自民党の鈴木政二参院国対委員長と民主党の簗瀬進参院国対委員長が27日午前、国会内で会談し、参院で審議中のインド洋給油活動を延長する新テロ対策特別措置法改正案の採決時期について協議した。鈴木氏は28日の参院外交防衛委員会での採決を求めたが、簗瀬氏は、中曽根弘文外相の答弁の問題点などを指摘し「28日1日で審議が終わる状況ではない」と拒否した。
これに関連し、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日午前、東京都内で記者団に、解散先送り論について「『臨時国会冒頭で解散』という首相の公約を自ら破る。党利党略以外のなにものでもない」と批判。給油延長法案についても「このような形で裏切られるならば新たな戦略を考えざるを得ない」と、審議協力戦術の見直しに言及した。【小山由宇】
毎日新聞 2008年10月27日 13時15分(最終更新 10月27日 13時29分)
10月27日 | 給油延長法案:民主、28日採決拒否 |
10月23日 | 給油延長法案:外相答弁で断続的に質疑中断 参院委 |
10月22日 | 給油延長法案:参院で審議入り 30日に成立の見通し |
10月21日 | 給油延長法案:自、民とも復興支援へ展望示せず |
給油延長法案:野党一転、対決色も…参院審議 |