通称“パリ・テイスティング事件”とその後のリターン・マッチJUDGMENT OF PARIS & 30th ANN…

通称“パリ・テイスティング事件”とその後のリターン・マッチ
JUDGMENT OF PARIS & 30th ANNIVERSARY CELEBRATION




▼ 通称 【1976パリ・テイスティング事件 -Judgement of Paris 1976-】


「自分達に勝るワインなど、この世に存在する筈がない。」 フランス・ボルドーを始めとする旧世界銘醸地のワイン関係者達が、頑なにそう信じていた時代。(ボルドーやブルゴーニュの様に)既定の格付けに依存せずとも、彼ら旧世界の権威により「好ましい。」とされるベクトルの延長線上に位置したワインをもってして、フランス勢が大敗を喫する目隠し品評会(ブラインドテイスティング)がありました。“ボルドー赤vsカリフォルニア産カベルネソーヴィニヨン”、そして“ブルゴーニュ白vs同シャルドネ”の構図の下で、赤白共にカリフォルニア勢が圧勝を飾った、所謂“世紀の1976パリ・テイスティング”がそれです。世界中に広く知られるこのブラインドテイスティングは、英国「デカンタ誌」の現編集顧問であり、当時パリで最も有名なワインスクール、「アカデミー・デュ・ヴァン」の主宰者、スティーヴン・スパリエ氏の提唱により開催されました。
 
 ● スティーヴン・スパリエ(Steven Spurrier):1941年英国生。「ラグビー・スクール」「ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)」を卒業後、1964年にセント・ジェームズの「クリストファー&カンパニー(1966年創業)」に加わりワイン商の道へ。渡仏した翌年の1971年、パリ中心部の小さなワインショップ、「レ・カーヴ・ド・マドレーヌ」を購入し、店はすぐにパリジャンから絶大な支持を得る。時を同じくして、パリ初のワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」を主宰。また、ワイン関連の幾つかのベンチャーにも参画。ラ・デファンスのビジWarren Winiarski & Steven Spurrierネス街のワインバー/レストラン「ル・ビストロル・ア・ヴァン」、パリ郊外のウェアハウス/ボトリング工場「ル・シュマン・デ・ヴィーニュ」、「カーヴ・ド・マドレーヌ」に近いレストラン「ル・ムーラン・デュ・ヴィラージュ」、ワインバー「ル・ブルー・フォックス」の経営にも携わる。1988年、ワインコンサルタント/ライターとなる為、パリのビジネスを売却し英国に帰郷。クライアントに「シンガポール・エアラインズ」、「クリスティーズ」等を抱え、クリスティーズではワインコースを立ち上げ運営。現在、多くのワインコンテストの公式審査員をこなす傍ら、「デカンター・マガジン」でコンサルタントエディターを、「サークル・オブ・ワインライターズ」の副会長職、1999年7月オープンの「ヴィノポリス・シティー・オブ・ワイン」では諮問委員会会長を務める。1988年、フランスワインに対する高い貢献度から“ル・ペルソナリテ・ド・ラネ(ウノロジー)”を受賞。主な著書に、「ガイド・トゥ・フレンチワインズ」、「アカデミー・デュ・ヴァン・ワインコース」や、オズ・クラークとの共著「ザ・クラーク/スパリエ・ガイド・トゥ・ファインワインズ」がある。(画像右:右側の人物がスパリエ、左側がスタッグスWCのウォーレン・ウィニアスキ)
 
▼ 蒼々たる顔ぶれのフランス人審査員達 -「仏軍圧勝」を演出するには、これ以上無いお誂え向きの舞台-
スパリエは自らの幅広い人脈を活かし、最高の顔ぶれを集めることに成功します。審査員には、フランスを代表するワイン専門家のみが据えられ、そこにはカリフォルニアワインを贔屓目に見る者は一切含まれませんでした。9名の審査員と各々の役職(当時)は以下の通り。
 ● ピエール・ブレジュー:フランス原産地呼称委員会委員長
 ● ミシェル・ドヴァーズ:フランス醸造学会会長
 ● ピエール・タリ:ボルドー・グランクリュ・クラッセ協会会長/メドック格付け第三級シャトー・ジスクール・オーナー
 ● オーベール・ド・ヴィレーヌ:ドメーヌ・ド・ロマネ・コンティ共同経営者
 ● オデット・カーン:レヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌主筆
 ● クロード・デュボワ=ミロ:ゴー・ミヨー取締役
 ● ジャン=クロード・ヴリナ:タイユヴァン(ミシュラン3つ星レストラン)オーナー
 ● クリスチャン・ヴァンネク:ラ・トゥール・ダルジャン(ミシュラン3つ星レストラン)シェフソムリエ
 ● レイモンド・オリヴィエ:ル・グラン・ヴフール(ミシュラン3つ星レストラン)オーナー

