まぬけな盗撮男が25日、神奈川県警中原署に逮捕された。仕掛けたデジカメに自分自身が映りご用となった。
県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、横浜市鶴見区東寺尾中台、関東労災病院職員で薬剤師の今庸一郎容疑者(35)。
調べでは、24日午後1時半ごろ、川崎市中原区の同病院の男女兼用の更衣室に侵入。床に置かれていた紙袋に約1センチの穴を空け、中にデジカメをセット。デジカメの上に薬品の瓶を置き、さらに検査着で覆いカムフラージュし、同病院に実習で来ていた私立女子大生2人=ともに(21)=が着替える姿を盗撮した疑い。
間もなく、別の職員が紙袋の検査着を回収しようとしてデジカメを発見。同署に通報した。
容疑者はデジカメを設置する際、位置を確認するためレンズをのぞき込んでおり、しかも当時、動画の撮影スイッチが既にオンに。そのため自分の顔が映り、すぐに犯人とバレてしまった。
「(女子大生が)好みのタイプで見たくなった。出来心だった」と容疑者。同病院によると、平成9年から勤務しており、真面目で頼られるタイプだったという。