佐久総合病院(佐久市臼田)の分離移転再構築問題で25日夜、市主催による地元臼田地区の市議、区長、住民グループ、商工会役員を対象にした説明会が開かれた。
病院側から、現病院を本院機能を持つ地域医療センターとする青写真を説明。一般緊急と各科外来、ハビリ医療の充実を図る▽医師は約60人で病床数は300床▽産婦人科と小児科は、専門医を集中配置するため、旧佐久市に建設する基幹医療センターに集約せざるを得ない--などを説明した。
これに対し、「医師は常勤なのか」「再構築は理解できるが、なぜ臼田地域でできないのか」など疑問や反対意見が出された。病院側は「今から土地を探したら、さらに再構築が遅れ、病院が生き残れない」と訴えた。【藤澤正和】
毎日新聞 2008年10月27日 地方版