東京・妊婦たらい回し死亡問題 舛添厚労相、江戸川区の医師会を訪れ意見交換
10月、脳内出血を起こした出産間近の女性が、8つの医療機関から次々と受け入れを断られ死亡した問題で、舛添厚労相は東京・江戸川区の医師会を訪れ、医師不足の現状と対策について、意見交換した。
この問題は4日、都内に住む36歳の女性が脳内出血を起こし、都立墨東病院など、8つの医療機関で受け入れを断られ、死亡したもの。
舛添厚労相は、2月に墨東病院の周産期医療体制の充実を、東京都などに要望していた江戸川区の医師会を訪れた。
舛添厚労相は「周産期センターをつくったけれど、どうなっているか。情報収集することを欠いている。安心してお産ができる、非常に危険なお産は、墨東病院に行けば可能なんだ、これをやりたい」と述べた。
また舛添厚労相は、緊急時にどの病院が空いているかわかるシステムの構築や、内科から外科まで処置できる医師の養成などの対策を講じていく考えを示した。
(10/27 17:02)