「酒とミステリ」と謳いながら、VOWネタばかりになってしまったので、いっそのことと、VOWネタ専用にさせていただきます。ミステリ論、時評などは、「机上の彷徨」のページを覗いてみて下さい。
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2ちゃんにわたしのことを色々書いてくださる方、嫌がらせのようなメールを下さる方、総てとは申しませんがある共通点がございます。それはわたしの身を案じて下さる文言を書き連ねるという奴で、思いつくままに並べれば「仕事中ネットなんかやってて上司にバレる」とか「平日の昼間からヒマだな」とか「部下から嫌われる」とか、そうした類のことを案じて下さっている。
わたしは現在勤めている会社しか知りませんので(得意先はそれこそ何百と担当しましたが)、一般論ではありませんが、大人の社会って、そんなに閉塞的ではないと思いますよ。
わたしがいま所属している部門は、総勢数百人という大部屋で、そこには上司、部下なんていう関係はほとんどありません(制度上はありますが)。営業から業務依頼がきたら、わたしはスケジュールと特性から、何人かに声をかけ、スタッフ編成をします。そうして、おおざっぱなスケジュールを組み、「じゃあ、次の打ち合わせは来週の月曜日にやろうか」と決めたら、後はフリーです。むろん、そうした案件をいくつも抱えているから、来週までなにもなくて暇というわけではありませんが。
デスクでネットを見ていようが、ぶらりと街に出て映画を見ようが、美術館にいこうが、本屋にいこうが、それは全く個人の自由です。定められたスケジュール内でコスト管理をきちんとして、当たり前なことですが水準以上の企画を作っている限りはです。だから、隣の席の人がどんな業務に就いているかも知らないし、向かいの席の人が不在でも、どこでなにをしているかも知りません。
「唐沢俊一検証blog」の主催者、「kensyouhan」さんが、20日に唐沢が参加する東大のコンテンツ文化史講義の聴講にいったレポートに対して、「荒らしだよーん 」という頭の悪そうな人物が、こうコメントしています。
kensyouhanさん、相変わらず暇ですね、仕事は何をしてるのですか?
この方も、平日昼間にヒマな人間=失業者(ニート?)という思考の方らしい。社会経験がないのか、ご自分がそうした境遇にあるのか。でもね、散々書いたように大人の世界って、もっと自由なところでなんですよ。だからこそ、責任が重大になってくるわけでね。
ま、「社畜」を飼っている「奴隷工場」のような会社がないわけではないでしょうが。そうしたところにお勤めなのでしたら、申し訳ございません。
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うーむ。
どうも見下されているような気がするな。
ふと、見上げてみれば。
あ
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成増とゴリラの関係如何
SHの途中で上のような物件を発見したので、mixiで紹介したら、これはゴリラ用(患者ね)の医院ではないのかと突込みが入った。そんな矢鱈に傷ついたゴリラがいるのかと返そうとして、ふと思ったのだが。
因みに上の写真は成増にて撮影。
いや、こんな店(プロ用工具店)があるのだよな。成増に。
ゴリラ職人、脚立から落ちて捻挫したら、どこにいくのか。
これは成増のリフォーム店の駐車場のイラスト。
さらに―
やはり成増の工事現場のフェンスに描かれておるんだが。
う~ん。
そこかしこに、ゴロゴロ、ゴリラが居る街なんかい、成増?
