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【麻生アキバ演説詳報】(1)「お礼かたがた秋葉原に来た」(26日午後) (3/3ページ)
また中小の零細企業で働いている人、全勤労者の75%は中小零細企業で勤めている。そういった人たちを雇っている経営者、雇い主、この人たちにとってはこの12月、1月の資金繰りが最も頭がいたい。なぜ資金繰りが頭が痛いか。簡単なことですよ。ボーナスを払わないきゃいかんから。12月10日くらいまでには、だいたいボーナスを払う。ボーナスは会社によって違うけれど2カ月、3カ月。その他では12月の売り上げが同じ、とするならば給料は1カ月。プラスボーナス3カ月。合計4カ月の給料を払わないかん。
1月は給料は同じだけれど売り上げはみんな正月休みで休んでいるから、働いている時間は半分ぐらいしかない。従って12月1月で1月半の売り上げで約5カ月の給料を払わねばいかん。だから中小零細企業にとってはこの12月1月の資金繰りが大きい。ところどころ、われわれは考えておかなきゃならんのであって、この対策をやらねばならん。従って、地方銀行、中小の銀行に対して政府としては政府系の銀行を使って今いった中小零細企業の資金繰りに対して大幅に手当てをしなければならない。しかし、手当てをされたからといって、結果として手当てをしてもらって助かったと思ったとたんに、地方銀行がきて、おまえ政府から金きたろう、といってとたんに、地方銀行から借りていた資金を引き揚げられたら何の意味もなくなっちゃう。そういうことだってある。
そういうことはしちゃダメです。というところまで手当てをしないと、こういった中小零細企業対策はできない。そういったきめ細かな手当を今やって、この補正予算でこの問題を解決しようとしてます。その補正予算はおかげさまで民主党の方にも賛成をいただいたんで、無事成立させていただきました。しかし、われわれが考えたのは、この案を考えたのは8月末です。