ここから本文エリア 病院長の着任難航2008年10月27日 市長「原因把握し対応」 舞鶴市の斎藤彰市長は24日の記者会見で、経営再建中の市立舞鶴市民病院の新病院長に決まっていた藤本莊太郎・京都第一赤十字病院副院長(62)の着任を巡り、交渉が難航していることを明らかにした。 市によると、藤本氏が1日付で非常勤の病院長となり、12月1日付で正式就任することで、市と府、藤本氏らとの間で合意。だが、10月24日時点で勤務しておらず、今後の見通しも立っていないという。 市民病院長については、病院運営を巡り医師が大量退職したのに伴い06年7月から空席となり、舞鶴医師会などから院長代行を迎えていた。斎藤市長が府側に人事協力を要請した。 赤字の続く市民病院の再建や市内の公的4病院再編に向け、新院長は欠かせない存在だけに、斎藤市長は「誠に不本意な状況だ。府との協議を通して原因を把握し、対応していく。今月中には就任してもらえると信じている」と苦渋の表情を浮かべた。
マイタウン京都
|