「個が立つ社会」をキャッチフレーズに、起業・転職支援やビジネスリテラシー研修などを提供しています。 個人向けにはチャレンジ応援サイト「起-動線(きどうせん)」を運営。
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2006/09/19
喋り言葉から、いかに「えーと」などの間投詞を抜くか。プレゼンテーションの機会が多い方にとっては悩ましいこの問題、「自分はこうやって解決した」というエントリを読みました。
プレゼンテーションをするときには、2つの「意識の流れ」を同時に走らせている:
- 「コンテンツ」の流れ。プレゼンテーションを円滑に進行するために。
- 「喋りのダイナミクス」の流れ。すなわち聴衆の反応や自己を観察し、適切な言葉を接ぐために。
When I deliver a presentation, I have two distinct 'mindstreams' running concurrently and silently in my head:
- A 'content' mindstream, which contains the presentation proper
- A 'speaking dynamics' mindstream, which contains an audience- and self-monitoring 'system' (for lack of a better word)
タイムキープをしながらコンテンツの流れを意識する、いわば「演出家」と、(原稿はあるにせよ)その場に応じて言葉を紡いでいく「役者」の2役を演じていることを意識せよ、ということですね。これはハッとする視点でした。
喋りながら2つの流れを意識する。これは(ピアノのような)学習可能なスキルであり、特異な能力ではないと述べています(この境地に至るまでに自分の録音した声を聞きまくった経験があるわけですが、そこは本文に譲ります)。
ここ2年ほど定期的に講義をしてきたおかげで、多少は実感を持って共感できます。昨晩も3時間やりましたが、喋りながら「あ、意味ないこと喋ってるよ、オレは」と気づいてしまうシーンがありました。まだまだです…。とはいえ、喋った瞬間に気づけるというのも経験が必要で、最初のうちはそういう余裕はありませんでした。
上記とは全く違う視点ながら、自分なりの『「えーと」削りのコツ』をまとめてみたいと思います。
- 沈黙を恐れない
テクニックではなくマインドの問題です。個人的にはこれが最大のコツ。
- 余計なことを言わない
口数を多くすればするほど、伝わらなくなる。そんな気がします(プレゼンテーションの種類にもよりますね)。小咄やTipsなどはプレゼンに彩りを添えますが、考え考え喋ってしまうと、聞き苦しさの方が目立ってしまうかも。
- キーワードを決める
場つなぎの言葉を探して「えーと」とやってしまうケースが多い。言うべき内容を思い出すまで喋らないというのが1と2のアプローチですが、場つなぎに「そのスライドのキーワードを繰り返して喋る」というアプローチもあります。例えば次のスライドへのつなぎ方を忘れたならば、「えーと」と言わず、「ここまでは、要するに○○ということです」「繰り返しますが、○○。これだけは覚えてください」などと言う。ゆっくり言えば、考えをまとめる時間も作れますし、「それほど重要なのか!」という印象を与えることもできます。ただし、それなりに準備されたコンテンツであることが前提。
- 練習する
王道。いきなりガジェット話になりますが、W-ZERO3[es]のPowerPoint Viewerは使えますよ。これまではA4の紙に1/4サイズで打ち出し、切り離し、紙芝居を作って練習していましたが、このViewerは十分高精細です(これで読めないようなサイズのフォントは使うべきではないですね)し、アニメーションも再生できます。キーボードを出さなくても操作できますので、電車の中でも恥ずかしくなく練習可能。ブツブツ言うのはそれなりに恥ずかしいかもしれませんが…。
- 他人に聞いてもらう
人間、思いも掛けないクセを持っています。自分にはある特定の動作をするときに「ヨイショッ」と言ってしまうクセがあり、受講生の方の物真似ネタになりました。クセも個性のうちですが、それがコンテンツより目立ったり気になったりしては、いけませんね。
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コメント
こんにちは。ご無沙汰しています。
興味深いテーマですね。
私も部下に「『えーと』が多いと頭悪い人だと思われるよ」と指導しています。
「沈黙」は私は「間(ま)」と言って教育しています。「間(ま)」は意識的に作り演出して相手を引き込むのようにと。基本的に私はキーワードは「間」「スピード」「メリハリ」、そして「度胸」を教えています。練習のときの言葉と多少変わっても間違っても気にせず堂々とまずはやろうね、と言って自信を失わないように注意させています。何かアドバイスあればお願いしたいです。
