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大阪ひき逃げ 車種の特定進まず 目撃証言少なく

10月27日14時2分配信 毎日新聞


大阪ひき逃げ 車種の特定進まず 目撃証言少なく

ひき逃げ事件から28日で一週間。現場には情報提供を呼びかける看板が立つ=大阪市北区梅田で2008年10月27日午前9時15分、三村政司撮影

 大阪市北区で会社員の鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件は、28日で発生1週間を迎える。大阪府警曽根崎署捜査本部は、加害車両を「黒っぽいステーションワゴン」とみて捜査を進めているが、車種の特定には至っていない。

 調べでは、鈴木さんは21日午前4時15分ごろ、JR大阪駅南側の国道176号の交差点を南から北へ横断中にはねられた。車は鈴木さんを引きずったまま西に逃走。約10分後、約3キロ離れた同市福島区吉野4の市道で、散歩中の女性が倒れている鈴木さんを見つけて110番通報した。

 鈴木さんは頭の骨や肋骨(ろっこつ)などを折り、背中を中心に深い傷を負って既に死亡していたが、事故直後に救護すれば助かったとみられ、捜査本部は殺人容疑も視野に自動車運転過失致死と道交法違反(ひき逃げ)容疑で捜査している。

 事故が起きたのは、1日の中で最も通行人や車が少ない時間帯。まだ夜明け前で車の色や形は見えにくい。捜査本部によると、有力な目撃証言は、事件当時一緒にいて、交番に通報した同僚▽発生現場の交差点北側にいた男性▽110番した女性−−の3人。事故の瞬間や、鈴木さんが引きずられている途中の目撃証言はほとんどなく、車種やナンバーもはっきりしない。鈴木さんの着衣はぼろぼろだったが、ズボンの左すそにはタイヤ跡が残っていた。

 捜査本部は聞き込み捜査や防犯ビデオの解析を進める一方、事件翌日から発生時間帯にあわせ、発生現場と遺体発見場所の2カ所で通行車などの聞き込み捜査を続けている。これまでに多くの情報が寄せられたが、有力な手がかりは少ないという。

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最終更新:10月27日14時2分

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