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2008-10-26 16:10:49 stanford2008の投稿

昨秋には予測不能な社会的要因のために三つの事務所の経費削減策-所長の講演・セミナー回数増で対応-

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ふたつの事務所にとって、昨年の秋までは、仕事と経済とも、特に懸念すべきこともなかったため、また、その後も、これほど米サブプライム(低所得者層高金利住宅ローン)に起因する金融不安とその結果としての株価下落が生じるとは予測できなかったため、そのうち回復するだろうと考え、桜井淳所長は、小さな事務所をひとつくらい増やしても、何の影響も生じないと高をくくっていましたが、そうではなく、深刻に考えるほどではないにしろ、いくぶん落ち込み、そのままにできなくなったため、ついに、三つの事務所とも、特に、大きな経費を計上している"水戸"については、徹底的な経費削減策を実施することになり、さらに、ボランティアの催しを一時保留し、桜井所長の講演回数やセミナー開催回数を増やし、収入増を図ることになり、桜井所長は、最近、仕事量が多くなり、休むこともできず、疲れたと口にする機会が多くなり、気の毒な状態ですが、それにしても、いまの金融不安は、歴史的出来事であり、先進国の経済減速に伴い、経済成長率10%前後のBRIC'Sを初めとする新興国諸国の経済も悪化の一途をたどり、BRIC'Sに投資していた楽観論者は、いま、とんでもない損失を被っており、定年後の備えをパーにした人達も少なくないように思えます("ニューヨーク"が軌道に乗るまでに少なくとも数年かかり、経済的には、明らかにマイナスになりますが、しばらくの間、三つの事務所のプラス・マイナスがバランスすればよく、長期的に見て、経済的にプラス要因を生み出せるか否かが継続の条件になります)。
2008-10-26 10:41:46 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-不自然な測定データをどのように取り扱うのが賢明なのか-

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【大学工学部での一般講演の講演要旨】桜井淳所長は、1976年7月から1984年6月まで、原研材料試験炉部に勤務していましたが、材料試験炉部には、材料試験炉(JMTR)(講演では約10分説明)の炉心核計算(講演では約10分説明)部門・キャプセル設計部門・運転部門・保守部門、それに、炉心で中性子照射したキャプセルを原子炉から水中移動(カナル移動)させ、隣接のホットラボラトリの各セルで解体・各種試験(引張試験・衝撃試験・シャルピー試験等)を実施する部門があり、桜井所長は、炉心核計算部門で炉物理の計算・実験(講演では約10分説明)に約8年間従事しましたが、その間、直接の業務上のことではなく、部の問題として、見聞して参考になったことがあり、それは、材料試験炉を利用する原研内外の研究者の"たくらみ"であり、その具体的な内容を話せば、材料試験炉を利用する研究者は、中性子照射する原子炉燃料や原子炉材料を材料試験炉部の担当部門に渡し、しかるべき部門で適切なキャプセル設計(構造・熱)・製造後、炉心に装荷され、ある期間、中性子照射(講演では約10分説明)され、さらに、キャプセルからそれら試験片を取り出し、各セル内で各種試験を実施することになりますが、依頼から完了するまでに、早くて1年、普通数年もかかり(講演では約10分説明)、一本のキャプセルを中性子照射するのに、数百万円から数千万円(講演では約10分説明)もかかり、試験片の種類・質・数からして、原子力開発の質、すなわち、信頼性を左右することになるため、材料試験炉部に依頼する研究者は、材料試験炉部の各部門、具体的には、最終的に、試験片の試験を担当する現場の労働者の質を疑っており、試験が正しく実施され、測定結果がそのまま正直に報告されているか否か、常に、チェック・確認していますが、その手口は、数多くの試験片の中に、依頼した特性と異なる試験片をいくつか混ぜておき(講演では約10分説明)、識別記号は研究者側が記録しておき、材料試験炉部に渡す書類には、皆同じ特性の試験片と記しておき、現場での測定結果は、当然、いくつかの物については、予想した測定データから大きく外れますが、それをそのまま正直に報告するか、それとも、現場で、書類の記載内容からして、そのようになることはありえないと判断して、予想される値に修正して報告するか(試験法によっては、発生確率は低いものの、偶発的に、起こりえることもあるため、そのような判断をする場合もおかしなことではないのですが・・・)、それとも、おかしいと感じて、その試験片については、ブランクのまま書類を提出するか、現場での判断は、三つになりますが(講演では約10分説明)、研究者側がチェックしていることは、たとえ、工学的には考えられないくらいおかしい測定データであっても、試験結果をそのまま正直に報告していることであり、それ以外のことは、期待しておらず、そのような手口は、原研内の研究者だけでなく、原研外の研究者、そればかりか、原研内の研究者が分析センターに成分分析依頼する場合とか、原研内の研究者が原研外の機関に業務委託する場合にも、常に、使われており、材料試験炉部内で、そのような場合の対応法を議論・検討したことがあり、桜井所長は、直接関係していませんでしたが、複雑な心境で聞いていました(経験的に、世の中には、いろいろな"たくらみ"がなされており、良い悪いにかかわらず、おかしいと思っても、特に、理工学分野においては、情報を意図的に加工せず、そのまま報告する以外にないでしょう、このことは、当たり前のように思えるかもしれませんが、実際には、さまざまなしがらみの中で、単純な問題ではありません)。

