温度差の官能
テーマ:M氏との遙かな夢☆こちらでは、M氏との遙かな想い出を懐かしく綴ります。☆
(※新記事です)
セックスで一度高まった後って素敵ね。
何故かとても、初々しくなるの…。
私達は二人で手を繋ぎ、シャワールームで戯れました。
高温で強い礫を好む彼。
シャワーが弾けると一気に室温が上がり、私と彼は同時に熱風に巻かれます。
大理石の床に当たった水滴が跳ね上がり、二人の脹ら脛をくすぐる。
二人は視線を絡めて微笑むの。
熱くて固い水滴が肌に心地良い。
ゆうは背伸びをして、顎を反らせました。
「綺麗にしてあげる」
無邪気な笑顔の彼が、大きな両手を純白にして笑う。
「ちっとも汚れてないのに」
ゆうも笑います。
そう、ゆうは少しも汚れて居なかったのよ。
彼の吐息と愛液に包まれて、そんな時の私はきっと綺麗だと容易く信じてしまえるの。
寧ろ落とすのは名残惜しい、寂しいとさえ感じます。
でも、彼はいつも私の体を綺麗に洗ってしまう。
太股の間に両手を添え、足の指の水かきまで丁寧に泡を這わせる。
ペテュギアを施した足の爪が、まるで水の中のおはじきのように揺らめきます。
硝子の扉を押し開け、二間続きの広いバスルームに入ります。
シャンパンゴールドの猫足のバスタブ、それには豊かに水面がたゆたっていて。
その足元には同じ色のシャンパンバスケットが一つ、ふんわりとナプキンを掛けられて置いてあります。
そして何故だか、空気がひんやりとしているような…。
彼に促されて爪先をバスタブに差し入れて、すぐにその訳が分かりました。
きゅんと尖る、私の乳首。
バスタブの中は、先程のシャワーとは反対にやんわりと低温の水で満たされていて。
つい今しがたの熱風から逃れた私の肌は縮こまり、感性が一層鋭敏になります。
泡立つ肌。
ゆうの産毛が反り、彼の指がそれを撫でる。
彼は私の乳首が勝ち気に尖ったのを目に止めると、やおら唇を開いてちゅるちゅると吸うように、私の乳房を吸い始めました。
その、温度差と言ったら!
彼の唇は熱く、舌も体温と欲望を灯して燃えるよう。
けれど私の乳首はバスタブの水に冷やされて氷り、感じやすくなっている。
彼はピンク色のその氷をねぶるように転がし、ゆうをからかいます。
歯で甘く噛まれ、舌で淡くなぶられ、唇と唾液でぬめぬめと泡立てられ…。
ゆうはバスタブの中に膝立ちして胸を反らし、喘ぎながら彼がもたらす温度差の官能をを乞いました。
微かに冷たい水、彼の暑い唇。
彼の硬質の歯が細かくゆうの乳首のエッジを曲線状にさざめきます。
ゆうは、そんな時が一番感じるの。
乳輪を指先でつねられ、冷たさで引き返していた微妙な快感も寄せて戻ってくるような・・・。
ああ、と喘ぎました。
冷たい水面に滲む吐息は、とても熱い。
ゆうの太股が、水中でしどけなく開いていきます。
膝でにじると、水面が波立って私の欲望の絵が出来る。
彼はそれを瞬時に見て取ると、細くて長い指をゆうの花びらに添えて。
そしてそれを掻き分けて蕾へと進みながら、愛撫の狭間で卑猥に囁きました。
「もうこんなに濡れてる。
分かるんだ、ゆうのあそこ・・・すごく温かいよ」
それはゆうも分かっていたの。
太股を開いた瞬間、冷たい水が股間を包んだ時。
どこかだけが温かく、とろみを帯びていた。
高まる羞恥心で、ゆうが腰を落とすと。
彼の指は一層蕾に近くなり、あのとろみがどっと溢れます。
彼にバスタブに腰を掛けるように促されました。
けれどゆうはちょっと首を振り、逆に彼に腰を掛けて欲しいとお願いしました。
私だけじゃ、いやなの。
ゆうだけじゃ・・・。
私をさんざん愛撫して、さんざん厭しめた彼は。
実は自身も限界な程、水の中で高く反りたっていました。
冷たさを押し返して、紅いビロードのように剥けたペニス。
袂の二つの袋は柔らかに、水分を帯びてしっとりしめっています。
「また、舐めてくれるの?」
彼が囁きました。
そうするのが好きなんだね、と、からかわれているみたい。
だからゆうは、ちょっと意地悪な気持ちになりました。
さっきは、柔らかいからそっとしたけれど・・・。
今度はぎゅっと、強く吸い込むのはどう?
ゆうは視線と心で彼に問いかけながら。
ゆっくりと、ペニスに唇を吸い寄せ始めました。。。
■くぅ~(>_<)。
タマラナイ。
二人の姿が……
思い浮かべて、
頭から離れない?
室内に響く、甘い吐息と、出てしまう音が……
今にも、聞こえてくる様です。
(*^.^*)♪