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最終更新:2008年10月28日(火) 0時35分

搬送拒否で死亡、夫が再発防止訴え

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 東京都内で、8つの病院への搬送を断られ死亡した妊婦の夫が会見しました。「どういう問題が起きたのか明らかにして、安心して子どもが産める社会になって欲しい」と再発防止を訴えました。

 「私の望みは、妻の死を無駄にしないでほしい。息子のためにも、息子にとって日本一の母親だったと言えるような状態に、世の中を変えて頂きたい」(亡くなった妊婦の夫)

 記者会見を行ったのは、都内8つの病院に受け入れを断られ、今月7日に死亡した妊婦の夫です。

 夫によりますと、妻は今月4日ひどい頭痛を訴え、救急車で主治医の元に運ばれました。尋常ではない頭痛を訴える妻を大きな病院へ移そうとしましたが、受け入れ先は中々見つかりませんでした。

 「やりきれない気持ちでいっぱいですし、なぜこんなに文明や医療の発展した都会で、こんなに死にそうに痛がっている人を、誰も助けてくれないんだろう。もし、代われるなら代わってあげたいと思いました」(亡くなった妊婦の夫)

 およそ1時間20分後、都立墨東病院に搬送、帝王切開と頭の手術を受けましたが、3日後に死亡しました。

 「墨東病院の先生・看護師の方は、ほんとに受け入れ後死ぬまでの間、今も子供がお世話になってますし、本当に良くしてくれました」(亡くなった妊婦の夫)

 夫は病院の責任などを追及するつもりはなく、事実を明らかにし、現状を改善してほしいと訴えました。

Q.システム含め望むことは?
 「お腹に赤ちゃんのいるお母さんが、安心して子供が産めるような社会になることを求めています。せっかく私の妻が死をもって、みなさんの力も借りて浮き彫りにしてくれた問題を、お医者さん、病院、それから東京都、国、力を合わせて改善して頂きたいです」(亡くなった妊婦の夫)
(27日22:29)



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