【第39回】 2008年10月27日
米国の没落により、日本は中国の天領になってしまうのか?
『隷属国家・日本の岐路』著者・北野幸伯氏が自著を語る
第1章は、経済について。
政府が推し進める「アメリカ型改革」で、日本は必ず滅びることを証明する。ではどうすればいいのか?
第2章では、「少子化問題を(3K)移民により解決しよう」とする愚かさを指摘する。3K移民の大量受け入れは、世界中で大問題になっている。これは「品格のない国」への超特急切符なのだ。
第3章では、外交と安全保障問題に触れる。
なぜ日本はやればやるほど「損をする」「奪われる」外交ばかりしているのか?
また、日本の脅威は具体的にどの国なのか? どう対処すればいいのかを考える。
第4章では、食糧とエネルギー問題について。
食糧自由貿易論の矛盾を明らかにし、日本の食糧自給率を一気に高める秘策を提示する。
さらに、日本のエネルギー自給率を将来100%まで高める可能性のある新エネルギーを紹介する。
第5章は、教育について。
「自立した国」は、自立した人間が集まることによってつくることができる。そして、自立した人間をつくるのは教育なのだ。
第6章では、金融大国アメリカと世界の工場中国にはさまれた日本が進むべき道を提示する。
世界はすでに、アメリカ一極体制から多極体制への移行期に入った。そして、移行期はいつも混乱の時代なのだ。
本書が、激動の時代を生き抜く日本人に役立つことを、心から願っている。
そして、日本に明るい未来を。
北野幸伯●Kitano Yoshinori
国際関係アナリスト。ロシア在住。1970年生まれ。ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学(MGIMO:「卒業生の半分は外交官に、半分はKGBに」と言われたエリート大学)卒業。政治学修士。卒業と同時にカルムイキヤ自治共和国大統領顧問に就任。99年に無料メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」を創刊。また、新潮社が出資する電子メディア、パブリッシングリンクで「北野幸伯のぶった斬り国際情勢」を連載。2003年、プーチン大統領の元ブレーンとともに日ロビジネスコンサルティング会社であるIMT(International Most Trading Ltd.)を設立。著書に『ボロボロになった覇権国家』(風雲社)、『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』(草思社)がある。メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」
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