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遂に明らかになったその全貌
おお、「ワンワンクラブ」ではなく「ワニワニクラブ」だったのか。鰐の飼い主の親睦団体だと思われる。当然ながら、餌は野良犬。
ワニさんが犬さんを食べていて、ときどき犬さんが断末魔の叫び声をあげるので、そんとき五月蝿けりゃあ110番してもいいよと。
下は喰われた犬の飼い主の、恨みの一撃であったのだな。
合掌。
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ぶち抜かれて向こうの風景が見えている。「ロイ・ビーン」のステーシー・キーチみたいである。
怒りの正拳突きが炸裂したようだ。
誰がどんな立場で? そして、ぶち抜かれた部分には本来何が書かれていたのか。
その時は「11(ワンワン)殺し」て下さい、かしら。まさかね。
月刊現代11月号、平野肇の連載エッセイ「急がば回れ」にH氏なる「酒場の達人」が登場するが、このH氏こそ、しばしばこの日記にも登場する「食いしん坊万歳」のプロデューサーH氏である。
H氏にはいろいろな店をご紹介戴いた。ま、よくも見つけてくるなという、板橋のなんでも百円の立呑み屋、新橋の三百円均一の居酒屋、木場の猫の居る呑屋等等。で、こちらも負けじと、四つ木、田端、赤羽とH氏をご案内している。そんなわけで、昨夜は人形町。
地下鉄人形町A4出口から徒歩5分。
こんな場所にまあ、といった按配の魚屋がある。
桜井水産である(さくら水産ではない)。
魚好きは堪らん。刺身六点盛り980円(税込み1029円)。
で、となりのよしずは倉庫ではなくて、桜井水産の直営酒場「酒喰洲(しゅくず)」である。
なんとまあ、刺身盛りを注文すると、プラスチックのトレーのまま出てくる。しかも、値段は1029円(まんま)。メダイの刺身が旨かったので追加。さらに秋刀魚刺し、掻揚、茄子の漬物(絶品!)とか色々注文したが、とにかく安くて旨い。
なのに、入店一時間、客はわたしたち以外には3人連れと1人客のみ。
確かに人形町と言う町からは浮きまくっている印象。これが、新橋あたりにあったら、連日満員の盛況だろうに。
「酒喰洲」の看板を揮毫したのは、かのなぎら健壱とか。
あ、看板の写真撮るの忘れた。
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大丈夫
「だから、これは“歯”ですよ。“歯”以外のなんだっていうんですか?」
「うーん。ほら、横にすると海豚とか魚の頭みたいだし」
「(横にしなきゃいいだろ)えー? そうかなあ」
「塗り壁みたいだし、白いバットマンみたいだし、ジャミラみたい――」
「分かりましたよ、じゃ、“歯”って書きゃいいんですね」
「そうしてくれたまえ。赤でね」
なんてやり取りの末とか。
煙草をやめてウン十年になるが、最近は煙草一つ買うのも大変なようだ。
昔はコイン入れてボタン押すだけでよかったんだけどなあ。だから、ウン十年ぶりに煙草を買おうなんて大それたことを考えると、いろいろと不慣れで戸惑うわけだが。
わざわざ「たばこ自動販売機」と書かなくても、なんぼなんでもそのくらいは分かるって。
え? 年齢認証とか、ATMなんかみたいじゃないかって?
だから、大丈夫だって。
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久しぶりに突っ込み処満載の貼紙
なんといっても最大の謎は、こんなに字の下手な人物が、何ゆえに手書きの貼紙を書こうと思ったのかだ。本人は自覚していないのか。そもそも機能しているのか。
極力悪意は抱かずに読んでみるが。
今夜の物別サービス
キハダすぐろ解身
備長すぐろ弱身
サゴチみりん漬
年欠にしん
鉈鮭塩松
赤魚様鮒仕りみ松
カレ体みりん漬
天然ぶし塩捲
忘知産いれし凡天2本
塩鮭腹身
手ハラミ焼岡
う~む。凄いな。辛うじて判読できるのは「サゴチみりん漬」「塩鮭腹身」だけ。「サゴチみりん漬」も多分「サゴチ(サゴシ)みりん干」なのでは。
「備長」じゃあ炭だぞ。「鬢長」のつもりなんだろうな。
昨日、鮎川哲也賞授賞式のパーティで、会場が開場するのを待っていたとき、長身の男性が歩いてくるのが目に入った。以前、文庫本の解説を書かせていただいた、S部K一先生である。S部先生は招待されては居ない(創元社から本を出していない)が、毎年パーティには顔を出されるのである。
雑談の中で、S部先生が、
「早川に半年前に原稿を送ったのに、なにも言ってこない」
と愚痴るので、
「わたしなんざ、去年の8月に原稿をゲラにしますという連絡を受けて、それっきりですよ」
と返したら、S部先生、妙に納得した表情で、おっしゃられた。
「ああ、すると、創元は売れない作家は後回しにするという噂は本当だったのですね」
……
ウ・レ・ナ・イ・サ・ッ・カ
そりゃ確かにわたしは売れない作家ですよ。しかし、まあ、ここまで露骨に面と向かって言われたことはなかったなあ。
この話パーティ会場で何人かに話したところ、
「よく、ぶんなぐりませんでしたね」
というのが大勢の反応でありました。
で、宴もたけなわな頃、談笑する蘇部S部先生の近くにいき、すぐ隣で談笑しているK井K氏に聞こえるような大声で、
「S部先生、ゴミ」呼ばわりされて殺意を抱いた相手が、そこにいますよ。どします? 殺しますか?」
世間はどんどん狭くなっていくのである。
下のエントリに書いたようにわたくしのお願いは終了したしました。以後、混乱しないように「お願い」関係の日記は総て削除いたしました。「お願い」の部分だけ削除すると、内容が不明確になりそうなものは、全文を削除しました。mixiでも同様のことをやっています。
「お願い」に賛同してご協力して下さった皆様、もう一度御礼申し上げます。