2008-10-25 19:40:18 stanford2008の投稿

帝国主義的STSからトロツキイ主義的STSまでの広域スペクトルの中で溺れる無思想研究者たち

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佐々木力は講演の中で次のような話をしています。「もっと一般的な政治的観点から言えば、労働者や市民の立場に立ったリスク論に基づく議論を展開すべきだと思います。私は1960年代から労働者運動と共同歩調をとり続けています。(2003年)11月には仙台に赴いて、電通労組でIT革命と労働運動について講演してきますが、彼ら労働者の立場に立って見た技術論を、この際、是非うかがってきたいと願っています。あらゆる科学技術がはたして人間の解放に敵対するのかどうかなど、なんの思想的前提もなく、話し合ってきたいと希望しております。彼らはIT革命下の合理化・リストラで大変な目に合っているわけで、そういった労働現場から見た技術論を聞いてきたいと考えている。科学史家の科学技術論は労働者・市民の現実要求にこそ応えるできです。労働者の科学技術政策の確立と市民の科学技術批判運動にこそ貢献すべきです(『湘南科学史懇話会通信』、2003年7月31日刊、第9号、p.43)。さらに、佐々木力「近代科学史論」三部作完成シンポジウム(『湘南科学史懇話会通信』、2004年7月7日刊、第11号)には次のように記されています。小松美彦(東京海洋大)は、「佐々木科学史学の現代史的意義」の「佐々木科学史学への問い」の項において、次のように記しています。「近代の日本では、広い意味での科学論の中に新たな分野が二つ誕生しました。一つはSTS。Science Technology and Societyの略で、現代の科学と技術の関係を考えましょう、そして政策提言に結び付けていきましょう、そういう風に見える新潮流です。もう一つは、皆さんよくご存知のはずの、バイオエシックス、生命倫理です。これは私の特殊な見方かも知れませんが、この両新分野には二つの特徴が見受けられます。第一に体制補完的である、ないし、そうなる可能性を多分に有している、ということです。・・・第二の共通する特徴は、いずれも歴史的な視点が希薄だということです。・・・一方では、佐々木さんは歴史の重大さを唱えて実践してきましたが、現代批判と歴史研究を結びつける、そのトーンがだんだん薄らいでいるように感じるわれです。若い人たちに対する佐々木さんの責任はどうなのか、と問いたいわけです」(pp.42-43)。さらに、山口直樹(北京大科学与社会研究中心博士課程)は、「労働者のためのSTSとは」の項において、次のように記しています。「この指摘(先の小松の指摘)に対しては佐々木も評価していたが、それでは労働者を基軸にしたノン・コンフォーミスティックなSTSを構想する佐々木は、具体的にいかなるSTSを構想しているのであろうか。日本のSTSが現状肯定的な批判性を喪失したものとなっているとするならば、今後はそうしたことを明らかにしていくことが急務の課題なのではないだろうか」(p.85)。日本STS学会に所属している研究者は、村上陽一郎のような帝国主義的STSから佐々木力のような根源的マルクス主義者としてのトロツキイ主義的STSまでの広域スペクトルの中で溺れている無思想研究者にすぎません。桜井淳所長に拠れば、日本科学技術社会論学会会長の平田光司は、「日本のSTS研究は滑走路で離陸待ちの段階にあるように思えます」(NEWSLETTER, No.8, p.1, 2007.05.25)と位置付けていますが、いつまでも待機状態でもないでしょう(開港9年にしていつまでもそのような開店休業状態にしていると、乗客から不満(革命)の声が起こりますので、もっと、現実的な対応を始めなければなりません)。