▼ エントリーされたワインはフランスの誇り。そして結果は如何に…
時は1976年5月24日。処はインターコンチネンタル・ホテル・パリ。後世語り継がれることになるこのブラインドテイスティングは、元来が米国独立200周年記念祝賀の一環として、「カリフォルニアワインの質がどの程度まで向上しているかを理解する為に、最高峰のフランスワインも混ぜてみよう。」という、軽い気持ちからの企画であったといいます。そしてスパリエ自身、「カリフォルニアワインの質が向上しているとはいえ、フランス産の最高峰と比較されたら質の違いは明白であろう。」との考えをもっていたと伝えられています。
全てのワインは銘柄を隠され、各審査員によりそれぞれ20点満点で評価が下されました。「カリフォルニアワインとの違いは明白である。」
「この偉大なワインこそがボルドー一級に違いない。」 スパリエと同様、フランスを代表する審査員達も、自らの誇りと優位性を全く疑うことなく品評を進めます。居並ぶフランスワインには、銘醸を代表するに相応しく、ドメーヌ・ラモネのバタール・モンラッシェやシャトー・ムートン・ロートシルトの偉大なヴィンテージも含まれていました。そしていよいよ採点表が集計されます。
ところが結果は、赤白共にカリフォルニアの勝利。誇り高きフランス至上主義の誰もが予期し得ぬ衝撃的事態となりました。(画像右:快挙を報じる“タイム誌”の記事)
:カリフォルニア産/:フランス産      ▼ 赤ワイン部門 (カベルネ・ソーヴィニヨン)
Stag's Leap Wine Cellar Cab SLV 1973Ch. Montelena Chardonnay 1973 第一位:スタッグス・リープ・ワインセラーズ1973
第二位:シャトー・ムートン・ロートシルト1970
第三位:シャトーオーブリオン1970
第四位:シャトー・モンローズ1970
第五位:リッジ・モンテベッロ1971

▼ 白ワイン部門 (シャルドネ)
第一位:シャトー・モンテリーナ1973
第二位:ムルソー・シャルム1973/ドメーヌ・ルーロ
第三位:シャローン1973
第四位:スプリング・マウンテン1973

第五位:ボーヌ・クロ・デ・ムーシュ/J・ドルーアン
当時はまだ、フランスのみが高品質ワインを生産する唯一の国であると広く信じられており、第一位に輝いたカリフォルニアワインは、共に並んだフランスワインの四分の一程の価格で取引されるに過ぎませんでした。そして、想定外の“事件”に狼狽を隠せなかったのが、「安物」と蔑んでいたカリフォルニアワインを選んでしまったフランス人審査員達。その際、彼らの中には、採点表の回収を拒む者、果ては点数を書き換えようとする輩までおり、それをスパリエが防いだと伝えられています。あまりにもセンセーショナルな結果故、後にスティーヴンスパリエは、フランスワイン関係者より米国側の手先であるとも罵られましたが、彼らがもつ“狭い世界観”を露呈する“事件”は再び繰り返されます。

▲ 通称“1976パリ・テイスティング事件”
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-1976 JUDGMENT OF PARIS-
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▼ 1986年リターンマッチ -French Culinary Institute Wine Tasting of 1986-


