「第33回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決戦大会が26日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、グランプリに静岡県の小学6年生、高田光莉(たかだ・ひかり)ちゃん(12)が選ばれた。
大会史上最年少、初の小学生が3万6312人の頂点に輝いた。両親が「キラキラ輝いて人を楽しませる人に」との願いを込めた少女は、授賞式でその名前を呼ばれ、「お母さん、ありがとう」と泣きじゃくった。
決戦に臨んだ8人は、演技とワイヤーアクションの審査を受けた。光莉ちゃんは、長い手足と新体操で鍛えた柔軟な体で見事な殺陣を披露。「アクションができる本格派女優の発掘」という今大会の目的にハマった。
大会実行委員長のホリプロ、真鍋尚晃氏(39)は「バランスのとれたルックスが魅力だった。世界で通用する女優に育てたい」。父親(43)=会社員=が1メートル87、母親(42)が1メートル66と長身。審査員の女優、片平なぎさ(49)は「ご両親も大きいし、足も大きいし、楽しみです5年先、10年先にきっと輝いていると思う」と将来性に期待を寄せた。
「算数と体育が得意」という光莉ちゃん。「憧れの女優は石原さとみさん」と瞳をキラキラさせた直後、実は会場にいた石原さとみから「おめでとう」と直接祝福され、感激が2倍に膨らんだ。
特別賞は岡山県の私立高校に通う安井美咲さん(15)が受賞。大会の模様は12月にテレビ朝日系で放送予定。