現場のプロフェッショナルに学ぶ
アナタの仕事を劇的に進化させる掟(6)
- 【 CanかつMustな仕事から取り組む! 】
必ずしないといけないこと(Must)、今すぐできること(Can)を列挙。その2つが重なった仕事にすぐ着手する。
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そうして生まれた「必ずしなくてはいけないこと」の中から「今すぐできること」を優先して片づけていくんです。これに関しても「書き出す」ことは重要。「やることリスト」作成には、もうひとつ大きな意味があります。だれにどんな作業をお願いすればいいか、「役割分担」のシートにできるということです。
段取りの悪い人ほど、ひとりで仕事を抱え込み、キャパオーバーになりがちですよね。仕事を効率よく進めるには、作業のヘルプをお願いして、仕事を割り振っていく必要がある。うまく周囲を巻き込んでいくと、計画達成のスピードは格段に速くなります。
作業のスケジュール、役割の分担ができたら、いざ計画の実行へ。
この段階では、計画がスムーズに進むよう、進捗管理を徹底させます。それでも、段取りどおりにいかない事態は起こり得る。どうすればいいか。
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- 【 CanかつMustな仕事から取り組む! 】
必ずしないといけないこと(Must)、今すぐできること(Can)を列挙。その2つが重なった仕事にすぐ着手する。
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策は2つあります。想定されるリスクの予防策と、トラブルが起こった後の対応策を練っておけばいいんです。
たとえば、野外バーベキュー大会を計画していたとします。雨が降ると、野外バーベキュー場が利用中止になるリスクがある。そこで、近所の屋内バーベキュー場を予約しておくのが予防策。
実際に雨が降ると、リスクがトラブルに変わります。その対処法として、「朝8時の時点で大雨警報が出たら屋内バーベーキュー場で開催する」などと決めておく。
計画立案の段階で、ここまで事前準備できていれば万全ですね。
さて、一連の流れで進めてきた仕事が終了したら、最後に評価をくだします。当初のゴール設定で掲げた目的は達成できたか、計画どおりに事は進んだか、トラブルはなかったか等々。総合的に振り返り、評価・反省点をまとめる。重要なのは、今後同じミスを繰り返さないために、新たな“しくみ化”を図ることです。失敗の教訓を次につなげられますから、今後の仕事の「段取り力」は向上していきます!
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- ワークシートに書き込んでいくだけで、身につく。
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