まずは、株価の動きからです。27日の東京株式市場の平均株価は、大幅安で取り引きを終え、7100円台の終値となり、バブル経済崩壊後の最安値を更新しました。県内の反応です。27日の東京株式市場は、金融危機に端を発した、世界同時不況に対する懸念が一段と高まったことなどで、売り注文が広がり、アジアの主な株式市場が軒並み下落したことから、大幅安で取り引きを終えました。27日の日経平均株価の終値は、先週末に比べ、486円18銭安の7162円90銭で、バブル経済崩壊後の最安値を更新しました。(県民は)「仕事がらみでどうなるのか、倒産するところが増えるんじゃないかと思って心配している」「早いとこ(株価が)底を打つように、公的資金などをはかって、積極的に(金融機関などに)支援していく以外ないと思う」「これからどういう形で落ち着くのか、全く読めないので心配です」(みやぎん経済研究所・田阪譲二常務理事)「経済活動が停滞してくると、雇用の問題とか、賃金抑制というような問題とか、いろいろ出てくる。個人へも、最終的には、株を持ってない人でも影響出る。」一方、東京外国為替市場の円相場は、午後5時現在、1ドル=92円台と円高が続いています。
アシアナ航空は、今週から週5往復に増便する予定だった宮崎・ソウル線を、11月末まで、これまでの3往復にとどめることになりました。アシアナ航空は、韓国から宮崎への、冬場のゴルフ客増加を見込んで、今週から、宮崎・ソウル線を週3往復から、週5往復に増やす予定でした。しかし、円高ウォン安が急激に進み、韓国からの利用客増加が見込めないことなどから、アシアナ航空では、当面、増便を見送ることにしたものです。アシアナ航空では、11月末まで週3往復で運航し、12月以降に増便するかどうかは、検討中だということです。
福岡ソフトバンクホークスの秋季キャンプが、秋山新監督のもと、27日から宮崎市で始まりました。今シーズン最下位に終わった、福岡ソフトバンクホークス。秋季キャンプには、川崎宗則選手や和田毅投手など、主力組も参加しています。キャンプ初日の27日、野手陣は、守備や走塁練習の後、フリーバッティングに臨み、快音を響かせていました。また、投手陣は、秋山新監督が見守る中、ブルペンでキャッチャーを座らせ、精力的に投げ込んでいました。(福岡ソフトバンクホークス・秋山幸二新監督)「目的意識を持った練習をしてくれっていうのと、(宮崎は)いい環境なんでね、個人の能力をどんどんどんどん、高めていってもらいたい」秋山新監督のもと、来シーズン、6年ぶりの日本一を目指す、福岡ソフトバンクホークス。秋季キャンプは11月20日まで、宮崎市の生目の杜運動公園で行われます。
生物テロを想定した政府と県の共同図上訓練が、全国で初めて、宮崎県庁で行われました。27日の訓練は、国民保護法に基づいて行われたもので、政府の派遣チームや自衛隊、それに県や宮崎市の職員など、約200人が参加しました。(担当者)「清武町において天然痘の擬似症が発生しました」訓練は、「テロリストグループが、先進国に生物テロを予告する中、清武町の20代の女性が天然痘を発症した」との想定で行われました。訓練では、まず、保健所の職員らが対策会議のメンバーを招集、検体の輸送方法を検討するなど、初動体制を確認しました。このあと、現地入りしている政府の派遣チームも参加して、県庁と総理大臣官邸が合同で、テレビ会議をつなぐなど、発生時さながらに訓練が進められました。(TV会議で対話)(東国原知事)「初動が一番重要なのかなあという感じがしている。危機意識を県民の皆様、地域の皆様に持ってもらうのが、今回の訓練の大いなる意義になったのではないか。」3年前から全国各地で行われている、国民保護法に基づく訓練。生物テロに対する訓練は、去年の鳥インフルエンザ発生時の対応が評価され、宮崎で今回初めての実施となったということです。
県内最大の政治団体、県農民連盟の代議員会が、27日開かれ、次期衆院選について、いずれも、自民党の公認予定候補者3人を、推薦することを決めました。110人あまりが出席して開かれた、27日の代議員会では、まず、JA宮崎中央会の横山勉会長が、次期衆院選について、「決定した推薦候補については、連盟一丸となって、当選へ向け、取り組んで欲しい。」とあいさつしました。続いて、推薦候補について協議が行われ、上杉光弘元自治大臣と、無所属の川村秀三郎氏の、2人から推薦依頼が出されていた宮崎1区では、「農業には欠かせない人材」との理由から、上杉氏を推薦することを決めました。また、宮崎2区と、3区は、自民党の現職候補以外に推薦依頼はなく、江藤拓氏と古川禎久氏の2人を、それぞれ推薦することが満場一致で決まりました。