予期せぬ敗北による屈辱からか、フランス側ワイン関係者達は、「熟成能力を視野に入れるべき。」と、自らのみに都合の良い意見を後出しさせます。「然るべき期間を経た後に我々のワインは開花する。1976年のテイスティングに選ばれたワインはその点が欠如していた。少なくとも十年単位の期間を経た後に同じ試みがあれば、我々が負けるはずがない。」と言いたかったのでしょう。
メモ) 76年から数年の間、“1976ジャッジメント・オブ・パリ”と同様の企画が、幾つかの場所で催されました。その中には、開催地をサンフランシスコに移しながらも、スティーヴン・スパリエ立会いの下で行われた、ブラインド品評会も含まれます。(1978年サンフランシスコ・ワイン・テイスティング -San Francisco Wine Tasting of 1978- “ちなみに”の結果は…▼ 赤ワイン部門 : ● 第一位:スタッグス・リープ・ワインセラーズ1973(加州) ● 第二位:ハイツワインセラーズ・マーサズヴィンヤード1970(加州) ● 第三位:リッジ・モンテベッロ1971(加州) ● 第四位:ムートン1970(仏) / ▽ 白ワイン部門: ○第一位:シャローン1973(加州) ○ 第二位:シャトー・モンテリーナ1973(加州) ○ 第三位:スプリング・マウンテン1973(加州) ○ 第四位:ピュリニーモンラッシェ ピュセル/ドメーヌル・フレーヴ 1972(仏)
「フランス側の言い分にも頷ける要素がある。」 そこでスパリエは、1976年から十年を経た1986年、フランスワイン関係者の主張を考慮し、改めて厳格な品評会を催すこととします。処はパリ。エントリーは前回と同じ銘柄の同ヴィンテージに限定(赤ワインのみ)。これが所謂、“1986年リターンマッチ”と称され、“第二回パリ・テイスティング”に当るブラインドテイスティングです。前回同様、スパリエは主催者としてニュートラルなポジションにいましたが、今回の審査員もやはりフランス人ばかり。「フランス人によるフランスワインの為の企画。」と揶揄されても仕方のない顔ぶれでした。採点や進行方法についても、カリフォルニア勢が口を挟む余地は全くありません。ところが結果は…
フランス勢を再び悪夢が襲います。是が非でも汚名払拭を図るべく主導権を握り、「熟成後の開花はカリフォルニアの比ではない。」と誇りにしてきた彼らのワインが、カリフォルニア勢から返り討ちにされてしまったのです。
▼ 1986年リターンマッチの結果 :カリフォルニア産/:フランス産
第一位:クロ・デュ・ヴァル1972(加州) 第二位:リッジ・モンテベッロ1971(加州) 第三位:シャトー・モンローズ1970(仏) 第四位:レオヴィル・ラスカーズ1971(仏) 第五位:ムートン1970 第六位:スタッグス・リープ・ワインセラーズ1973(加州) 第七位:ハイツワインセラーズ・マーサズヴィンヤード1970(加州) 第八位:マヤカマス1971(加州) オーブリオン(仏)

▲ 1986年リターンマッチ
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▼ 2006年リターンマッチ -JUDGMENT OF PARIS 30th ANNIVERSARY CELEBRATION 2006-


2006年5月24日、1976パリ・テイスティング30周年を記念して、第二回目の1986年リターンマッチに続く第三回目となる米仏ワイン対決がロンドンとナパヴァレー、二つの地に分かれて開催されました。結論から言うと、またしてもフランス勢が辛酸を舐めることに。

CopiaBerry Brothers & RuddUSA Official PanelistsAndrea Immer Robinson過去と同じく、今回の主催者もスティーヴンスパリエ。共に利害が大きく絡むだけに、かつての二度と同様、主体となる米英仏の関係者間でイベント進行方法をめぐり主張の応酬もありました。品評対象となる各ワインは、飲み頃の頂点に達していると判断された30年前と全く同じ銘柄。(但し白ワインについては既にピークを過ぎている為に、異なる銘柄が選抜。)各審査員のポイントを合算させる“ボルダ・カウントシステム”、産地のみが明かされたセミブラインド方式を採用。開催地として選ばれた場所は、ロンドンの有力ワイン商「ベリー・ブラザーズ&ラッド」と、ナパヴァレーにある食とワインのアミューズメント施設「コピア」。1976年をも超える世界最高峰の専門家諸氏が審査員に据えられました。

