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韓国併合100年ひかえ 市民がネットワーク 京都

2008年10月25日

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 2年後に韓国併合から100年になるのをひかえ、大学の教員や市民運動のメンバーらでつくる「『韓国併合』100年市民ネットワーク」(仮称)の設立総会が25日、京都市伏見区の龍谷大であった。日本による朝鮮半島の植民地支配の検証を通じて、残された歴史問題の解決を目指す。

 京都にある大学の教員らを中心に、5月ごろから準備を進めてきた。今後、10万人を目標にした署名集めのほか、政府や自治体、朝鮮人労働者を雇用した企業に植民地期の実態調査を呼びかけ、被害が明らかになった場合、補償を求める活動などをする。

 総会後には、北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫さん(51)の兄、透さん(53)が講演。拉致問題の解決について「もう感情をぶつけるだけではだめで、どうしたら家族を取り戻せるか理性を持って考える時期だ。政府は『(日朝平壌宣言に盛り込まれた)過去の清算』をしてでも、対話の糸口をつかんでほしい」と訴えた。

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