2008年10月27日 19時42分更新
岡山県鏡野町で特産のアマゴが産卵の時期を迎え、地元の養魚場ではメスから卵を取り出して受精させる採卵作業がピークを迎えています。
岡山県北部の鏡野町では、アマゴが特産品の一つになっていて、町や地元の農協などが運営する養魚場が卵をふ化させて育て、年間3トンを出荷しています。
アマゴは今、産卵の時期を迎えていて、養魚場ではメスから卵を取り出して受精させる採卵作業がピークを迎えています。
いけすの中では、おととしの秋に生まれたアマゴが体長30センチほどに育っていて、養魚場の従業員たちは成熟したメスを選び出し、鮮やかなオレンジ色の卵を取り出していました。
そして取り出した卵にオスの精子をかけて受精させたあと、容器に移し、直射日光が入らないようにしたふ化用の水槽に入れていました。
採卵作業は、今月いっぱい続けられ、卵はおよそ1か月後にはふ化しておよそ30万匹の稚魚が生まれるということです。