女子プロゴルフ、宮崎市出身の大山志保選手が、26日行なわれた「マスターズゴルフ倶楽部レディース」で、今季、初優勝を飾りました。26日の最終日、今シーズン初勝利を狙う大山志保選手は、16番、バーディーパットを沈め、勢いに乗ります。さらに、最終18番・・5メートルからのバーディートライ!これを見事に沈め、バーディーで締めくくった大山選手、トータル7アンダーで、今シーズン初優勝を遂げました。(大山志保選手)「久しぶりの優勝争いだったので、すごく緊張して生きた気がしなかった。けど、皆さんの応援で最後まで頑張れました。残り2試合もベストを尽くして、アメリカでも自分らしいプレーができるように頑張りたい」
「高千穂あまてらす鉄道」は、26日夜、高千穂町で、初めての復興イベントを開きました。「公園化構想」を目指すあまてらす鉄道にとって、復興への決意を新たにするイベントとなりました。このイベントは、高千穂線の公園化を目指している「高千穂あまてらす鉄道」が、初めて企画したものです。イベントでは、公園化構想に賛同している西都市出身の歌手、米良美一さんによるコンサートも開かれました。(米良美一さん)「(高千穂線は)生まれ変わろうとしている。反対意見がぎょうさんあるのも知っているし、物事というのはみんなの賛同を得られる訳ではありません。やってみて間違っていれば引っ込めればいい。とりあえず一歩踏み出してみてそれからでも遅くないと私は思っています」(会場を訪れた人は)「すごく良かったです」「(公園化)するべきだと思う。やれると思う。気持ちを一つにすればできると思う」高千穂線をめぐっては、今年12月28日に全線廃止が確定した後、線路や駅舎といった鉄道資産が、沿線自治体に寄付されることになっていて、現在、日之影町と高千穂町が、有効活用を検討しています。高千穂あまてらす鉄道では、沿線自治体と連携して、当面、「高千穂・天岩戸」間2キロで、遊具列車を走らせたいとしています。(米良美一さん)「残すべきものや要望があれば、それをどういった形でリスクやコストを少なくしてやっていくかという事を前向きに考えるという事は、決して過去のものに執着しているという事ではなく、これからの時代に生きていく私たちにとってとても大事な事だと思う」(高千穂あまてらす鉄道・高山文彦社長)「1センチでもいいから列車を、列車が無理だったら、列車に代わる何かを動かしたい。できない議論ではなく、できる議論をみんなでしようじゃないかと」高千穂線の鉄道資産を、今後どう有効活用していくか、参加者たちは、高千穂線復活への願いをあらためて確かめ合いました。
全国で商工業に携わる、3000人を超える女性たちが、宮崎に集結です。宮崎市のシーガイアでは、27日から、商工会女性部連合会の全国大会が始まり、各地の代表が、観光や特産品をいかした活性化の取り組みを発表しました。大会は、28日まで開かれ、参加者たちは、県内の観光地などを見学します。全国13万人とされる女性部の会員たち、宮崎に、どんな元気をもたらしてくれるでしょうか。
豚のウイルス病「オーエスキー病」を撲滅しようと、宮崎・鹿児島両県の畜産関係者を対象にした研修会が、都城市で開かれました。「オーエスキー病」は、発病すると豚の流産などにつながり、発病するまで、感染に気付きにくいのが特徴です。根絶するためには、オーエスキー病の症状を知り、定期的な抗体検査などが必要で、県では、地域一体となった防止策を促したいとしています。
三股町の窯元では、早くも、来年の干支「牛」をかたどった、ぐい呑みづくりが始まりました。干支のぐい呑みは、三股町の紫麓窯が、新年の縁起物として、毎年つくっているもので、可愛らしいデザインとユニークなネーミングが、人気を集めています。来年の干支、「牛」のホルスタインをかたどったぐい呑みは、「牛(ぎゅー)と一杯」と名づけられ、政治や経済の混迷に白黒つけて、来年こそは、良い年になって欲しいとの願いが込められています。「牛と一杯」が、14作品目となる紫麓釜のぐい呑み、1個2000円で販売され、来年1月までに、約500個つくられるということです。