ガックリ落合竜「監督の頭の回転がよければ…」

＜巨・中＞２年連続日本シリーズ出場の目標が絶たれ、引き揚げる落合監督

　【中日２−６巨人】中日はシーズン３位から勝ち上がり、ＣＳを含め１５１試合目の終戦。昨年は３連勝で日本一への道を開いた東京ドームで巨人に屈し、落合監督は静かに今季を振り返った。

　「監督の頭の回転がもうちょっとよければ、こんなシーズンにはならなかった。選手はゼロからのスタートでよく成長した。（来年は）ここからどれだけ伸びるかだ」

　巨人ファンの歓喜が響く控え通路。今年１年を総括し、すぐに来年に目を向けた。ケガ人が続出して公式戦は一度も優勝争いせずに３位。ＣＳは第１ステージで阪神を下したが、最後は巨人の底力に屈した。この日も２点差を追いつきながら、最後はリリーフ陣が崩壊。今季を象徴する力負けだった。

　ウッズも退団が濃厚。落合監督は「今年は選手を大人扱いしすぎた。来年はオレが先頭に立って一から鍛え直す」とも話した。“オレ竜”のリベンジは敗れたこの瞬間から始まっている。