雷門をくぐる大わらじ=台東区浅草1丁目
大わらじのお練り=台東区浅草1丁目
東京・浅草の浅草寺に飾られている山形県村山市で作られた大わらじ(長さ4.5メートル、幅1.5メートル)が26日、10年ぶりに新しくなった。大わらじは1941年に同市出身の衆議院議員・松岡俊三氏が奉納したのをきっかけに、ほぼ10年に一度、同市楯岡荒町町内会の1500人の手によっておくられてきた。今回で7回目になる。
わらじの重さは左右二つで計約1トン。同町内会の若者50人が「ワッショイ、ワッショイ」のかけ声で担ぎ、伝法院から雷門をくぐって浅草寺宝蔵門までを練り歩いた。
1人にかかる重さは20キロ。途中で何度か休憩を入れながら1時間かけて到着。奉納式とおはらいの後、宝蔵門の両側につるされた。大わらじ製作実行委員会の松田正弘会長(70)は「今回も無事奉納することができてほっとした」と話した。