今井絵理子、聴力障害の息子に母の声届ける！ＳＰＥＥＤ再結成！…日テレ系「２４時間テレビ」

　２０００年３月に解散した４人組グループ「ＳＰＥＥＤ」が日テレ系「２４時間テレビ３１　愛は地球を救う」（３０、３１日放送）で３度目の再結成することが１９日、分かった。０３年１１月以来４年９か月ぶり。同番組内で、今井絵理子（２４）は０４年１０月に元夫の「１７５Ｒ」ＳＨＯＧＯ（２８）との間に誕生した長男・礼夢（らいむ）くん（３）に聴力の障害があることを告白。母親の声を聞くことができない我が子に、歌っている姿を見せ、メッセージを届ける。

　「ＳＰＥＥＤ」の４人が「２４時間テレビ」の企画「ＳＰＥＥＤ　復活を支えた２つの誓い」（３１日放送、後４時ごろ）で、久々に武道館のステージに立ち、「Ｗｈｉｔｅ　Ｌｏｖｅ」などヒット曲満載のＳＰメドレーを披露する。

　この度、番組プロデューサーが「子供たちに夢を与える存在」として、再結集を提案。９９年に同番組のパーソナリティーを務めた４人も趣旨に賛同し、出演が決まった。

　実は絵理子には特別な思いがあった。これまで公表しなかったが、長男の礼夢くんに聴力障害があった。そんな息子に、歌っている姿を見せ、歌声をなんとか届けたいと思っていた。

　医師から宣告されたときのことを「『ママの声が聞こえないの？』って最初に思って…。歌手として、歌を聴かせてあげたい気持ちが強かったのでショックでした。涙ってこんなに出るんだっていうくらい泣いて、泣いて、泣いて」と絵理子。しかし、懸命に子育てをしながら、障害は個性と思えるようになり、メンバーにも自然に打ち明けることができた、という。

　この思いを３人も重く受け止めている。「何かできることがあれば、やってあげたいと思っていた」（新垣仁絵）、「受け止めるまではいろいろあったと思うけど、絵理子はすべて吹っ飛んでしまうくらいの笑顔をみせてくれる」（上原多香子）、「今は２人からパワーをもらっている。再結成を礼夢に見せてあげて、私たちがもらってきたものを返したい」（島袋寛子）ときずなは変わらず固い。

　絵理子は「この出演は、みんなの気持ちがあるからできる。障害について多くの方に理解してもらうために、力を合わせて乗り越えてくれるステキなメンバーだなと思います」。我が子、同じ境遇の人たちに歌っている姿をみせ、勇気を届けるつもりだ。