2007/08/29

【 ソフビヒーロー可動改造 】 back

ん〜

何か可動改造してみたくなりまして、ソフビのヒーロー人形を弄ってみました。

激獣戦隊ゲキレンジャーの悪役、黒獅子のリオ様です。

御覧の通り、可動する関節は腹部と肩しかありませんので、ほとんどポーズが取れません。

ん〜

リオ様人形ですが、トイザラスで葡萄のな感じで大量に垂れ下がってました。

売れ残り大量〜ってな感じで、お子様的には人気ないのかしらん。

どうしたら効率よく可動できるか?

しばらく考えてみましたが、実際にやってみないとよくわからないので、とりあえずアテも無く切断。

ポリジョイント(3mm)を受軸にして、市販のボールジョイントを仕込んでみます。

ソフビ素材は柔らかくフニャフニャしていますし、中身はほとんど中空です。

ポリジョイントを固定するにしても、なにか土台みたいなモノが無いと上手く行きそうにないので、とりあえずティッシュを中に詰め込んでみます。

 

次に〜

ポリジョイントを固定する箇所にホットボンドを充填し、ボンドが冷えて硬化する前に、ポリジョイントを押し込んで固定してしまいます。

上写真で詰め込んだティッシュのおかげで、ボンドが際限なく中に入っていくという事がありません。

ポリジョイントがホットボンドで固定されている様子です。(左は太股パーツのサンプル写真)

ソフビとホットボンドはそれほど相性が良くないみたいなんですが、意外としっかりと固定されます。

どうしても、ソフビとホットボンドがはがれてしまう箇所については、隙間に瞬間接着剤を流し込んで固定しました。

非常にアバウトな工法ですが〜

なんとなく形になってます。

肩関節はこんな感じ。

切り離したリング状のソフビの破片は、後で使うので取っておきます。

膝の状況。

スネ側のポリジョイントについては、ソフビボディに2.8mmの穴を開け、そこにポリジョイントパーツをはめ込みました。

2重関節ですね。

股関節〜太股部分の切断ライン。

斜めにベルトが通っているので、ベルトを生かしつつ股関節の可動を確保できるような切断ラインについて、ちょっと悩みました。

切断した結果、股関節の下側(フンドシ部分)が非常に細く脆弱になってしまいました。

他の部分から切り離したソフビの破片を瞬間接着剤で貼り付けて、脆弱になった部分(写真の緑色の部分)を補強します。

(腕の付根から切断した破片や、腹部の可動部分から切断した破片を利用しました。)

股関節を仮組み。

左右のジョイント受けが揃わないと、きちんと立てなくなったりするので、股関節の中心パーツを作成。

1.2mmのプラ板×2枚で、ポリジョイントを挟みこんでます。

上記の股関節中心パーツを、そのままホットボンドで固定。
肩関節を受けるためのポリジョイントをホットボンドのみで固定。

む〜

我ながら…

かなりアバウトというか、行き当たりバッタリな作業をしてますなぁ…

 

んで、合体。

一応動くみたいです。

<可動改造として>

加工段階では色々なメーカーの色々なボールジョイントを試してましたが、最終的にボークス製DMジョイントを使って

全身を組み上げました。

股関節は、加工段階よりも小さなボールジョイントに差し替えてます。

ボールジョイントが小さいほうが、太股側に残したベルト部分に干渉しないので、自由に動かすことができます。

ポリジョイントの固定については、作業時間の短縮のためにホットボンドを使用しました。

かなりイイカゲンな作業になりましたが〜 なんとか形になるもんですね。

真面目に改造するならエポキシパテ等を使用したほうが、しっかりした改造ができると思います。

ソフビ人形と同サイズの人形素体にヒーローベース(要は全身タイツ)を着せ、その上にソフビ人形のパーツを

切り貼りする方法もあるのですが〜 そのような方法ですと他のタイプの人形改造には応用できないので、

今回はこのような形の改造を試みてみました。

とりあえず〜

今回は可動モデルへの改造実験としては上手く行ったんじゃないかと思います。

<改造にかかるコスト>

改造するためには諸々の関節パーツが必要となるので、コスト的には1500円ぐらいかかるんじゃないかと思います。

そこまでお金をかける価値があるのか〜 ちょっと微妙な感じかも。

<塗装の失敗>

DMジョイントは成型色が肌色だったので、プラモデル用塗料で黒く塗ってます。(要は手元で余ってて、使いにくいジョイントパーツで組み上げたというか・・・

ですが〜 やはり関節部分なので塗装が剥げてきますね。

素体カラーに合ったジョイントパーツを使うのが理想的です。

あと〜

切断箇所の手直し等で、少しだけアクリル系塗料(金と銀)で塗装をしたのですが、塗料の選択に失敗しました。

ソフビ系素材にアクリル系メタリックカラーを使うと、いつまで経ってもきちんと乾燥しないで、ベタベタしてしまうみたいです。

塗装終了から1週間ぐらいしたら、少し固まってきましたが、完全に固まってくれるかどうかはちょっと判りません。

あと、ソフビ系素材にはエナメル系塗料もダメみたいです。

ソフビ系にはラッカー系塗料が良いんですかね。

ん〜 思わぬトコロに罠がありました。

<以上>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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