2008年 10月 27日 岡山県知事選で４選・石井さんが登庁 △▼ 激戦となった岡山県知事選挙で４回目の当選を果たした石井正弘さんが、２７日、県庁に登庁しました。２７日午前、ほぼ３週間ぶりに県庁に登庁した石井さんは、約２００人の職員に拍手で出迎えられました。２６日投票が行われた県知事選で石井さんは、新人の住宅正人さんに約５万７０００票の差をつけ４回目の当選を果たしました。午後には幹部職員を前に訓示を行いました。この中で財政危機についてはまず県庁自体がスリムになる改革を行い、多くの人の理解を得ていく事が必要と訴えました。 ファジアーノ岡山　Ｊ２入りに向け現地調査 ▲▼ 岡山初のＪリーグ入りを目指すファジアーノ岡山。現在、ＪＦＬ２位と昇格圏内につけています。Ｊ２入りが現実味を帯びるなか、Ｊリーグの委員会が２７日、チームの経営状況などの調査に訪れました。この調査は来シーズン、昇格が見込まれるチームを対象にＪリーグが行っているもので経営諮問委員４人が岡山市役所などを訪れ、行政からの支援があるかや球団の経営状況などを調査しました。Ｊ２入りを目指すファジアーノ岡山はその下のＪＦＬで現在、昇格圏内の２位につけています。昇格にはＪＦＬで４位以上という成績の他に１万席以上のスタジアムを持ち、１試合の平均観客数が３０００人以上であることや経営面で債務超過に陥っていないなどの条件があります。ファジアーノの今シーズンの予算は２億１０００万円とＪＦＬでも最低レベルで、平均予算が１３億円を超えるＪ２では少なくとも４億円が必要といわれています。桃太郎スタジアムを視察した委員からは設備に問題はないものの、スポンサー収入が足りないと指摘を受けました。Ｊ２昇格にむけて、経営面で課題が残るファジアーノ岡山。調査結果は１２月１日のＪリーグの臨時理事会で報告され、１２月中旬には昇格か残留かが決定します。 倉敷市で住宅火災 ▲▼ ２７日午後、倉敷市で住宅を全焼する火事がありました。けがをした人はいませんでした。２７日午後２時１５分ごろ、倉敷市粒江の団体職員、藤原月子さん（７４）の住宅から煙が出ているのを近所の人が発見し、１１９番通報しました。消防が消火にあたり、火は約４０分後に消し止められましたが、木造瓦ぶき２階建ての住宅約２００平方メートルを全焼しました。藤原さんは娘との２人暮らしで、出火当時は２人とも外出していました。警察によりますと、１階の仏壇付近から出火した可能性があるということです。警察と消防が２８日朝から実況見分をして出火原因を調べることにしています。 ２つの銀行が岡山市政令市記念で金利上乗せ ▲▼ 岡山市の政令指定都市移行を記念して、定期預金の金利を上乗せするキャンペーンが地元に本店を置く２つの銀行で２７日から始まりました。このキャンペーンは岡山市の中国銀行と、トマト銀行が始めたもので中国銀行本店には２７日午後、岡山市の高谷市長が訪れ、さっそく５０万円を預けていました。金利が上乗せされるのは預け入れ金額が３０万円以上の３年もののスーパー定期です。中国銀行の場合、預け入れ金額によって上乗せされる金利は０．２０％から０．２５％と幅がありますがいずれの場合も上乗せ後の金利は０．７０％になります。例えば５０万円を３年間預けた場合、通常の定期預金に比べて約３０００円、お得ということです。このキャンペーンは来年１月３０日まで中国銀行とトマト銀行の国内の支店で行われます。 妻への暴力で逮捕の男を送検 ▲▼ 妻に暴力を振るったとして傷害の疑いで逮捕された男の身柄が２７日岡山地方検察庁に送られました。妻の腹には刺し傷があり、その後、死亡したため警察が殺人容疑も視野に捜査しています。傷害の疑いで送検されたのは岡山県和気町の工員、片山照夫容疑者（６１）です。警察の調べによりますと片山容疑者は２５日午前５時半ごろ自宅で妻の秋子さんの顔を殴るなどの暴行を加えケガを負わせた疑いです。片山容疑者は夜になって「妻が包丁で腹を刺した」と１１９番通報し、秋子さんは病院に搬送されましたが間もなく死亡しました。調べに対し片山容疑者は妻を殴ったことは認めていますが、刺し傷については「妻が自分で刺した」と供述しています。警察は司法解剖して死因の特定を急ぐとともに殺人容疑も視野に入れ、捜査しています。 園児がヨシエビの放流 ▲▼ 古くからヨシエビの漁が盛んな岡山市の吉井川河口で２７日、地元の幼稚園児が参加してヨシエビの放流が行われました。放流されたのは生まれてから４カ月で体長３センチほどに成長したヨシエビ、約２０万匹です。放流は児島湾周辺の水産資源を増やそうと地元の漁協と市が毎年行っているものです。児島湾が近い吉井川の河口には西大寺南幼稚園の園児２８人がバケツに入ったヨシエビを優しく川に放流しました。児島湾周辺では古くからヨシエビの漁が盛んですが最近は漁師の高齢化が進み漁獲高は減少しているということです。放流されたヨシエビは１年で２０�aほどに成長し、犬島付近で獲れるようになるということです。 真庭市でアユのやな漁 ▲▼ 産卵のために川を下るアユの習性を利用した漁、「やな漁」が真庭市の新庄川で行われています。やな漁が行われているのは真庭市江川の旭川の支流、新庄川です。やな漁は産卵のために川を下るアユの習性を利用し、川幅いっぱいに設置した仕掛けにアユを誘い込む伝統的な漁です。新庄川では毎年９月からやな漁が解禁となり、雨が降って川が増水する日をねらって漁が行われます。今年は雨が少なく解禁以降２回しか漁ができていませんが、川を下るアユが次々と仕掛けにかかっていました。この漁で１日１０００匹近いアユが獲れることもあるほか１メートル近いウナギがかかることもあるということです。 おかやま菊花大会 ▲▽ 愛好家が育てた菊の美しさや大きさを競う、恒例のおかやま菊花大会が岡山市で開かれています。会場の烏城公園には県内の愛好家３６人が丹精込めて育てた５６６鉢の菊が花壇や盆栽など１３の部門で審査されています。このうち大菊大花壇の部は赤、白、黄色の３色の菊を並べて花の大きさや美しさ、そろい具合を競うもので、その豪華さが見る人を魅了します。この他、岡山県出身の総理大臣、犬養木堂の人形を菊で飾り付けた作品も展示されています。今年は夏に気温が高かったため、菊が傷まないよう水分や栄養分の管理に気を使ったということです。菊花大会は来月１５日まで開かれています。