大阪府の橋下徹知事は26日、堺市内での府民討論会「大阪の教育を考える」で、「言っても聞かない子には手が出ても仕方がない。どこまで認めるかは地域や家庭とのコンセンサス(合意)次第」と述べ、学校での体罰を認めるような発言をした。
知事は「子どもが走り回って授業にならないのに、注意すれば保護者が怒鳴り込み、頭を小突くと体罰だと騒ぐ。こんなことでは先生が教育をできない」と主張した。
終了後、知事は「体罰という言葉にとらわれる必要はない」と語った。【平川哲也】
毎日新聞 2008年10月27日 東京夕刊