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2008-10-26 17:48:55 stanford2008の投稿

「第12回MCNPXによる高エネルギー中性子遮蔽安全解析セミナー」実施内容-新分野への挑戦-

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(1) 主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2) 実施概要 計算コード利用は、国際管理されているため、セミナー参加希望者は、セミナー実施前、RIST HPからパソコン版MCNPX version 2.1.5の利用手続きを済ませておいてください。参加者の持参したノート型パソコン(空き容量250Mbytes, CD及びFD読込み機能付)に高エネルギー連続エネルギーモンテカルロコードMCNPX version 2.1.5 (モンテカルロ計算の汎用性を持たせた断面積ライブラリ構成にしてある: 中性子断面積ライブラリLA150関連ライブラリ一式の他、1keV-100GeV光子断面積ライブラリ、1keV-1GeV電子断面積ライブラリ、0-20MeV 293K 340核種FSXJ32A2中性子断面積ライブラリ、熱中性子散乱テーブルS(α,β)、断面積統合ディレクトリと下記演習用入力含む)を自動インストール(WINDOW’S95, 98, ME, 2000, XP対応)し、下記時間割で計算演習を実施する。
1日目(初級コース)2GHz程度の高速パソコンでWWG機能を利用して信頼性の高い定量的な評価ができるようにする。
10:00-11:00 MCNPX2.1.5及びLA150ライブラリ(150MeV)の概要
11:00-12:00 インストール及び最も簡単な球体系での150MeV中性子深層透過計算演習(WWG機能利用)
13:00-16:00 150MeV中性子による鉄及びコンクリート深層透過体系の計算演習(WWG機能の使いこなし)
16:00-16:30 質疑応答

2日目(上級コース)実験値と比較して計算の信頼性を評価できるようにする。
10:00-11:00 TIARA/JAERI 68MeV鉄体系中性子深層透過ベンチマーク実験問題の解説
11:00-16:00上記ベンチマーク問題の入力作成及び計算演習(WWG機能の使いこなし)
16:00-16:30 質疑応答

(3) 担当者 日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査 桜井 淳
(4) テキスト 当日配布
(5) 応募資格 モンテカルロ法による高エネルギー放射線輸送計算を必要としている者(大学院生歓迎)
(6) 定員 5名(一対一の面接方式での指導を行います)
(7) 実施日時場所 2008年1月28日(火)、水戸市民会館3F小会議室(水戸市中央1-4-1) 水戸市役所隣接施設(水戸駅南口徒歩5分)
(8) 申込先 セミナー事務局(申込先は日本原子力学会HPのメーリングリスト発信文書のバックナンバーに記載されています)
(9) 参加費 30000円
(10) 締め切り 2008年1月22日(火)


年に数回開催しています。

2008-10-26 17:31:38 stanford2008の投稿

「第14回モンテカルロ法による核燃料サイクル施設の未臨界安全セミナー」実施内容-JCOから学ぶ-

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(1)主催 モンテカルロシミュレーション研究会(代表 桜井 淳)
(2)実施概要
1日目(初歩的計算)
10:00-11:00 モンテカルロ法による臨界固有値計算に必要な基礎知識
11:00-12:00 MCNP-4C2インストール及び最も簡単な球体系での臨界固有値計算演習(将来、最先端の研究に利用する場合、セミナーで習得したインストール法により、最新版のMCNP-5を組織内で自身の責任でインストールして下さい。誰にでも簡単にできます。なお、計算コード利用には、管理機関の許可が必要ですので、RIST HPから利用手続きをしておいてください。わからない事項は事前に質問してください。)
13:00-14:00 JCO沈殿槽事故時U溶液体系及びその他の実施設臨界固有値計算演習
14:00-16:00 実施設模擬8種(Los Alamos Criticality Primerの演習問題)の溶液
体系の入力作成及び臨界固有値計算演習
16:00-16:30 質疑応答
2日目(実際的実験解析)
10:00-16:00 各種TCA軽水炉燃料棒未臨界体系臨界固有値計算演習(指数実験値未臨界度0.63-0.999との比較)。TCA燃料棒配列体系17×17,16×16,14×14,11×11,8×8,17×11,17×5, 17×17-7×7,17×17-12×12,17×17-144,17×17-206(詳細は、桜井・山本「指数実験及びモンテカルロ計算により評価された未臨界度の比較」、日本原子力学会和文論文誌, Vol.40, No.4, pp.304-311(1998) 参照)。
16:00-16:30 質疑応答