all panerist

▼ 米国側パネリスト (コピア)
A) パトリシア・ガストー=ギャラハー Patricia Gastaud-Gallagher:ワイン&スピリッツ誌論説主幹/アカデミー・デュ・ヴァン・ディレクター/米国側チェア/米国出身
B) ダン・バーガー(ベルガー) Dan Berger:ニューズレター「ヴィンテージ・エクスペリエンス誌」主宰/米国出身
C) アンソニー・ディアス・ブルー Anthony Dias Blue:ワインコラムニスト/ワイン&スピリッツ誌エディター/米国出身
D) スティーヴン・ブルック Stephen Brook:デカンタ誌寄稿/「Sauternes and the Other Sweet Wines of Bordeaux」執筆/英国出身
E) ウィルフレッド・イェイガー Wilfred Jaeger:18,500本を所蔵するワイン収集家/内70%がボルドーとブルゴーニュ/米国出身
F) ピーター・マークス Peter Marks:マスター・オブ・ワイン(MW)/MW協会エデュケーション・コーディネーター/コピア・ディレクター/米国出身
G) ポール・ロバーツ Paul Roberts:マスター・ソムリエ/フレンチランドリー、パー・セ(共にミシュラン3つ星)の酒類担当ディレクター/米国出身
H) アンドリュー・イマー・ロビンソン Andrea Immer Robinson:世界14人の女性マスター・ソムリエの一人/米国出身
I) ジャン=ミッシェル・ヴァレット Jean-Michel Valette:マスター・オブ・ワイン/コンステレーション傘下R・モンダヴィ社社長/米国出身
J) クリスチャン・ヴァンネク Christian Vanneque:1976年にも審査員を務めた元ラ・トゥール・ダルジャン・シェフソムリエ/フランス出身
▼ 英国側パネリスト (ベリーブラザーズ&ラッド:BBR)
K) スティーヴン・スパリエ Steven Spurrier:英国側チェア
L) ミシェル・ベタンヌ Michel Bettane:フランスを代表するテイスター兼ワインライター/ティエリー・ドゥソーヴ共著の格付け本で知られる
M) マイケル・ブロードベント Michael Broadbent:マスター・オブ・ワイン/クリスティーズ・ワインコースの責任者/英国出身
N) ミシェル・ドヴァーズ Michel Dovaz:1976年にも審査員を務めた元仏醸造学会会長/「ワイン・オブ・ザ・センチュリー」執筆/スイス出身
O) ヒュー・ジョンソン Hugh Johnson:世界で最も有名なワインライターの一人/「ザ・ワールド・アトラス・オブ・ワイン」等著書多数/英国出身
P) マシュー・ジュークス Matthew Jukes:インターナショナル・ワイン&コンペティションズトロフィー受賞者/英国出身
Q) ジェーン・マクィティ Jane MacQuitty:英誌「タイム/サタデー・タイムズ」ワイン担当エディター/「Sparkling Wines and Champagne」執筆
R) ジャスパー・モリス Jasper Morris:マスター・オブ・ワイン/BBR傘下ディストリビューター「モリス&ヴァーディン」設立者/現BBRバイヤー
S) ジャンシス・ロビンソン Jancis Robinson:世界で最も高名な女性マスター・オブ・ワイン/「ザ・ワールド・アトラス・オブ・ワイン」共著
T) ブライアン・サンピエール Brian St. Pierre:「デカンタマガジン」のライター/「パーフェクト・グラス・オブ・ワイン」等著書多数/英国出身

▼ そして明かされる【30年目の真実】 -30th ANNIVERSARY CELEBRATION- ▼


▼ カベルネ・ソーヴィニヨン部門 (カリフォルニア / ボルドー -California Cabernet Sauvignon / Bordeaux-)

A 米国側審査員の品評/9USA Official Panelists -COPIA- (太字:カリフォルニアワイン)

加州&フランス

第一位(67ポイント) : リッジ・モンテベッロ1971
第二位(63) : スタッグス・リープ・ワインセラーズ1973
第三位(62) : ハイツ・マーサズ1970
第四位(60) : マヤカマス1971
第五位(53) : クロ・デュ・ヴァル1972