2008-10-25 17:40:36 stanford2008の投稿

東大教官は表面的にはリベラルを装っているものの密室ではとんでもない議論-通産省会議室の事例分析-

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佐々木力は講演で次のように語っていました。「実は、私もかつての通産省(今の経済産業省)に呼ばれて行ったことがある。・・・それは私にも考えがあってのことです。・・・そこのタカ派とおぼしき官僚が、かつての私の数学の一教師の息子で、私の発言に注目していたからです。名目は、「講演してください」ということでした。だが、私の講演が始まる前、その通産省官僚にこう言われました-「先生には別にご講演いただかなくてもいいのですが、とりあえずお願いします」と。このような無礼な発言の秘密は、聴衆がどういう人々であったのかを紹介すれば、すぐに判明します。講演会が行われた小さな部屋には、東大原子力関係の私と同年輩の学者、東京電力、それから主要銀行の部課長クラスなどが並んでいました。そう言えば、ただ1人研究者らしい人もいました。たしか今、中島秀人の夫人になっている方です。総勢15名ほどでしたでしょうか。私は、原子力テクノロジーの危険性について知っている限りのことを30分ほど話しました。その後、原子力テクノロジーの専門家が私に、たとえリスクをおかしても日本経済の成長のためには原子力が必要であるゆえんを説得しにかかりました。犠牲者やむなしの議論、アナクロニズムの経済成長論など、はっきり言って、私はその低水準に驚きました。・・・一言で言えば、自己保身と出世のために私を「いじめる」発言をする。最後に近いところで、先ほど研究者らしいと言及した女性が私に質問しました。-「先生、原子力が危険だとおっしゃいますがどこが危険なんですか?」。私はこの人の教育的背景やどこで何をしている人なのかなどについてはわとんど知りませんでしたが、ともかく高校の物理程度の知識は身につけてから質問して欲しい、とその時感じました。そういった発言以前には、私の味方もひとりはいると思っていたのでしたが、完全に裏切られました。その質問に私は何も答えることはできませんでした。ただ唖然といたしました」(『湘南科学史懇話会通信』、2003年7月31日刊、第9号、p.40)。桜井淳所長は、ここで言う「東大原子力関係の私と同年輩の学者」が誰なのか、さらに、「たしか今、中島秀人の夫人になっている方」が誰なのか、知るために、その議事録を入手して確認したところ、前者は岡芳明、後者は中島貴子(当時、池田貴子)で、岡は、現在、東大教授兼日本原子力学会会長、中島は、東大先端研助教(旧助手、金森修・中島秀人編著『科学論の現在』の分担執筆者経歴参照)からつい最近、職位は知りませんが、東京電気大に転職しましたが、ふたりとも、表面的には、リベラルを装っているものの、密室では、とんでもない議論をしており、桜井所長に拠れば、特に、中島の場合には、科学論、それも社会との関係の深いSTSに関係しているだけに、表の顔と裏の顔のギャップの大きさに驚いていました(佐々木は、講演で、池田貴子のことを、どこで何をしていたのか知らないと言っていますが、それは、完全なおとぼけであって、池田が東大科史・科哲博士課程修了で、何らかの科目のレクチャーをしており、研究者としての能力と考え方を良く知っており、それどころか、東大科史・科哲博士課程での中島秀人の指導教官でもあり、政治的立場まで良く知っていました)。

2008-10-24 21:45:49 stanford2008の投稿

「第1回科学哲学セミナー」開催案内-科学革命の歴史構造-

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(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要

10:00-10:30 物理学と方法―古典力学・相対性理論・量子力学・場の理論の構造―

(柳瀬睦男『科学の哲学』岩波新書(1984)を基に論理化)
10:30-11:00 物質の階層的構造―原子・原子核・基本粒子―

(柳瀬睦男『科学の哲学』岩波新書(1984)を基に論理化)
11:00-11:30 科学革命の歴史構造

(トーマス・S・クーン『科学革命の構造』『構造以来の道』を基に論理化)
11:30-12:00 ふたつの博士論文をまとめて見えてきた物とまだ見えてこない物について―自然科学と社会科学の構造―(大型コンピュータ等15000ジョブ入出力処理・34編原著論文・20冊著書のまとめ経験から知りえた得たわずか二、三のことについて)
13:00-14:00 論理学-演繹法と帰納法-

(柳瀬睦男『科学の哲学』岩波新書(1984)を基に論理化)
14:00-15:00 唯我論・不可知論

(柳瀬睦男『科学の哲学』岩波新書(1984)を基に論理化)
15:00-16:00 世界の主要な大学・研究機関における科学方法論-主に原子力機構・加速器機構共同建設のJ-PARCの事例分析-

16:00-17:00 自由討論

(3)担当者 桜井 淳
(4)配布資料 
(5)応募資格 科学哲学に興味を持っている者(大学院生歓迎)。
(6)定員 20名
(7)実施日時場所 2008年11月27日(木)、水戸市民会館3F小会議室(水戸市中央1-4-1) 水戸市役所隣接施設(水戸駅南口徒歩5分)
(8)申込先 セミナー事務局(申込先については日本原子力学会HPのメーリングリスト発信文書のバックナンバーに記載されています)
(9)参加費 10000円
(10)締め切り 2008年11月21日(金)

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