(3) 担当者 日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査 桜井 淳
(4) テキスト 当日配布
(5) 応募資格 パソコンでMCNPを利用した臨界計算をしたい者(大学院生歓迎)
(6)定員 5名(一対一の面接方式での指導を行います。)
(7)実施日時場所 2008年1月30日(水)、水戸市民会館3F小会議室(水戸市中央1-4-1) 水戸市役所隣接施(水戸駅南口徒歩5分)
(8)申込先セミナー事務局(申込先は日本原子力学会HPのメーリングリスト発信文書のバックナンバーに記載されています)
(9)参加費 30000円
(10)締め切り2008年1月23日(水)


年に数回実施しています。


2008-10-26 16:10:49 stanford2008の投稿

昨秋には予測不能な社会的要因のために三つの事務所の経費削減策-所長の講演・セミナー回数増で対応-

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ふたつの事務所にとって、昨年の秋までは、仕事と経済とも、特に懸念すべきこともなかったため、また、その後も、これほど米サブプライム(低所得者層高金利住宅ローン)に起因する金融不安とその結果としての株価下落が生じるとは予測できなかったため、そのうち回復するだろうと考え、桜井淳所長は、小さな事務所をひとつくらい増やしても、何の影響も生じないと高をくくっていましたが、そうではなく、深刻に考えるほどではないにしろ、いくぶん落ち込み、そのままにできなくなったため、ついに、三つの事務所とも、特に、大きな経費を計上している"水戸"については、徹底的な経費削減策を実施することになり、さらに、ボランティアの催しを一時保留し、桜井所長の講演回数やセミナー開催回数を増やし、収入増を図ることになり、桜井所長は、最近、仕事量が多くなり、休むこともできず、疲れたと口にする機会が多くなり、気の毒な状態ですが、それにしても、いまの金融不安は、歴史的出来事であり、先進国の経済減速に伴い、経済成長率10%前後のBRIC'Sを初めとする新興国諸国の経済も悪化の一途をたどり、BRIC'Sに投資していた楽観論者は、いま、とんでもない損失を被っており、定年後の備えをパーにした人達も少なくないように思えます("ニューヨーク"が軌道に乗るまでに少なくとも数年かかり、経済的には、明らかにマイナスになりますが、しばらくの間、三つの事務所のプラス・マイナスがバランスすればよく、長期的に見て、経済的にプラス要因を生み出せるか否かが継続の条件になります)。
2008-10-26 10:41:46 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-不自然な測定データをどのように取り扱うのが賢明なのか-

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【大学工学部での一般講演の講演要旨】桜井淳所長は、1976年7月から1984年6月まで、原研材料試験炉部に勤務していましたが、材料試験炉部には、材料試験炉(JMTR)(講演では約10分説明)の炉心核計算(講演では約10分説明)部門・キャプセル設計部門・運転部門・保守部門、それに、炉心で中性子照射したキャプセルを原子炉から水中移動(カナル移動)させ、隣接のホットラボラトリの各セルで解体・各種試験(引張試験・衝撃試験・シャルピー試験等)を実施する部門があり、桜井所長は、炉心核計算部門で炉物理の計算・実験(講演では約10分説明)に約8年間従事しましたが、その間、直接の業務上のことではなく、部の問題として、見聞して参考になったことがあり、それは、材料試験炉を利用する原研内外の研究者の"たくらみ"であり、その具体的な内容を話せば、材料試験炉を利用する研究者は、中性子照射する原子炉燃料や原子炉材料を材料試験炉部の担当部門に渡し、しかるべき部門で適切なキャプセル設計(構造・熱)・製造後、炉心に装荷され、ある期間、中性子照射(講演では約10分説明)され、さらに、キャプセルからそれら試験片を取り出し、各セル内で各種試験を実施することになりますが、依頼から完了するまでに、早くて1年、普通数年もかかり(講演では約10分説明)、一本のキャプセルを中性子照射するのに、数百万円から数千万円(講演では約10分説明)もかかり、試験片の種類・質・数からして、原子力開発の質、すなわち、信頼性を左右することになるため、材料試験炉部に依頼する研究者は、材料試験炉部の各部門、具体的には、最終的に、試験片の試験を担当する現場の労働者の質を疑っており、試験が正しく実施され、測定結果がそのまま正直に報告されているか否か、常に、チェック・確認していますが、その手口は、数多くの試験片の中に、依頼した特性と異なる試験片をいくつか混ぜておき(講演では約10分説明)、識別記号は研究者側が記録しておき、材料試験炉部に渡す書類には、皆同じ特性の試験片と記しておき、現場での測定結果は、当然、いくつかの物については、予想した測定データから大きく外れますが、それをそのまま正直に報告するか、それとも、現場で、書類の記載内容からして、そのようになることはありえないと判断して、予想される値に修正して報告するか(試験法によっては、発生確率は低いものの、偶発的に、起こりえることもあるため、そのような判断をする場合もおかしなことではないのですが・・・)、それとも、おかしいと感じて、その試験片については、ブランクのまま書類を提出するか、現場での判断は、三つになりますが(講演では約10分説明)、研究者側がチェックしていることは、たとえ、工学的には考えられないくらいおかしい測定データであっても、試験結果をそのまま正直に報告していることであり、それ以外のことは、期待しておらず、そのような手口は、原研内の研究者だけでなく、原研外の研究者、そればかりか、原研内の研究者が分析センターに成分分析依頼する場合とか、原研内の研究者が原研外の機関に業務委託する場合にも、常に、使われており、材料試験炉部内で、そのような場合の対応法を議論・検討したことがあり、桜井所長は、直接関係していませんでしたが、複雑な心境で聞いていました(経験的に、世の中には、いろいろな"たくらみ"がなされており、良い悪いにかかわらず、おかしいと思っても、特に、理工学分野においては、情報を意図的に加工せず、そのまま報告する以外にないでしょう、このことは、当たり前のように思えるかもしれませんが、実際には、さまざまなしがらみの中で、単純な問題ではありません)。

