わさせていただきます。いいでしょうか? 又、ゲストルームへのコメントありがとうございました。

■どきどきしちゃうね

o(^∇^o)(o^∇^)o

■こんにちゎ


素敵な表現ですね。

キスのたとえとしては、

強烈!!

でも、情景が克明に浮かびますな。

■もどかしい・・・

ゆれる女心ですね!

メールでのやり取りは充分だってのですよね?
でも、初対面でどこまで・・・
やっぱり、考えちゃいますね

頭の中の理性・・・反応する体・・・
淫乱には見られたくないけど好きな人には淫乱になりたい・・・葛藤ですね

で・・・ゆうさんの結論は・・・?

■こんにちわ

結構、初対面でも、女の人って許す人多い
ですね^^オレもこういう場面なんどかあるん
やけど、結構すんなりできちゃうんで^^;

男より女のほうが、欲望たっぷりなんやなぁ
なんて思ってしまいます(笑)

結構、男の方は、エッチまでもっていくと
少し、冷めちゃうんで、じらすのも手かも
しれませんね^^

オレもつづきが気になります^^

■marihteさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

あら、だぁ~と一緒に読んでくれているの?
嬉しいわ、ありがとう!

また、お邪魔します。

■ohoh227さんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

だって、車の中だったんだもの。
初対面だし、それ以上は・・・。
でも、初対面じゃなかったら?
内緒!(笑)

どんな撮影方法なのか、気になっちゃったわ☆
また、お邪魔します。

■SAMENさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

いいえ、そのままなのも良い気がする。
心が惹かれ合えばそういう事もあるって、ゆうは信じます。
だからあの時最後まで行けなかったのも、ゆうの正直な気持ちの一旦だったと思うの。
それがセックスに影響し、結局は実りませんでした。
けれど彼は、優しかったわ。

作品、いつも大切に拝読しています。
また、お邪魔します。

■無題

あぁ…次に会った時が気になります。
それにしても、相手の男性もウマいですね。

■初対面ですかー

俺はしゃいだから 即日はむりやなあ

■腕相撲強いさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

好きなんじゃないもん(笑)

アフリカンダンス、初耳です☆
また、お邪魔します。

■tuntunさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

飲酒運転…そうね、気を付けなければなりませんね。
指摘を頂いてから、もしあの時警察に止められていたら…と思うとなんだか怖くなりました。
ありがとう、これからはもっと注意しますね。

また、お邪魔します。

■モニャモニャさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

こちらこそ、いらして下さってありがとうございます。
素敵な女性になるにはまだ何も足りません。
けれど足りないことはのびしろがあるのじゃないかと思って(笑)、これからも私らしく歩みます。

また、お邪魔します。

■まおさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

そうなの、沢山迷ったわ。
でも、実らなかった今でも、伝えたい気持ちは体温と共に伝えきったから良かったのかなぁという、不思議な充実感があるの(笑)
例えそれがふられた自分への落としドコロだとしても、それを自分で作れたというのはやはり不思議に満足です(笑)

エドさん!?
また、お邪魔します。

■masami2524さんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

ゆうもドキドキしていたのよ(笑)
続きは必ずお話します、不恰好な失恋だけれど☆

初々しくて素敵!
また、お邪魔します。

■タルーンさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

言葉を気に入って頂けたとの事、嬉しいわありがとう。
言の葉は日の光を受けて瞬き、季節のうつろいで色づき、風の手招きで散るもの。
どうぞお持ち下さい、ゆうも楽しみにしています。

とりビーって言うの?(笑)
また、お邪魔します。

■けんぱさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

はい、色々な顔をしながら本当はずーっとどきどきしていました(苦笑)

舞台、お楽しみになったようですね☆
また、お邪魔します。

■猫バスさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

そんなキスを出来た方と一瞬でも出会えたという事は、しあわせだったのかもしれませんね(笑)

自分の好きな物を入れた、その優しさににっこりなゆうです。
また、お邪魔します。

■naeさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

メールでは十分にお話したと思います。
ゆうは出会い系ではお会いする事を前提でメール交際を始めますから。
だからメールでの会話を大切にしていて、大切にするからこそ初めましての時はゆらいだりかしいだりするのだと思うの。
彼に、恋をしていました。

美味しそうね♪
また、お邪魔します。

■REGEさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

私がそう欲したのは、それなりの理由が沢山あるの。
一番は彼が、言葉ででも仕草でも私を大切に扱ってくれたという事。
それが、いつかの日の為の下心のせいにせよ、ゆうは彼に感謝しているのよ。

忘れたくない思いは沢山ありますね。
また、お邪魔します。

■クラッシャーさんへ。

いつもご訪問をありがとうございます♪

あら、ゆうはうまくないの?(笑)

大アサリ、美味しそうです♪
また、お邪魔します。

■こころさんへ。

ご訪問をありがとうございます♪

出会いはお相手と自分の呼応で変わっていくものですから、ゆうも彼も互いに同じ比率で触れ合いたかったのだと、今は信じています。

もう、お帰りになりましたか?
また、お邪魔します。

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