第六位(46) : シャトー・ムートン・ロートシルト1970
第七位(39) : シャトー・モンローズ1970
第八位(36) : シャトーオーブリオン1970
第九位(35) : フリーマーク・アビィ1969
第十位(34) : シャトー・レオヴィル・ラスカーズ1971
  
B 英国側審査員の品評/9UK Official Panelists -BERRY BROS & RUDD-

加州&フランス

第一位(70ポイント) : リッジ・モンテベロ1971
第二位(59) : シャトー・ムートン・ロートシルト1970
第三位(56) : スタッグス・リープ・ワインセラーズ1973
第四位(53ポイントタイ) :クロ・デュ・ヴァル 1972
/ シャトー・モンローズ1970
第五位: NA
第六位(52) : マヤカマス1971
第七位(50) : ハイツ・マーサズ1970

第八位(46) : シャトーオーブリオン1970
第九位(32) : シャトー・レオヴィル・ラスカーズ1971
第十位(24) : フリーマーク・アビィ 1969
  
C 総合評価/USA & UK Official Panelists

加州&フランス

第一位(137ポイント) : リッジ・モンテベッロ1971 Ridge Monte Bello 1971 (137 points) (● リッジ販売ページ>>)
第二位(119) : スタッグス・リープ・ワインセラーズ1973 Stag's Leap Wine Cellars 1973 (119 points) (● スタッグス販売ページ>>)
第三位(112ポイントタイ) : ハイツ・マーサズ Heitz Martha's Vineyard 1970 (● ハイツ販売ページ>>) / マヤカマス Mayacamas 1971(112 points)
第四位 : NA
第五位(106) : クロ・デュ・ヴァル Clos du Val 1972 (106 points)
第六位(105) : シャトー・ムートン・ロートシルト1970 Chateau Mouton-Rothschild 1970 (105 points)
第七位(92) : シャトー・モンローズ1970 Chateau Montrose 1970 (92 points)
第八位(82) : シャトーオーブリオン1970 Chateau Haut-Brion 1970 (82 points)
第九位(66) : シャトー・レオヴィル・ラスカーズ Chateau Leoville-Las-Cases 1971 (66 points)
第十位(59) : フリーマーク・アビィ Freemark Abbey 1969 (59 points)


▽ シャルドネ部門 (カリフォルニア / ブルゴーニュ白 -California Chardonnay / Bourgogne Blanc-)


A 米国側審査員の品評/9USA Official Panelists -COPIA-

加州ワイン

第一位(48ポイント) : タリー ローズマリーズ 2002
第二位(33) : パッツ&ホール ハイド 2004
第三位(31) : レイミー ハイド 2002
第四位(27) : ピーターマイケル ポワント(ポイント)・ルージュ 2003
第五位(26) : シャトー モンテリーナ 2003
第六位(24) : マウント エデン(イーデン) 2002
フランス 第一位(47) : ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー モンラッシェ レ・ピュセル 2002
第二位(37) : ドメーヌ・ドルーアン ボーヌ クロ・デ・ムーシュ 2002
第三位(33) : ドメール・ルーロ ムルソー シャルム 2002
第四位(28) : ルイ・ジャド シャサーニュモンラッシェ レ・カイユレ 2002
第五位(26) : ルイ・ラトゥール バタールモンラッシェ 2002
第六位(18) : ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレ コルトンシャルルマーニュ 2003
 
B 英国側審査員の品評 (9UK Official Panelists -BERRY BROS & RUDD-)

加州ワイン

第一位(41ポイント) : レイミー ハイド 2002
第二位(37) : パッツ&ホール ハイド 2004
第三位(36) : タリー ローズマリーズ 2002
第四位(31) : シャトー モンテリーナ 2003
第五位(28) : ピーターマイケル ポワント(ポイント)・ルージュ 2003
第六位(16) : マウント エデン 2002
フランス 第一位(44) : ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー モンラッシェ レ・ピュセル 2002
第二位(39) : ルイ・ジャド シャサーニュモンラッシェ レ・カイユレ 2002
第三位(35) : ドメーヌ・ドルーアン ボーヌ クロ・デ・ムーシュ 2002
第四位(27) : ドメール・ルーロ ムルソー シャルム 2002
第五位(26) : ルイ・ラトゥール バタールモンラッシェ 2002
第六位(18) : ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレ コルトンシャルルマーニュ 2003
 