2008-10-25 19:40:18 stanford2008の投稿

帝国主義的STSからトロツキイ主義的STSまでの広域スペクトルの中で溺れる無思想研究者たち

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佐々木力は講演の中で次のような話をしています。「もっと一般的な政治的観点から言えば、労働者や市民の立場に立ったリスク論に基づく議論を展開すべきだと思います。私は1960年代から労働者運動と共同歩調をとり続けています。(2003年)11月には仙台に赴いて、電通労組でIT革命と労働運動について講演してきますが、彼ら労働者の立場に立って見た技術論を、この際、是非うかがってきたいと願っています。あらゆる科学技術がはたして人間の解放に敵対するのかどうかなど、なんの思想的前提もなく、話し合ってきたいと希望しております。彼らはIT革命下の合理化・リストラで大変な目に合っているわけで、そういった労働現場から見た技術論を聞いてきたいと考えている。科学史家の科学技術論は労働者・市民の現実要求にこそ応えるできです。労働者の科学技術政策の確立と市民の科学技術批判運動にこそ貢献すべきです(『湘南科学史懇話会通信』、2003年7月31日刊、第9号、p.43)。さらに、佐々木力「近代科学史論」三部作完成シンポジウム(『湘南科学史懇話会通信』、2004年7月7日刊、第11号)には次のように記されています。小松美彦(東京海洋大)は、「佐々木科学史学の現代史的意義」の「佐々木科学史学への問い」の項において、次のように記しています。「近代の日本では、広い意味での科学論の中に新たな分野が二つ誕生しました。一つはSTS。Science Technology and Societyの略で、現代の科学と技術の関係を考えましょう、そして政策提言に結び付けていきましょう、そういう風に見える新潮流です。もう一つは、皆さんよくご存知のはずの、バイオエシックス、生命倫理です。これは私の特殊な見方かも知れませんが、この両新分野には二つの特徴が見受けられます。第一に体制補完的である、ないし、そうなる可能性を多分に有している、ということです。・・・第二の共通する特徴は、いずれも歴史的な視点が希薄だということです。・・・一方では、佐々木さんは歴史の重大さを唱えて実践してきましたが、現代批判と歴史研究を結びつける、そのトーンがだんだん薄らいでいるように感じるわれです。若い人たちに対する佐々木さんの責任はどうなのか、と問いたいわけです」(pp.42-43)。さらに、山口直樹(北京大科学与社会研究中心博士課程)は、「労働者のためのSTSとは」の項において、次のように記しています。「この指摘(先の小松の指摘)に対しては佐々木も評価していたが、それでは労働者を基軸にしたノン・コンフォーミスティックなSTSを構想する佐々木は、具体的にいかなるSTSを構想しているのであろうか。日本のSTSが現状肯定的な批判性を喪失したものとなっているとするならば、今後はそうしたことを明らかにしていくことが急務の課題なのではないだろうか」(p.85)。日本STS学会に所属している研究者は、村上陽一郎のような帝国主義的STSから佐々木力のような根源的マルクス主義者としてのトロツキイ主義的STSまでの広域スペクトルの中で溺れている無思想研究者にすぎません。桜井淳所長に拠れば、日本科学技術社会論学会会長の平田光司は、「日本のSTS研究は滑走路で離陸待ちの段階にあるように思えます」(NEWSLETTER, No.8, p.1, 2007.05.25)と位置付けていますが、いつまでも待機状態でもないでしょう(開港9年にしていつまでもそのような開店休業状態にしていると、乗客から不満(革命)の声が起こりますので、もっと、現実的な対応を始めなければなりません)。

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