舛添要一厚生労働相は27日、妊婦死亡問題に関して「周産期医療と救急医療の連携をどうするかが課題だ」と述べ、インターネットで急患の搬送先を検索するシステムを充実強化させる考えを示した。
東京都の江戸川区医師会の幹部と意見交換した舛添厚労相は、墨東病院が一般救急のER(救急治療室)も併設していた点に触れ「最初にERに運び、脳出血の処置をしながら近隣の産科医を呼んでいれば、どうだったか」と指摘。会談後、報道陣に「受け入れ可能な病院を地図で表示するようなシステムを政府としても考えたい。長期的にメディカルクラーク(医療事務員)を増やし、データ更新も早める」と述べた。【清水健二】
毎日新聞 2008年10月27日 21時44分