C 総合評価 (USA & UK Official Panelists)

加州ワイン

第一位(84ポイント) : タリー ローズマリーズ 2002 Talley Rosemary's Vineyard (● タリー販売ページ>>)
第二位(72) : レミー ハイド 2002 Ramey Hyde Vineyard (● レミー販売ページ>>)
第三位(70) : パッツ&ホール ハイド 2004 Patz & Hall Hyde Vineyard (● パッツ&ホール販売ページ>>)
第四位(57) : シャトー モンテリーナ 2003 Chateau Montelena (● モンテリーナ販売ページ>>)
第五位(55) : ピーターマイケル ポワント(ポイント)・ルージュ 2003 Peter Michael Point Rouge (Coming Soon!!)
第六位(40) : マウント エデン 2002 Mount Eden
フランス 第一位(91) : ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー モンラッシェ レ・ピュセル 2002 Puligny-Montrachet Les Pucelles, Domaine Leflaive
第二位(72) : ドメーヌ・ドルーアン ボーヌ クロ・デ・ムーシュ 2002 Beaune Premier Cru Clos des Mouches, Domaine Drouhin
第三位(67) : ルイ・ジャド シャサーニュモンラッシェ レ・カイユレ 2002 Chassagne-Montrachet Les Caillerets, Louis Jadot
第四位(60) : ドメール・ルーロ ムルソー シャルム 2002 Meursault Charmes, Domaine Roulot
第五位(52) : ルイ・ラトゥール バタールモンラッシェ 2002 Batard Montrachet, Louis Latour
第六位(36) : ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレ コルトンシャルルマーニュ 2003 Corton-Charlemagne, Domaine Bonneau du Martray

Steven Spurrier & Jasper Morris上位を占めたワインは、またもやカリフォルニア勢。(フランスワインに対して)社会一般が持つ通念の脆さが露呈された感さえあります。「今回はボルドー側が勝利すると信じて疑わなかった。」というスパリエは、“30年後の真実”を目の当たりにして、次のようなコメントを添えました。「ボルドーに匹敵する熟成能力を持つカリフォルニアワインには深く驚嘆した。」 更にパネリスト達も、同様の言葉を続けます。* 「何世紀もの時をかけて、フランスワインの評価が確立されてきたことはよく知られている。しかし今日、カリフォルニアワインはフランスワインと同様、優雅な熟成を果たすことが証明された。」(ピーター・マークスMW) * 「カリフォルニアとボルドーの違いはよく分からなかった。そしてこの“カBernard Portet,James Barrett,Warren Winiarskiリフォルニアとボルドーの違いを認識できない”という事実に感銘を受けた。3番(ハイツ)、6番(リッジ)、8番(ムートン)は偉大なワインで、序列を付ける事が難しかった。但し“3番はハイツかな?”と思ったので1位とはしなかった。」 (ミシェル・ベタンヌ)
【画像左:テイスティング終了後の記者会見に応じるベルナール・ポルテ[左側/クロデュヴァル・オーナー],ジェームス・バレット[中央/シャトー・モンテリーナ創業者],ウォーレン・ウィニアスキ[右側/スタッグスリープ・ワインセラーズ創業者/in Copia】 【画像右上:スティーヴン・スパリエ[左側]とジャスパー・モリスMW[右側] in BBR】


現在のカリフォルニアワイン産業には、1976年当時、未だ世に生を受けていなかった造り手も数多く、新たに誕生した後、多方面で賞賛され続ける銘柄が少なくありません。それだけに、全く別のワインを土俵に乗せた新たな開催があれば、それもまた一興。興味が惹かれます。
三度繰り返されたナパヴァレー勢の圧勝劇。1976年から30年後の今、もはや“事件”ではありません。

▲ 【30年目の真実】
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-JUDGMENT OF PARIS 30th ANNIVERSARY CELEBRATION MAY 24, 2006-
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