入社後、福岡支店の事務部門からスタートという異色の経歴の持ち主。その後、同支店で仕分け、配送、配車、営業を担当する。その後、本社の営業部に異動になり、各地のセンター立ち上げの補佐的業務に携わる。本社で2年営業を経験した後、「現場の第一線で営業がやりたい」と自ら社長に申し出て、27歳の時に広島営業所に。そこでの活躍が認められて、長崎営業所の所長に抜擢される。1年半の短期間だったが、大幅な業績アップを実現する。2003年3月、東扇島営業所・所長として立ち上げに携わった後、広島営業所に。

  chapter-1 今年は、関東で一緒に頑張ろう。
chapter-2 不可能を可能にした力。
 
 
     史上最大のプロジェクトを成功させるため、全国の事業所長クラスの人材が東扇島に集結し、吉本をサポートした。嬉しい反面、それぞれがひと癖もふた癖もある人間ばかりですから(笑)、まとめるのは大変でしたよ。施設の用意が整い、プランが固まってオープンまで約1ヶ月間の準備期間がありましたが、いざ3月のオープン当日となっても、現場は大混乱でした。最初の数週間は、ろくに休みもとれず、みんなほとんど寝てない状態(笑)。ようやく落ち着いたのは、1ヶ月過ぎた頃でしょうか」と当時の振り返る。
 当初は、ファミリーレストラン250店舗向けの配送業務からスタート。 翌月には、ハンバーガーショップ50店舗の食材取扱いを開始。10月には牛丼チェーンの160店舗、さらに2004年4月からは和食レストラン向けのセンター業務がスタートした。
 「お客様も成長してる企業なので、次々と状況は変化しています。次々と新しい業態の店舗がオープンしており、我々も迅速に対応してゆかなければならない。システムも日々変えていっている状況。現状に満足することなく、どんどん精度を上げて、お客様に安心して物流を任せて頂けるようにしたい」
 彼の挑戦は、まだ続いている。
 最後に、この1年半あまりを振り返って彼は言う。
 「今、立ち上げ当時のことを思い出すと、まがりなりにも上手くいったことが信じられない。普通では考えられないことも、全員が力を合わせることで実現できた。不可能も、みんなが協力すれば可能になるんだと実感しました。ムロオという会社のパワー、この会社で働く人間のパワーを改めて知らされた思いです」
    BACK
     
Copyright(C) 2004-2008 MUROO CO,.LTD. all rights reserved.