さて、どうすれば皆さんも「段取り力」をつけることができるか、お話ししましょう
仕事を段取りよく進める手順は、次の4ステップに分けられます。
1.ゴール設定
2.計画
3.実行・進捗管理
4.評価・しくみ化
第一歩のゴール設定は、ゴールすなわち目的を明確にするということ。目的が不明確なまま仕事を進めると、ムダな作業が多くなったり、目指すものとまったく違う結果になってしまうんです。
たとえば、旅行を例に考えてみましょう。研修旅行と家族旅行では目的が全然違いますよね。そのプランも変わってくる。研修旅行なのに幹事の人にその意識がなかったら、「目的にそぐわない内容だったね」となるんです。要は段取りが悪いと。
仕事でも同じ。仕事をやる前に「何のために(目的)」するのか考えてください。すると、何を、どこまで、いつまでにやるかが見えてくる。ゴール設定ができるというわけです。
次の段階では、設定したゴールに向け、具体的な計画立案に入る。
まずはゴールに向けたやるべき作業を、思いつくままに洗い出します。作業項目がわかったら全体を俯瞰(ふかん)。いつまでにどんな作業をやればいいか、「やることリスト」を作成して優先順位をつけていきます。
優先順位のつけ方でオーソドックスなのが、緊急度と重要度をもとにした視点です。緊急かつ重要度が高い作業が最優先なのは言うまでもありません。注意すべきなのは、重要度は高いものの緊急度が低い作業。「重要だけど急ぎじゃないから」と先送りしてあとで慌てたりしがちなので、優先する必要があります。
アナタの仕事を劇的に進化させる「掟」、まだまだあります!
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