1.に似てるんですが、「プレゼンが早く終わる分には気にしない」と僕は思ってます。「えーっと」っていうときは、どうやってつなげようかとか、引き伸ばそうか、とか思っていることが多いので、迷うくらいならさっさと次へ進めて、早めに終わったほうが聞いてるほうもラクだと思うようにしてます。イベントなんてだいたい押してますしね。
あと、パネルディスカッションのときに次の展開の予測が外れることがあるので、モデレータのときは開き直って「えーっと、じゃあこれは誰に聞きましょうかね」とか、わざといってしまうことにしてます。混乱した状況を聴衆と一緒に楽しむくらいの勢いで、堂々といえばオッケーかなと。
喋りながら考えるというのは、(ピアノのような)学習可能なスキル、というのはうまい説明ですね。
TORAPAPAさん、
こちらこそ、ご無沙汰しております。
> 何かアドバイスあればお願いしたいです。
わたしも修行中の身ですので、過去のエントリから「プレゼン」を含むタイトルを検索した結果をもってアドバイスに代えさせてください。
◆「すごいプレゼン」のための56箇条
http://blogs.itmedia.co.jp/koji/2005/07/56_24e4.html
◆スライド一覧でPowerPointプレゼンをインタラクティブに
http://blogs.itmedia.co.jp/koji/2005/06/powerpoint_77d2.html
◆プレゼンの緩急
http://blogs.itmedia.co.jp/koji/2005/10/post_523c.html
◆良いプレゼンの見分け方
http://blogs.itmedia.co.jp/koji/2005/11/post_6931.html
jniinoさん、
2つとも同感です。
> イベントなんてだいたい押してますしね。
ギク。肝に銘じます。9/30はよろしくお願いいたします。
プレゼンを行いながら第三者的視点でご自分を見るのは、難しそうですが、大変効果的でしょうね。
プレゼンの練習には録画を見直すというのも、とても良いと思います。気恥ずかしくはありますが、普段気付かない自分の口癖や、仕草を見て驚く事があります。
マッキンゼー出身の方何名かとお仕事でご一緒しましたが、話すこと全部書きおろしていましたね。それを反芻しつつ準備をする。その結果、言葉もつまらず、自信が感じられる迫力のあるプレゼンテーションになっていました(後日談では、マッキンゼーでも人によってやり方は違うらいしです)。
技術論は別にしても、やはり自信を持ってお話ができる、ように中味を理解し論旨・論理を組み立て、準備をすることで、「えーッと」てことも少なくなると思います。
mihoさん、こんにちは。
> プレゼンの練習には録画を見直すというのも、とても良いと思います。
ですね!
つるたさん、ありがとうございます。
準備に尽きると。そういえば以前にもそんな結論になりました。
◆オリジナリティある発想のために―Podcast原稿
http://blogs.itmedia.co.jp/koji/2006/07/podcast_6fde.html
◆本番で成功
http://blogs.itmedia.co.jp/koji/2006/02/post_260b.html
プレゼンは、相手の顔色をうかがいながら話や表現を変える部分もあるので難しいですね。
プレゼンではないのですが、先日Podcastの録音の際に「えー」というのが頻発で、これは引き延ばすと言うよりは話し出すきっかけを作っているように自分で感じました。
2度目以降の録音時には随分気をつけたつもりですが。録音なり録画なりして復習したり、誰かから客観的な指摘を受けるというのは効果的でしょうね。
koutaさん、コメントありがとうございます。
> プレゼンは、相手の顔色をうかがいながら話や表現を変える部分もあるので難しいですね。
同感です。エントリで引用した記事は、その「役者」パートと、進行を管理する「演出家」パートを分けて意識しているという記述が新鮮でした。
出遅れました^_^;
まさに最近“プレゼン屋”と化しているのですが、“間(ま)”は大事ですよね。どうも沈黙が苦手で、「5秒黙ったら放送事故」という感じで喋り続けてしまうのですが、発言を理解してもらいたいという意思表示としての“間”を使いこなせばと感じている今日この頃です。
1. と同じですが、「えーと」と言いそうになったら、“我慢”して黙るくらいがいいでしょうね。
「えーと問題」はプレゼンの永遠の課題かもしれません(笑)。私のこれまでの経験では、「えーと」を多発する人の半分は癖、半分は不慣れ(緊張)です。いずれのケースでも「『えーと』と言いたくなったら黙れ。間が開くのは問題ない。」と教えています。