今月4日、妊娠中の女性が脳内出血を起こしたが7つの病院への搬送を断られ、胎児は無事だったものの女性が7日に死亡するという事故が起きた。このことについてのマスコミ報道に関し「天漢日乗」というサイトが意見を述べている。

　このサイトによれば、大手マスコミはこぞって受け入れができなかった病院、特に「総合周産期母子医療センター」という指定を受けていた墨東病院を批判しているが、これは誤りだという。

　同サイトでは、墨東病院は産婦人科医の深刻な減少のため、今回の妊婦が搬送されそうになった時も対応できる人員数ではなかったことから、墨東病院に非があるのではなく、特別な指定を与えた東京都に非があるとしている。病院ばかりを批判していては、より深刻な医師不足に拍車をかけるだけだ、と警告している。

　こうした意見についてネットでは「なんでもかんでも病院のせいか？　お医者さんは必死でやっている」「在京マスコミが騒ぎ立てれば騒ぐほど、首都圏の産科崩壊は速度を増すだけだ」など、マスコミの報道を批判し、病院の実態を報道することに同意する人もいる。

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・天漢日乗

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